CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-064「ミッシング・チャイルド 呪いの十字架」(アイスランド)

2018年03月07日 01時33分38秒 | アイスランド映画
緑の潜水艦に隠れてる
 精神医学者フレイルが老婆首吊り事件の捜査をしていたところ、老婆が3年前に失踪した息子について執拗に調べていたこと、周囲で老人の不可解な死が相次いでおり、その死んだ老人たちには秘められた忌まわしき過去があったことが判明。
 彼が働く病院の向かいの島では、ある夫婦と未亡人が古い家を改装しホテル開業に向け準備をしていたところ、何かに襲われる。自分たち以外誰もいないはずではあるが、何かがいると確信する3人。しかし迎えの船を呼ぶことができず島に取り残されてしまう。
 老人たちの不可解な死と、3人を襲う何か。
 一見無関係に思われたこれら2つの奇怪な出来事は、60年前に消えたある少年を通じ複雑に絡み合っていた。(「KINENOTE」より)


 凍てついたような風景の中で展開する物語。
 どこの映画だろうと思っていたら、アイスランド映画だったんだな。


 老人の不可解な連続死を何故か刑事と一緒に捜査する、精神科医のフレイル。
 そのフレイルは、3年前に幼い息子が行方不明となり、いまだ発見されずにいる。

 一方で一組の夫婦と友人の女性が、町の外れにある古い家を購入し、民宿へ改装しようと準備していた。

 フレイルの捜査と、町の外れで過ごす3人の姿が交互に映し出されていく展開。


 老人の連続死を捜査していくうち、60年前に消えた少年にたどり着くフレイル。
 更に時折、息子と思しき少年の姿を見るようになる。

 また、古い家で過ごしていたカトリーンも近くに墓地を見つけてから、少年の姿を見るようになり、恐怖に怯える。

 そして、最後にはフレイルの捜査と、行方不明になっていた息子、そしてカトリーンたちの身に起こったことが繋がっていく。

 並行して進む話は、同時間の出来事なのか、気になるところだったな。


 ホラー・テイストの作品で、少年の霊らしきものの姿が現れ、驚かされる場面は多少。
 しかし、大きな音などで驚かせるようなところも少なく、どちらかと言えば、静かに真実へと迫っていく感じだったな。

 60年前の少年の失踪が、それぞれの事件に絡んでいたことは判ったが、それが死を引き起こすハッキリとした理由は判りづらかったかな。

 クライマックスからラストは、ちょっと都合良く展開したかなという感じはしたが、その真実が気になる展開のホラーだった。

/5

監督:オスカー・ソール・アクセルソン
出演:ヨハンネス・ハウクル・ヨハネッソン、アンナ・グンディス・グームンドスドッティル
    オーグスタ・エヴァ・アーレンドスドーティル
    ソール・クリスチャンソン、サラ・ドック・アースゲールスドッティル
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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