旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

切込焼を見たさに芹沢介美術工芸館に

2008-09-07 21:10:26 | 映画・芸術・芸能
      

三彩の切込焼が展示されているというので、東北福祉大学にある芹沢介美術工芸館に行ってきた。

あった。工芸館の一階の右側に。それも三彩の六角、八角の皿、輪花鉢、二彩の盃、染付の徳利や皿などが。どれもが、大胆な図柄でありながら繊細で優美。すばらしい!! 焼き物にうとい自分でさえため息が出てくる。

      
※そのひとつを紹介。他の作品は、工芸館のサイトの方でごらんください。
  芹沢芹沢介美術工芸館は → こちら(作品は拡大して見ることができます。)

      


切込焼は、宮城県を代表する伝統工芸品に選定されている磁器。陶芸では、ほかに堤焼があるのみ。ただし、堤焼は陶器。ここ工芸館もこの2つの焼き物が向かい合うように展示されている。

ところで、堤焼はまさに仙台城の足元で作られてきた。一方、切込焼は城下から北西にずっと離れた宮崎の奥「切込地区」で焼かれてきた。

磁器であることに伴う創作の苦労は大変なものであったろう。特に、厳しい寒さの冬は、釜焼き前の乾燥時に凍結しないようにしなければならない。もちろん釜焼き用の木材の確保、陶土をこねる凍える手、雪に埋もれ活動が制約されるなどなど想像するに難くない。

こうした思いで三彩の色鮮やかな作品を眺めていると、ジーンと感傷的になっていく。でも、それもまた好きだ。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (出人)
2012-03-25 21:30:23
はじめまして。これってチケットの画像ですね。うちのブログの記事に転載させてもらえませんか?
返信する
ご使用OKです (やまぼうし)
2012-03-26 23:31:52
出人さん、はじめまして。チケット画像です。ご使用いただいて構いません。
返信する

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