ずーみんのはがき絵七十二候

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はがき絵いろはうた三周目(その12)

2024-02-25 00:41:39 | 日記

 今までに描いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介していくシリーズも三周目に突入しております。現代仮名遣いにない「ゐ」と「ゑ」はとばします。「を」と「ん」で始まるはがき絵もないだろうということで、一周あたり四十四作品を紹介できると思っております。

 三周目の第十二回目、今回は「あ」「さ」「き」です。

 

 

 

 

『あ』・・・アガパンサス

 アガパンサスの花を描きました。和名を紫君子蘭というそうです。ヒガンバナ科です。季語にはなっていないようですが、初夏に咲きます。「全部咲いたら描くのが厄介」と書き添えました。まだほとんどがつぼみという状態を絵にしました。

 

 

 

 

『さ』・・・さくらんぼ

 サクランボの絵を描いて「あなたと食べたい・・・」とハングルで書き添えました。「桜桃の実(おうとうのみ)」「桜桃」「さくらんぼ」は夏の季語です。主に山形県で育種が行われ、海外品種をもとに「佐藤錦」「紅秀峰」など、日本の代表的な品種が作られました。

 今から三十年以上も前、当時の職場に桜の木があって、毎年小さいさくらんぼが実りました。売っているものとは大きさは全然違いましたが、味はおいしかったです。大きな木で、高い枝に実ったものは鳥が食べ放題に食べていました。低い枝に実ったものは誰も食べないので私だけが通るたびにつまんで食べていました。おいしい思い出です。

 

 

 

 

『き』・・・麒麟

 ビールのラベルを見ながら想像上の動物である「麒麟」を描きました。書き添えてあるハングルは「私たちが好きな動物~動物園にはいないけど・・・」と書いてあります。ビールのラベルの麒麟をよく見ますと、カタカナで「キ」「リ」「ン」という文字が隠されているのだそうです。想像上の動物である「麒麟」は当然、季語にはなっていません。(ビールは夏の季語ですがw)

 キリンビールの工場を見学に行ったことがあります。青春18きっぷを使って山陽本線の万富駅で降りると迎えのバスが待っていてくれました。思っていたより楽しく、ためになりました。韓国から来ている見学者がいたので韓国語で話しかけてみました。楽しい思い出です。

 

 


愛六題(その1)

2024-02-17 09:31:42 | デザイン書芸

 一つの文字をいろいろにデザインして書いたものを集めて並べてみると新たな発見があって面白く感じたので、今回は「愛」という字を並べてみます。『愛六題』です。

 デザインした文字ははがきに書いて、ある方に宛てて送ります。するとその方がご自分のブログにアップしてくださるという仕組みになっています。ずいぶん回りくどいようですが、書いた文字を一度投函して「旅をさせる」ことが面白く感じますのと、各地の郵便局に依頼して風景印を押印してもらうという楽しみもありまして、このようなことになっています。

 

 

 

 

『愛1』 2019年5月

「天に星 地に花 人に愛」

 

 

 

 

 

『愛2』 2019年7月

「愛しているなら ささやいておくれ 甘い愛の言葉を あふれるほどに・・・」

 

 

 

 

 

『愛3』 2019年7月

「振り返るな 後悔するな ああ 馬鹿みたいに涙を 流さないで・・・」

 

 

 

 

 

『愛4』 2019年10月

「昨日初めて会って愛し合い 私たちは一つになりました 今夜誓った始発に乗って 名もない町へ出ていきましょう・・・・」

 

 

 

 

 

『愛5』 2023年2月

「そこに愛はあるんか?」

 

 

 

 

 

『愛6』 2024年12月

「生とはなんだろう 生きるとはなんだろう・・・」

 

 

 

 

 同じような文字にならないように気を付けて書いたことを思い出します。筆や用紙、技法などを変えて色々試して書いています。「愛」という字はパーツが縦に積み重なっている構造になっているので、どうしても縦長の字形になりがちです。『愛4』などはわざと横長になるように書いています。

 「かすれ」や「墨はね」、「にじみ」、「墨抜け」などがあった方が「景色」になっていい感じになることが多いです。運筆の速度で線に表情が出ることが楽しいです。

 


はがき絵いろはうた三周目(その11)

2024-02-11 13:44:02 | 日記

 今までに描いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介していくシリーズも三周目に突入しております。現代仮名遣いにない「ゐ」と「ゑ」はとばします。「を」と「ん」で始まるはがき絵もないだろうということで、一周あたり四十四作品を紹介できると思っております。

 三周目の第十一回目、今回は「こ」「え」「て」です。

 

 

 

 

『こ』・・・コンセント

 「コンセント」は和製英語で、英語圏では「outlet」と言わないと通じないと聞きました。この絵は韓国に旅行した際に、差すための穴が3つあるタイプのコンセントを見て描いたものです。ハングルで「海外旅行を実感する瞬間・・・」と書き添えてあります。日本の電気製品を使うためのアダプターを持参する必要があります。また、電圧が違うので、たいていの場合変圧器が必要です。私は安宿に泊まるので扇風機のための延長コードも持って行きます。これがあると風呂場で洗った服を部屋に干して乾かすのに便利です。

 

 

 

 

『え』・・・えごま油

 えごま油には亜麻仁油と同様、「オメガ3脂肪酸」が含まれていて、積極的に摂取するのがいいと言われています。健康効果を期待して買ってはみましたが、結構お高いです。

 

 

 

 

『て』・・・テレビクルー

 ハングルで「テレビに出演しました」と書きました。韓国のMBCテレビの取材を受けて「江原365」という番組に出演したときの思い出を絵にしました。インタビューに応えたり、ご当地の民謡を歌ったりと、なかなかの活躍ぶりでしたw 江原道旌善でのできごとです。


逢六題(その1)

2024-02-04 10:33:20 | デザイン書芸

 「風」や「月」といった文字をいろいろにデザインして書いたものを集めて並べてみると新たな発見があって面白く感じたので、今度は「逢」という字を並べてみます。

 デザインした文字ははがきに書いて、ある方に宛てて送ります。するとその方がご自分のブログにアップしてくださるという仕組みになっています。ずいぶん回りくどいようですが、書いた文字を一度投函して「旅をさせる」ことが面白く感じますのと、各地の郵便局に依頼して風景印を押印してもらうという楽しみもありまして、このようなことになっています。

 作品についている番号は文字を書いた順番です。投函して発表した順番と違っています。日付順に並んでいないのはそういうわけです。

 

 

 

 

 『逢1』 2022年8月

 「この風塵の世に出逢い お前の希望とは何なのか・・・」

 

 

 

 

 

 『逢2』 2019年3月

 「今すぐ逢いに行きたい」

 

 

 

 

 

 『逢3』 2019年4月

 「君と出逢った幸福」

 

 

 

 

 

 『逢4』 2019年4月

 「この風塵の世に出逢い お前の希望とは何なのか 富貴と栄華を享受すれば 希望は叶うのか・・・」

 

 

 

 

 

 『逢5』 2019年5月

 「夢で逢いましょう 夢で逢いましょう 夢で 夢で 君も 僕も 夢で逢いましょう」

 

 

 

 

 

 『逢6』 2019年5月

 「君は僕から遠く離れているから 逢いたくなったらまぶたを閉じるんだ 夢の中で逢おう」

 

 

 

 

 同じような文字にならないように気を付けて書いたことを思い出します。筆や用紙、技法などを変えて色々試して書いています。『逢2』『逢3』『逢5』のように、用紙をはみ出して書くこともありました。最近ははみ出して書くのはやめています。

 「かすれ」や「墨はね」、「にじみ」、「墨抜け」などがあった方が「景色」になっていい感じになることが多いです。運筆の速度で線に表情が出ることが楽しいです。