CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-170「FARANG ファラン」(フランス)

2024年06月06日 00時13分01秒 | フランス映画

一体何をしたんだ

 地元の裏社会から逃れ、タイの美しいビーチへとたどり着いたフランス人の格闘家サムは、現地で出会った妻のミアと娘のダラとともに仲むつまじく暮らしていた。

 ホテルのポーターとして働く一方で、家族のため、そしていつか自分の店を持ちたいという夢のため、ムエタイのファイターとして危険な賭け試合に出場するサム。しかし、よそ者であり、すねに傷を持つ彼にとって、成功を収めることはなかなか難しいことだった。

 焦ったサムは同じフランス人の男ナロンからある仕事を引き受けるが、そんなサムを思いがけない残酷な運命が待ち受けていた。(「作品資料」より)

 

 妻を殺され、娘を連れ去られた男の復讐を描いたハードコア・アクション。

 フランスで麻薬の取り扱いで収監されていたサムは、仮出所すると昔の仲間には関わらないようにしていた。

 しかし、裏社会の者たちはサムを見逃さず、襲撃してくる。

 サムは襲ってきた者たちの1人をビルから蹴り落としてしまう。

 その男が死んだかどうか定かでないまま、時は5年が過ぎ、サムはタイで妻のミアと幼い娘、ダラと共に幸福と思える日々を過ごしている。

 仮出所の身で、どうやってタイに飛んだのかはよく判らなかったな。

 サムはミアが店を開きたいと思って購入しようとしていた土地を更に高値で買い取った男、ナロンに直談判し、彼が申し入れてきた仕事を引き受けることに。

 しかしその結果、ミアが殺され、ダラが連れ去られてしまう。

 一命を取り留めたサムは、ダラを取り戻すため、ナロンの行方を追う。

 あとはサムの復讐による容赦ない暴力が繰り広げられる。

 サムはムエタイのファイターということもあり、闘いには自信があるよう。

 アクション・シーンはかなり壮絶で、容赦ない人体破壊描写も続いていく。

 腕をナイフで刺し貫かれながら、それを武器にして相手を倒すという展開まである。

 そもそもナロンは、サムをはめたのか、それとも尻尾切りにしたのか、ハッキリしなかったが、最後にナロンの目的が明らかになる。

 こうなると、サムの闘いはまだまだ終わらないんじゃないかと思うな。

 ストーリーは王道的ではあったが、これでもかという人体破壊を織り込んだアクション・シーンは惹き込まれるもののある作品だったな。

/5

監督:サヴィエ・ジャン

出演:ナシム・リエス、ヴィタヤ・パンスリンガム、オリヴィエ・グルメ、ロラン・ヌネ

於:新宿ピカデリー


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