goo blog サービス終了のお知らせ 

旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

おのれまたおのれに問うて春の闇

2010-04-19 23:10:05 | 日々雑感
頭から離れない。この句。

     おのれまたおのれに問うて春の闇   (森澄雄)

今年1月、ハイチで巨大地震が発生。死者20万人超。今月16日には、復興支援に当たっていたスペイン軍のヘリが墜落、4人死亡。

2月には南米チリで地震。それによる津波で三陸地方は被害を受けた。

14日(水)には、アイスランドで火山が噴火。今も続き、ヨーロッパの空港の閉鎖に伴い、世界中の空港は機能停止。行き場のない足止め客は、空港ビル内に・・・。

同じ日、中国チベット自治区(青海省)で巨大地震が発生。生き埋め多数。一方では上海万博の開幕を間近にし、景気は沸騰。

17日(土)は、我が町で桜まつりだというのにかなりの雪が降った。

18日には、大崎市長選挙があり、現職が当選。市民病院移転反対を訴えた2人の候補者は敗れた。その票数は合わせて約4万。移転推進の当選者の方は約3万4千。民意とは何?
なぜ共倒れを?

大食漢のネコ君は、東京の主人のところに帰っていった。残った我が家のネコ2匹は、寝息を立てて安眠。

やっぱり、「おのれまたおのれに問うて春の闇」。

(注)
句の作者が意図するところは、別のもの。この句のすぐ前には次のように記されている。
「そこにある大きな自然からそのまま句をもらい、頭を使わない。老子の言う「無為自然」がいちばんいい。俳諧はもともと大きな遊び、虚空の遊び、その自由をぼくは楽しんでいる。」   森澄雄『俳句燦々』(「私の履歴書」から抜粋)



コメントを投稿