旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

柿の花が咲いた

2006-06-18 00:56:49 | 花鳥風月
柿の渋味の原因は、正確にはタンニン性物質(シブオール)。このシブオールが消えるか、あるいは水溶性から不溶性になると渋くなくなる。口に含んだときに水分(唾液)に反応し、渋が溶け出すので渋柿というわけだ。


 その渋柿も渋抜きすると甘くなる。その代表的な方法に、炭酸ガスを使うものとアルコール(焼酎)を使う方法がある。酒のすごい効能である。

 ところで人の性格だが、人生経験で得た渋みを残しつつも、アルコールで丸みを帯び、甘くなってくるというのであればけっこうなことではあるが、そうはいかないようだ。

 自分も長年、日本酒、焼酎、ウイスキーなど飲んできたが、いっこうにそうならない。かえって偏屈さだけが増してきたようである。

 渋抜きもあまり長いこと、それも“チャンポン”でやりすぎると完熟を通り越して腐ってしまうということか。

 近所の庭に柿の花が咲いた。


【鳥取柿物語】http://www.pref.tottori.jp/shijou/taste/f-information/kaki/kaki.htm
 このサイトにアクセスするのも面倒だという方のために、抜粋コピーを添付します。
○炭酸ガス脱渋
市場出荷されている渋柿でも用いられている最も一般的な渋抜き方法です。柿とドライアイスを一緒にビニール袋に入れて封をします。3~4日で渋が抜けます。産地では柿10kgに約200gのドライアイスを入れています。

○アルコール脱渋
焼酎をヘタの部分に塗り、ビニール袋に入れて封をします。4~5日置くと渋が抜けます。アルコールの風味が出て更に美味しくなります。


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