当世・服飾ファッション・よもやま話  UP TO DATE FASHION NEWS

目に映る当世ファッション状況を感じたままお知らせします。このサイトのファッションは服飾に限ります。インフレファッションへ

ネオ・ニュー・新ファッションは何時に。

2010-02-08 | Weblog
昨日の最終章「早い」「安い」「みんな同じ」ファッションは
近代経済学理論に基づく発想の行き着く先になるのですが
その筋書き通り(教科書通り)にならないのが不可思議でおもしろい現実。
所詮、理論は後理屈。
「現場で事件」が当然、先行・潜行しているのです。
もしファッション界で生息しているのであれば、
(アパレル・デパート仕入担当者などの皆様は特に)
新たなおしゃれな筋書きを描かなければなりません。
「ファッション雑誌ぺらぺら、こんなものだろう。」から脱却し
新たなページをお造り下さらないと・・・・・。
でなければ、ネオ・ニュー・新ファッションは訪れようがありません。
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経済合理性の申し子、ファスト・デフレファッション

2010-02-07 | Weblog
近代経済学は消費者にとって「限界効用逓減の法則」が原則で
現在経済学は供給者にとって「限界効用逓増の法則」を貫かないと
「経済合理性」のゲームの敗者になってしまう事。
今現在の世は経済合理性を貫徹し続けないと企業・団体としての存在が
危うくなってしまうのが現実・・・。
グローバル経済・利益獲得ゲーム(戦争)の行く末は
各業種の市場制覇№1の企業・団体だけの存在に(最終勝者)・・・・・。
最終章「早い」「安い」「みんな同じ」ファッションの出来上がり。
ここで、初めて新たなファッション世界が出現するのです。
この物語は当に最終章の途中で現在進行形。
これが近代経済学理論に基づくグローバルなデフレファッション。
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誰かの思惑(神の見えざる手)が個々人の自己顕示?

2010-02-06 | Weblog
デパートの売上高減の原因の一つとされる多元的趣味趣向性。
それについては、1/28投稿で否定をしました。
趣味趣向が多様的と言われる主因はアメリカ文化導入により
「家」「家族」集団が「パーソナル(個人)」に分断された故。
この現象を捉えて「誰かの思惑(神の見えざる手)」が
そのように情報宣伝・説明をしないと辻褄が合わないから。
あたかも個々の皆さんが多趣味なのですよと思わせないと
誰かの思惑(神の見えざる手)にとって都合が悪いのです。
もし、真の意味で個々人が多趣味・多趣向の存在であったなら
「WINDOWS」「GOOGLE」が世界を席巻しませんし
子供達は親・知り合いとの無会話「ピコピコゲーム」に興じません。
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「人は常に経済的・合理的に行動する。」?

2010-02-05 | Weblog
概して近代経済学の理論は各種規制条件を元に論理展開を図ります。
ケインズの「雇用、利子及び貨幣の一般理論」での乗数効果理論は
「不完全雇用」が前提条件になっています。
マクロ経済学では不完全雇用にも色々定義がありますが・・・。
「完全雇用」と言う現実が未だかってこの世に有った事実なんて・・・。
故にケインズのこの前提は問題はないのですが、
近代経済学の一番の問題点は、
「人は常に経済的・合理的に行動する。」と言う命題を掲げている事です。
少なくても日本に於いてはこの命題はいたって不確実。
もし「誰かの思惑通り」常に人が経済的・合理的に行動しているなら
「宵越しの金を持たない。」と言う「粋」の概念は存在しません。
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シャネルとファストファッション

2010-02-04 | Weblog
女性をコルセットから解放させたシャネルは
素材でも新提案を成し遂げました。
その素材はジャージー。
「薄くて、動きやすく、廉価。
これにファッショナブルな要素を組み入れた服。」
このフレーズは現在、世を席巻しているファストファッションと
何も遜色がありません。
ファストファッションは1920年ファッションのリニュアル。
一本の糸を編み上げ裁断し縫い上げた、カット・ソー。
レギンス&ショートAラインワンピーのコーディネイトファッションの創出?
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一般理論とシャネルスーツ

2010-02-03 | Weblog
ソフト無し由、乗数効果を生む土壌でない日本。
これではデフレファッションが日本全土を駆逐し続ける事必定。
当分楽しめそうです???
ケインズ(イギリス財務大臣)が「雇用、利子及び貨幣の一般理論」(1936年)で
有効需要創出し大不況に「さよなら」しようと考え出した方策を
殆ど化粧直しせず、未だに踏襲し続けるようでは
政策担当者の時代ファッションセンスを疑ってしまいませんか・・・・・。
シャネルがうざったい(彼女の思い)コルセットから女性を解放し、
創造したシャネルのスポーティスーツ。
これはケインズの一般理論よりも早く発表されています。
ファッション業界人はこの古典を100年近く、
手を変え品を変え、新モデルを創作し続けているのです。
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ハードありのソフトなし。

2010-02-02 | Weblog
昨日、仏政府のパリ衣装店協会への財政支出(投資)で乗数効果を
さらっと述べました。
このモデルと前自民党政府が行った需要増狙いの「箱物への財政支出」とは
全く異なります。
確かに立派な建物・道路を作る事により建設土木業者、
及び、素材供給メーカー等の所得は増加します。
しかし、その投資は日本の場合、次の投資を中々生まないのです。
その不似合いな建物・道路を利用して
新しい需要を創造する企画・仕事が前提とされていないから・・・。
これがハードウェアーがあってソフトウェアーが無いと言われる由縁。
C.P.U.と O.S.ソフト+AP.ソフトが揃わないと
確かコンピューターは動作しないのですよね。
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乗数効果は投資が投資を呼ぶかけ算ゲーム

2010-02-01 | Weblog
前回で消費性向は納得して頂いた筈。
もう一つの「乗数効果」。
これはフランス政府の例で見ると分かり易い。
フランスは自国の服飾産業を育成・援助しています。
洋服に興味がある方々であれば誰しも一度は憧れる?
「オート・クチュール(haute couture 仏語)」=パリ衣装店協会加盟の店。
仏政府がオート・クチュール協会に財政援助(投資)をする。
その投資で協会は
A「広告・宣伝」・・・・・この業界の所得アップ
B「素材メーカ育成」・・・同上
C「縫製業界育成」・・・・同上
D「次代の人的育成」・・・同上
E 更にランウェイ会場インテリア改装請負業者らの所得アップ
等々連綿とクチュールに関連するありとあらゆる業界の方々が潤う事に。
ここで終わるとただの「波及効果」ですが、
A~E・・・の所得アップされた方々が吝か背伸びして
クチュールを購入された場合はパリ衣装店協会加盟の店の所得増へ。
この倍々ゲーム(かけ算)が「乗数効果」。
乗数効果は投資が投資を呼ぶ「理論上」の効果に。
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