【畳の上で死ぬ（事故死や変死ではなく、普通に死んでいくこと)】
真っ赤な誤用
「できることなら、『畳の上で死にたい』わねえ」
「そんなこと言ったって、おたくは全部洋室なんで
しょう？」
リフォームする必要がありそうですね。
中日新聞プラスというＨＰの「達人に訊け！」と
いうコーナーで、「寒来光一のお気楽悩み相談室」
の連載を始めることになりました。
月２回程度の更新です。
ぜひご覧ください。
http://chuplus.jp/blog/list.php?category_id=560
１日１万歩。「３歩進んで２歩下がる」のペースで
いくと、何と５万歩も歩いたことになってしまうの
だからびっくりである。
蒸し暑さが半端ではありませんね。
扇風機もすでにフル回転です。
【牛を馬に乗り換える（自分に好都合なものに乗り換えること)】
真っ赤な誤用
「バカな男がいたもんさ。『牛を馬に乗り換えて』
落馬したっていうんだからな。ハハハ……」
それもちゃんと計算済みのことなのかもしれません。
都議会議員が、舛添都知事へ「出処進退を明ら
かにせよ」と迫るのは、どうも違和感がありま
す。
だって、知事は「都民のために頑張りたい」と、
明らかにしているじゃありませんか。
はっきりと「辞職しなさい」と言うべきでは？
「もしもし、私だけど……」。妻が時々、こんな電
話をかける。「私と言わずに、名を名乗れば」と言
うのだが、「私は私よ」と言って取り合ってくれそ
うにない。
毎日、舛添劇場が開かれていますが、主役のせり
ふはいつも同じ。
観客が眠ってしまわないような舞台にしてほしい
ものです。
【裏には裏がある（事情が複雑に込み入っていて、分かりにくいこと)】
真っ赤な誤用
「この事件は、案外ややこしいぞ。『裏には裏が
あり』そうだ」
「じゃあ、『表には表がある』んですね」
それがないかもしれないから、ややこしいんです。
舛添都知事の会見、チェックする人とされる人が
並んで座っているという、何とも不思議な感じで
した。
第三者というからには、せめてもう少し知事と距
離を空けて座るべきではないでしょうか。
バスや電車では、スマートホンをいじくっている人
が圧倒的に多い。私はスマホを持っていないので、
本を読んでいるうちにうたた寝するか、窓の外の景
色を眺めるか、またはスマホをいじっている人を観
察するかのどれかである。さて、どちらが有意義な
時間を過ごしていると言えるのだろうか？
雨が降ると、今まで存在感のなかったアジサイの
花が、俄然輝いて見えます。
【台風の目（激しく動いている物事の中心となる人物や勢力のこと)】
真っ赤な誤用
「あの人は『台風の目』みたいで、とても物静かな
んだ」
取り巻き連中に、荒れ狂った人が多いのかもしれま
せんね。
７歳の男の子、無事に見つかって本当に良かった
ですね。
日本中で、ホッとした喜びの声が聞かれたことで
しょう。
「息子が警察にご厄介になっていて……」。息子が
警察に勤めているからといって、こんな言い方をす
ると誤解を招きそうなので、やめたほうがいい。
タンポポの綿毛が、ふわりと飛んでいます。
何とも言えないのどかな光景ですね。
【脱帽する（尊敬すること)】
真っ赤な誤用
「あいつはやっぱりすごいなあ。もう『脱帽』だよ」
「あれ？ 先輩、帽子なんか持っていましたっけ？」
帽子がないのなら、脱靴下をしたらどうでしょうか。
今日から６月。
カレンダーをめくると、気が引き締まりますね。
