
7月12日(土)~13日(日)にかけて、岩手県の3山に登ってきた。
初日の午前は五葉山、午後は六角牛山、翌日は姫神山。
このいずれも東北百名山の一つに位置付けられている。
五葉山(1341.3m)は、県立自然公園に指定され、「山名は旧藩時代に伊達藩直轄の山で桧など林産資源を保持する「御用の山」から転化されたともいわれる」とガイドブック『岩手県の山』(山と渓谷社)では紹介している。
この山は、シャクナゲとツツジで知られる花の名山。
毎年この時期の日曜日には「シャクナゲの観察会」が開催される。
今回は、その前のあまり賑やかにならないうちに楽しんで来ようと考え登ってきた。
仙台の我が家を午前3:30に出発。
ガソリンスタンドで給油、東北道を北上、水沢ICを下りて登山口のある釜石市境の赤坂峠へ。
到着は7:00を少し過ぎていた。
けっこう広い駐車場には、わが車を含めて4台。
登山口の鳥居で一礼し、歩き開始は7:15。

▲赤坂峠登山口

▲鷹生ダム方角(ダム湖手前側の斜面には大規模な太陽光発電施設が建設中)
乾いて歩きやすい道を行くとウツボグサがきれいに咲いている。
(ヤマツツジやレンゲツツジはだいぶ前に花が終了)

▲ウツボグサ
やや広い「賽の河原」という場所に出る。

▲賽の河原

▲五葉山方角の眺望
さらに先に進むと、「畳石」に着く。
ここも広場になっていて、ベンチも置かれている。休憩にはもってこいの場所。

▲畳石

▲マルバダケブキ
奥に進む道には鳥居が建てられている。
一礼し、ミズナラの木立の緩急の道を登って行く。

7合目は、やや開けている。

▲7合目
鎮座する小社の脇を通り進むと、大岩の根元にまた小さな社が置かれてるところに着く。
ここでもお参り。



▲8合目
道の両側にシャクナゲの花が見えて期待が高まってくる。
ハクサンシャクナゲは、満開をチョット過ぎたあたりか。
それにしても、葉の大きい大株の一大群落には驚かされる。
生育環境の適合の良さ。
しばしの間、花に見とれて時間を過ごす。



石楠花荘に着いたら先行の団体さんが休憩中だったので、立ち止まることなく山頂の方角を目指す。

▲石楠花荘

シャクナゲを眺めながらほどなくして背丈の低い笹原に出る。
先には、日枝神社。
ここでもお参り。

▲日枝神社
五葉山山頂には、神社に立ち寄らなかった先ほどの団体さんが賑やかに談笑中。
当方は、静かになったら戻ってこようとこの先にある「日の出岩」に向かう。

▲日の出岩に向かう途中に振り返った山頂方向

▲日の出岩手前のコメツガ原生林
この「日の出岩」は、岩根に置かれた小社側はもちろんのこと、その裏側の大岩上からの眺望は絶景。
(右側に回ると大岩に登ることができる。)
団体さん達は山頂からすぐ戻ったが、なんともったいないことか。
わたしにしてみれば、五葉山登山の醍醐味は日の出岩にあるとも思えた。







山頂に戻り、写真をとってただちに日枝神社まで移動。
鳥居前でやや長めの休憩。

▲五葉山山頂

▲鳥居前からの眺望(右稜線上に山小屋らしきもの)

▲ズームしてみたら岩山(黒岩?)
次から次に、単独、グループ、家族連れなどが登ってくる。
気温が高めで汗ダラダラの歩きだったが、とても楽しい時間を過ごすことができた。
登山口戻りは11:20.

▲満杯になった駐車場(トイレは右側木立の中にあり)
午後に登った六角牛山(遠野市)、翌日の姫神山(旧玉山村・現盛岡市)については、別に紹介します。
※今日のコース

※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます