【絵に描いた餅(実際には役に立たないこと)】
●真っ赤な誤用
「こんなもの全く役に立たないよ。『絵に描いた餅』じゃ
ないか」
「いや。ピカソが描いた餅だったら、ものすごい値段に
なりますよ」
ピカソが描いた餅の絵を売れば、本物の餅が少な
くとも1万個は食べられそうですね。
【絵に描いた餅(実際には役に立たないこと)】
●真っ赤な誤用
「こんなもの全く役に立たないよ。『絵に描いた餅』じゃ
ないか」
「いや。ピカソが描いた餅だったら、ものすごい値段に
なりますよ」
ピカソが描いた餅の絵を売れば、本物の餅が少な
くとも1万個は食べられそうですね。
【うんともすんとも(全く返事のない様子)】
●真っ赤な誤用
「プレゼントを送ったんだが、『うんともすんとも』言
ってこないんだ。本当に無礼なやつだよ」
「でも、『うん』とか『すん』とか言ってきたら、もっ
と無礼なやつだと思いますよ」
どちらがましかは、意見の分かれるところですね。
【人を見たら泥棒と思え(他人を軽々しく信用してはいけな
いということ)】
●真っ赤な誤用
「いいですか。『人を見たら泥棒と思え』というぐら
い用心してくださいね」
「えっ。ひょっとして、おまわりさんも泥棒なの?」
「おまわりさんだけは例外です」と必ずつけ加え
ておく必要があるようです。
【一巻の終わり(物事の結末がつくこと)】
●真っ赤な誤用
「ここにきてあのミスを仕出かすだなんて、あいつも
『一巻の終わり』だな」
「えーと、二巻はいつ始まるんですかねえ?」
考え方によっては、希望が生まれるものです。
【煮て食おうと焼いて食おうと(気のすむように。どんなひ
どい扱いを受けようとも)】
●真っ赤な誤用
「『煮て食おうと焼いて食おうと』、あの店の料理はど
れもイマイチなんだよなあ」
生が一番いいのかもしれませんね。
【棚上げにする(問題解決を一時保留にしておくこと)】
●真っ赤な誤用
「この問題は、しばらく『棚上げにして』おこう」
「いや、『地中に埋めて』おいた方がいいよ」
どちらにするか、結論を出すのはもう少し時間
が経過してからの方がよさそうです。
【お天気屋(気まぐれで、気分が変わりやすい人)】
●真っ赤な誤用
「川合さん、今度は気象予報士を目指すんですって。
彼女、ホント『お天気屋』なんだから」
機嫌のいい時は、「晴れ」の予報を出す確率が
高いのではないでしょうか?
【苦肉の策(苦しまぎれにひねり出した策)】
●真っ赤な誤用
「『苦肉の策』がないかと言われましてもねえ。実は、
私、ベジタリアンなんです」
ひょっとして、苦い味のする肉があるのかもし
れませんね。
【頬を膨らます(不平・不満を顔に出すこと)】
●真っ赤な誤用
「『頬を膨らます』ほどたくさんの料理が食べられて、
大満足だったよ」
頬と同じぐらい、お腹も膨れたのでしょうね。
【石橋を叩いて渡る(用心を重ねて慎重にやること)】
●真っ赤な誤用
「いいか。今度やる時は、『石橋を叩いて渡る』んだぞ」
「えっ! 石橋くんに暴力を振るったりしたら、えらい
ことになりますよ」
誤解を招かないためには、正確に「石の橋」と言
うべきでしょうね。