CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-014「リベンジャー 処刑人」(フランス)

2018年01月13日 13時29分55秒 | フランス映画
殺人は罪だ、しかし殺す相手による
 元麻薬捜査班の刑事フランク・ベリアは、正義の名のもとに犯罪者を処刑する裏稼業をしながら暮らしている。
 そんなある日、彼の元にカミーユと名乗る魅力的な一人の女が現れる。彼女は1年前に消えた妹パトリシアについて調べてほしいと仕事を依頼。だがこの依頼を受けることは、無情で危険な一味との過酷な戦争に突入することを意味し、帰り道はないことをフランクは知っていた。
 ためらいつつも承諾したフランクは、暗黒街を牛耳る強大な麻薬王一味のエリック・バンドーを追跡。彼がパトリシアを惨殺したことを突き止める。激しい闘いの末、エリックを殺害したフランク。
 やがて、残虐なアンテック・バンドーとの血で血を洗う殺戮と死闘が幕を開ける。(「KINENOTE」より)


 刑事のフランク・ベリアは、捜査中に容疑者を殺害し、6年間の刑務所暮らしの後、犯罪者を処刑する裏家業をしながら暮らしている。

 そんなフランクの元にカミーユと名乗る女性が現れ、1年前に行方不明になった妹、パトリシアの行方を調べてほしいと依頼してくる。

 パトリシアが関わっていたのが、麻薬王の一味、バンドー兄弟の弟、エリック。

 最初は依頼を断るフランクであったが、悪人への怒りを抑えきれず、引き受けることに。

 
 正義の名の下に裁きを下す裏家業の男と、暗黒外を牛耳る麻薬王一味との対決を描いたノワール・アクション。

 法では裁けぬ悪を斬る、というような感じの話で興味深いところはあったな。

 それにしてもフランクが全く感情を露わにせず、冒頭、刑事として犯人を追い詰めながら、射殺するというシーンもやおら唐突な感じを受けたな。

 その後、バンドー兄弟との対決でも、危機に陥っているが、本当にピンチなのか、何か目算があるのか、図りかねるところがあったな。


 パトリシアはエリック・バンドーによって殺されたことが判明し、フランクはエリックを殺害。

 しかし、エリックの兄、アンテックがそのことを知り、フランクを追い詰めてくる。

 フランクに手を貸した者たちが、アンテックとその手下によって惨殺される中、果たしてフランクはアンテックを倒すことができるのか。

 フランクのほとんど無表情で感情を見せないところは、クールではあるが、ちょっと気になるところ。
 復讐モノとしての面白さはある作品だった。

 ラスト・シーンの展開は、ちょっと意外だったな。

/5

監督:ステファヌ・ロケ
出演:ジャン=イブ・ブルジョワ、マリー・デルマ、エマニュエル・ボナミ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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