悪魔と踊ろう

犯人は警察幹部の親類だった。身内をかばう獣道で、犯人を割り出した警察官は、ミミズのように蒸し込まれた。ここは日本か?  

警察の腐敗・・「悪魔と踊ろう」 ~尋問の儀これあり~

2008年02月25日 04時39分22秒 | 悪魔と踊ろう  vol 3-1~2
          ●悪魔と踊ろう  vol 3-2            裏帳簿








まずは現物から御覧いただきたい。

“裏帳簿”とは、お気づきの様にホントのことを書いた帳簿だ。             

表向きは、正当に予算が処理され正しく「県の金」が使われているが、
現実は全く逆で署長個人の懐に入っている。

                “警察名物”・“裏帳簿”の一部。
                           極めて小さな、ささやかな一枚である。



                                                                           


  これは、平成7年3月の時間外勤務計算表である。

高知県の予算の一部を、警察官やその他の公務員が時間外勤務した場合、

県から支給されるものである。

それぞれの警察署には月額いくらの時間外手当の金額が決まっている。
警察官以外の公務員は、それ程多くの時間外勤務はないでしょうが、

いざ事件が発生して深夜まで働いても警察官の場合は、
実際働いた時間の1割か2割ぐらいあれば良い方で ~3割あれば御の字である。

その上に、ここに書かれてある様に署長が自分の懐に入れていたのでは、

いくら県から支給されても一般の警察官には回ってこない。

          まるで北朝鮮に送り込まれる援助物資の様に、
                           下に届くまでに何処となく消えている。
 


 時間外勤務手当の割り振りは、署長・次長(副署長)に任されている。

この2人が、独断と偏見で署員を監察し、それぞれの警察官に支給されるわけだ。

同じ仕事をしても上から、にらまれているヤツは、もらいが少ない。逆もまた正なり。

普段からゴマのすりかたが上手なヤツは、破格の金が入る場合もある。

また、その様な駆け引きはせず、正直にくれる人、自分が取る人、様々な人間模様が

超勤一つにも物語れる。              

  早い話、程度の低いサルの惑星だ。



         

       それでは、「でじめ」ではなく「レジュメ」の時間外勤務計算表をご覧下さい。

            一次調整の欄、次長(副署長)の欄には  250、000円 の持ち金がある。


その全てをそれぞれの職員に配り、本人(次長)は0円、全く取ってない。

自分は、まったく取ってないのだから、たいしたもんだ。エライ

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  次に、2次調整の欄、署長の欄をご覧下さい。これが一眼国の1つ目カラスだ。


                  署長には   279、000円 の持ち金がある。

                      ~その下をよく御覧にならなくても、~全部 0が並んでいる。
 


つまり、誰にもやらず全部自分が取っている。

これは、明らかに横領罪である。
息子がダム工事現場で横領したのと同じ事をオヤジがやっている。

ただ息子と違うのは、
オヤジの署長様は、宿毛署にいた3年間の長きに渡り、横領を継続したのが違うだけだ。

裏帳簿は会計係のロッカーに仕舞われているが、
刑務所から出てきた盗人様と仲良しになったら、

鍵の1つぐらいはいつでも開ける。

会計係は、こんな裏の世界で署長様と一緒に暮らしているんだから、

待遇がいいはずである。

腕の良い裏金造りの職人さんがゴマスリなら、署員の給料はダウンして、裏金の金額が上がる。
 
当たり前の図柄に、異議を申し立てる職員は反逆者であり、組織の敵だ。
即座に抹消され、まったく存在感の無いゴミ箱へ吹き飛ばされる。

~全て、このリズム。

親が親なら、子供も子供。
この当時~酒の肴になった笑い話が流れていた。

 宿毛警察署は、警察署の建物の裏側に職員の官舎がある。
有事の際、いつでも職員を招集するため官舎(待期宿舎)を
建物の裏側に置く、昔ながらの配置である。

家族全員が、警察の建物裏側に住んでいる。
当然、奥様連中の井戸端会議や育児・炊事・諸々の内緒話が、渦を巻いて流れる様になる。

○○さんが、深夜~署長官舎から出てきた?・・手料理の一品を持って行った?
等の焦臭い話は、コネの奥底で密かに進行するが、
こんな事が常識化し、脳細胞が完全に組織化した井戸端では

~思わぬ話が、吹き出す事もある。

毎年、3月には定期異動がある。この異動に、それぞれの者が~それぞれの思惑を持ち
コネが有る者は極秘に工作する。これが、思惑通りになれば問題はないが

最大限の~裏工作をしたにもかかわらず、また今年も異動がなく、うまくいかなかった?
最大限の努力が瞬時に消え去った~怒りと思惑が数日間、脳細胞の一点に凝縮され

ロケットの噴射の様に怒涛の流れになった主婦がいた。

        「去年は、30万円を~元宿毛署長の●●に持って行ったのに~
                                  ・・・・また今年も転勤が無かった」

井戸端会議での一瞬の発言である。
30万円~詐欺師にだまされた。
この思いが本人の口へ~脳細胞が、勝手に指令を出した様である。

会議の井戸端で、これを聞いた主婦は一瞬凍り付いたが~
主婦の話は、ダンナの警察官の口から、各方面に吹き出す“笑い話”に変身した。
この程度のモンだ。

その後、世間で話題になった「捜査費虚偽請求」~こんなモンは、常識的な話。
この組織では、話題になるのがオカシイ。

まして「裏帳簿」などと言うモノは、常識以前の話で、
確かに全部ではないが、現金で月々の給料を頂いていた時代には、
単身赴任の署長や副署長が、自分の給料袋は、そのまま家族に送金し~

本人の生活費・交際費等は、すべて現地調達~つまり、御本人が務める
警察署の会計係から調達していた者は、特別めずらしい存在では無かった。

およそ~“○○費” と名が付く、費と言う物すべてを管理・監督・差配しているのは
優秀な会計係を側近に置いた盗人だ。世間が考える“裏帳簿”とはワケが違う
この裏帳簿を誰が見付け、そのコピーを誰が広めたか?

署長様の関心事はこの一点にあった。

警察という所は、どこでも、どっかに、スパイがいるチクリ組織だ。

この時もチクリが隠密に活躍した。
結果、ありもしない事を吹き込まれ2人の警察官が

イヤな思いをし、1人は左遷先で警察を辞めたが、

少なくても間接的には、この裏帳簿の件が影響している。で、誰がチクった?
 


  半年前から私の回りには、チクリの警察官がうろついていた、

銀行員失踪事件の推移を私から聞き取り、上に報告する為だ。
私に近づき、その時々~私が何をどうしているか逐一報告して、
自分の点数を上げるのが目的だろうが、

私はこのチクリを逆に利用したのだ。

つまり、私の事を調べに来たチクリに対し、
私が言いたい事を喋っておけば、確実に上に伝わる。

自分で喋る必要がないのだ。

 ウソもついた、“上を脅す様なウソ”をチクリに言っとけば、
アホは信じ切って進むだろう。

バカとハサミは使い様で、
どうせスパイ組織のチクリだ、常識的な人並みの扱いをする必要はない。

その証拠に、チクリは推薦で巡査部長に一階級特進した。

まるで北朝鮮のような組織形態である。



 いずれにしても持久戦である、敵は私がつぶれるのを待っているだろうが、そうはいかん。

私は酒しか趣味がなかったが、この時期から警察署内で飲む酒は、極力さけた。

「うっとうしいから、飲まん」「コジキと飲めるか」と、わざと露骨に言って

飲まなかったが、「糖尿病だ」とも言った。
境界型の糖尿病だったが、ことさらオーバーに言ったまでだ。
 
宿毛署に転勤になってから直ぐ始めたのは、昔取ったきねづかと言うか、この年で、

また空手を始めた事だ。とにかく普通に暮らしていたのでは、酒にやられる。

何かをやる必要があった。
 

 私の高校時代、タイ国からムエタイ(キックボクシング)が入ってきて、

従来の寸止め空手や少林寺拳法が挑戦したが、ことごとく敗退した。

当時空手部に入っていた私は、何とも歯がゆい思いをしたものだが、
1つだけ、負けてない流派があった。

牛殺しの大山倍達が修行時代、タイ国最強の男に勝っている。

マス大山の名前は世界に流れ、やがて実践空手「極真館」は不動のものになった。

永らく忘れていた空手に対する思いが、沸々とわき上がってきた。

宿毛には「佐藤塾」がある。
牛殺しの大山の愛弟子、元極真のチャンピオン「佐藤師範」が東京で開いた流派で、
宿毛の市会議員 中西先生が「佐藤塾中西道場」を開かれている事は知っていたが、

私が小筑紫駐在所に転勤になって直ぐ、酒に酔い駐在所に帰ってきたとき鍵をなくしており、

仕方ないから肘打ちで、玄関のドアのガラスを叩き割って入った。


 
   朝、目覚めると付近の人達が、壊された玄関ドア付近に集まり
                          「駐在所にドロボウーが入った」と、

騒いでいたが、よく見るとドアは、全部のガラスが割れていた。

みっともないので、直ぐ修理してもらったら、
そのガラス屋さんが「中西道場」の後援会長で、

何かの縁と言うほど上品な話じゃないが、即、入門した。


 20歳前の若者と一緒に、いい歳をしたオジサンが白髪頭で空手をやっている姿は、

決してスマートなものではなかろう。
子供を練習に連れてきた父兄がいつも見学していたが、

その父兄より、私の方が年上だった。何ともやりきれん思いもしたが、

空手の激しさの中でしか、まともな生き方は出来そうにもない。

~何とも言いようがない一眼国の現状から、
真っ直ぐ後向きに・逃げ出す逃避行は、武道しか無かった。



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