CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-089「裸の天使 赤い部屋」(日本)

2021年06月12日 22時14分13秒 | 日本映画
鶏も恋愛するのかな?
 不動産会社を経営する松永には、週に一度、社長という社会的地位も肩書も忘れて過ごす秘密の隠れ家があった。
 ある夜、松永はそこで“文子”という少女に出会う。その不思議な魅力に惹かれた松永は、いつしか秘密の場所で文子と深い関係に落ちていく。
 しかし、松永の前に“文子に会うな”と告げる謎の男が現れる。文子に隠された秘密とは?(「KINENOTE」より)


 江戸川乱歩の「畸形の天女」を原作に、現代を舞台にアレンジしたというエロティック・サスペンス。

 「赤い部屋」のシリーズ第2弾ということであるが、第1弾となる「メビウスの悪女 赤い部屋」は残念ながら未見。

 監督は、これまで「失恋殺人」「D坂の殺人事件」など江戸川乱歩の小説を原作とした作品を撮り続けている窪田将治。

 顔を隠した者たちの集い、〝赤い部屋〟で松永と名乗る、不動産会社社長が語り始める不思議な話。

 一週間に一度過ごす、かつて住んでいた家で、文子という少女と出逢う松永。

 そんな文子に徐々に惹かれていく松永は、週に一度の逢瀬を重ねることにする。

 非常に男、ジジイからすると羨ましい話ではある。

 しかし、そんな羨ましい状況の中で、謎の男から、文子には会うなと半ば脅される松永。

 果たして、謎の男の正体は。文子との関係は?

 
 初老の男と少女の恋の顛末を描いた話で、そこに謎の男が絡み、ややサスペンスっぽくなっている感じ。

 少女も謎の存在で、もしかすると現実の存在ではないのかとも思わされる。

 松永は、赤い部屋で話を語っているので、とりあえず無事なんだろうなとは予測される。

 謎の男と文子の行き着く先に関しては、サスペンス色が強くはなり、更に最後に松永が取った行動もサスペンスではあったな。

 それにしても松永にとっては都合の良い話、展開であったな。

 もう少し、盛り上がり、緊迫感が欲しかったかな。

/5

監督:窪田将治
出演:木下ほうか、中山来未、柳憂怜、波岡一喜、草野康太、仁科貴
於:シネマート新宿

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