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悪魔と踊ろう

犯人は警察幹部の親類だった。身内をかばう獣道で、犯人を割り出した警察官は、ミミズのように蒸し込まれた。ここは日本か?  

警察の腐敗「悪魔と踊ろう」 ~尋問の儀これあり~

2008年02月27日 05時30分20秒 | 悪魔と踊ろう  vol 4-3~4
           ●悪魔と踊ろう  vol 4-4            あとしまつ





 舗装してない遊歩道は、四万十川の川沿いに一本道があるだけだ。
      (遊歩道)                                                                                      (  いたる→舟着き場 )


ここは四万十川が大きく左に曲がる、カーブの内側に位置し、入り江になっている。
              (舟着き場の全体像: 写真右側の写ってない箇所の下流に舟着き場がある)



四万十川が増水した際
この場所に四万十川の水が内側に流れ込んで、
逆巻き現象が起き、ここだけ川の流れが逆流する。

 草や小枝それにゴミ等が浮遊しながら
アクタとかモクズと呼ばれる、かたまりになり激流 からはみ出す様に、
流れが逆流している入り江に、入ってくる。

増水したとき竹藪は水没し、アクタやモクズは遊歩道に流れ着く。

そのまま水が引くとアクタは遊歩道に残り、
夏のきつい日差しに照らされ、 ミイラのように乾燥する。

アクタのある場所は、川からの高さが他の箇所より高いからアクタが残っている。

では、アクタが無い場所は、増水した時は水没していたか、
それとも、少ししか水に浸かってない場所である。

遊歩道には梅雨で増水した際のアクタがあちこちにある。
舟着場に近づくにつれアクタは無い。
当然のことながら、舟が係留される場所は土地が低い。
            (舟着き場)



川が増水した場合、舟着場で最初に水が引き出すのは、川から見れば舟着場から反対側、
陸から見れば舟着場の入り口付近である。

 14年前、事件発生当時は真夏の暑い日差しが照りつけていた。
つまり、川の水はすくない。事件の数日後に台風が来た。

その混乱した天候の中、事件の後始末、つまりオートバイを四万十川の中に投げ捨て、
銀行員の身体を解体して捨てたはずだ。

解体した場所は、竹藪で隠れたこの舟着場の奥。
バラバラにされた遺体を捨てたのは、近くの山。四万十小学校の裏山。

・・・・で、銀行員の衣服は?・・解体現場付近で最も早く水が引く、この舟着場の前。・・・・・・

そう考えた場合・・・・・最も自然な箇所は、舟着場入り口の南側を川沿いに通る遊歩道。

・・・久し振りにあれこれ思案しながら舟着場を出て、遊歩道を右に曲がった。 


 20メートル位歩くと、誰が見ても判る様に舗装してない道が掘られた後、

埋め直したと思われる跡が、
幅2~3メートル・長さ10メートル位の範囲で、土や小石が 盛り上がっていた。 
9abd19b4316b814b4882f007755943f4.jpg
遊歩道の端、草と土のサカイに沿って掘っているが、最も大きく掘った場所は1箇所、

直径3メートル位の円形に掘っている。

この円を中心に
前後5メートルの範囲を幅1メートル位で堀り進んでいる。

つまり、主体となる箇所は1箇所、直径3メートル位の円。

念の為に掘ったのが、前後5メートル。ボロ布が出たのは、円の中。

その他の箇所からは、おそらく何も出てないだろう。
目的物に直行した警察の思惑が、うかがわれる。 

 ここに誰かが何かを埋めた。その時期は増水した後。

・・・で、なければココには埋めない。増水し舟でしか動けなくなった後、

最も早く水が引き~土が顔を出し、
なおかつ大きな遮蔽物(草・竹など)がある場所。


・・・~ここしかない、と言う場所である。
 
 
四万十川が増水した際、危険だから川には近づかないのか?・・それは素人だ。

川がドロ濁りに増水し、暴れ川になったとき。お魚さんはどこに逃げる?いくら魚でも

暴れ回る濁流の中では、エサが喰えない。
人が考えるより自然の生き物はデリケートである。

そんな時お魚さんは、
川の流れが微妙に変化する濁流の中で、水が引くのを待っている。

どのポイントに何がいる?それは熟練の川師でないと判らない。

昔から濁流の中で死亡した人はいくらでもいるが、
それでも川の水が動き出せば、身体が先 に動き出し、どうしても川に行きたくなる。

それに、増水の後は大事な川舟が気にかかる。
つまり、濁流の中では、川師が結構動いているものだ。

 台風の前後、たしかに普通の世間では人出は少ない。
だから銀行員の死体を始末するには 都合がいいだろう。
つまり、犯行現場である喫茶「よってや」から四万十川の河原まで

死体を運ぶには最高の状態である。

が、川師は違う。
彼らは増水の後、動き出す。世間とは逆だ。おそらく、
河原での出来事は、なにがしかの川師に目撃されているだろう。

そうでなければ、これほど確定的な噂はたたない。

私は当初から思った。~事件の後、せめて一年でいいから、私が継続して川漁師に接触していたら、

警察がいくらこの事件を隠ぺいしても、絶対に有無を言わせない証拠を突きつける事ができた。

必ず目撃者がいる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14年後、
                     それが出てきたのか?
                             ~それとも、最初から隠ぺいしていたのか?

         ・・・・・・・・・・・・・犯人が自殺して・・・・・・・・・・・・・・安心して掘り出すのか?・・・・

                              「骨」を始末し~犯人が自殺、あとは~証拠品を掘り出して消せば、何も残らん。



・・・・・・・・・・その後~地位住民には~・・・・・・・・・・

      「銀行員の事を聞かれたら、知らないと言うな~継続捜査中だ」・・・~これで完璧だ。

 

 
  新米警察官と土方作業者。
別々の日に、2人が話したとおりの場所に掘った跡を確認した。

間違いなくここから「ボロ布」を掘り出した。
国土交通省のエライ・お役人にわざわざ来てもらって、「立会人」になってもらい証拠写真を撮影した。

そこまで正式にやるのは、その「ボロ布」が失踪した銀行員の衣服である。
と、確信できる証言が無ければやらない。その後、鑑定に出しているだろう。

ねがわくば、ボロ布に髪の毛か体毛が付着していたらDNA鑑定ができる。
が、かりに鑑定できても、警察がその結果を「表に」出すか?疑問である。~たぶん出さない。

しかし、国土交通省の役人を「立会人」にたて、ショベルカーを現場で運転させたのであるから、

少なくとも外部の人間に、本件「銀行員失踪事件」の存在を明らかにした。

~との事実だけは間違いないだろう。~ただし失踪だけだ。

  それが、今年の3月上旬。
     
    人事異動の前に起きた。・・・起きたと言うより~「やった」

         3月上旬の異動時期前に合わせて、“やった”。と、考えた方がよい。


なぜ3月上旬か?その後に、県警幹部の第一次異動があった。

四万十川の河原を掘り返す指揮を取ったであろう・・・~指揮官は~すでに転勤。

~すでに、ここにはいない。
・・・・・・・・・・・・・つまり、自分が “消える前” に、証拠品を掘り出して “消した”。

お役人は、自分の足元を気にしておれば良いので、節目を区切り

       「その仕事は過去の人がおこなったのであり、現在の職員には何の関係もない」との


区切りで、内部的には何とでもなる。
 
 目前に迫った異動時期に合わせ「やった」。そのあと即「異動」の段取り。

お絵書きを済ませた後、即、消える。歌舞伎役者の着せ替えだ。

 「道理で、・・・・・」と

        ~納得~できた事柄が一つある。


  刑事課長・署長など~当時の現場責任者が転勤になる“最後の会議”の席上。

       「銀行員失踪事件について地域住民から質問があった際、

             『そんな事件は知らない』と言う返答をするな。
              ~そんな返答をすれば、市民から『それでも警察官か?』と言われる・・・」等と、


 全署員が集まる公の場で訓辞・指導があった。
「高知新聞を読むな・・・」と檄が飛んだ同じ時期だ。

                                  ・・・・・・・・・~あれは、「穴掘りの」後だろう。
 
 
 世間の常識とは違う。

慣例と慣習が御役人の主流であり、流れの中で正しい事は正しいのである。
古今東西、世界中で国営企業が100年200年と永年に続いたためしは無いのだ。

この「銀行員失踪事件」で失踪ではなく銀行員は殺されていた。

との発表を公にしたとしても、どのようにしてこの事件が隠ぺいされたか?については
極秘であろうし、かりに問題になったとしても


   「それは定年退職した過去の人がした事であり、現在の警察組織には何の関係もない。

     今後は、この様な事がないように、国民の信頼を獲得するため粉骨砕身努力します」と、


ヤツラが使うシナリオは、明治時代から同じもので、事後共犯であろうがウソであろうが

~・・・・・・・・・・・・・真実とウソが細分化され、誰も責任をとる必要がない。~・・・責任はない

それが組織を守る美徳であるとの慣習だから、組織がくずれるのはアタリマエだ。
 

 第二次世界大戦でのヒトラーが「ウソが大きいほど人は信じる」

「ウソも百回言えばホントになる」と言ったそうだが、

国家権力を行使し、真実を曲げ堂々たるウソを真実である、と示すのはファシスト以外にない。

体制内にいる者はシラも切れるし、危険もない。
最高機密は守られ、食生活にこまる事はない。守るためには、体制側が必ず勝ち、
誰からも追求されてはならない。
 

 3月上旬に四万十川の河原を堀り節目を作った。
作った人はもういない。

~全て組織の人事。人の事。何とでもなり、また、

何とでも言える。全て正義であり、聖域の中での出来事である。

が、何かおかしい?・・それは世間の常識が通用しない空間で、国家権力を振り回し

「組織愛」と言う名の献身的な「保身」の結果だろうが、
この記録の通り、後で検証すれば全てが崩れる。
 
 ヤツラにとって一番イヤな存在は、私だろう。そのイヤなヤツに面白い映像が飛び込んできた。



 平成16年9月16日、本署の自動車警ら班の1人が高熱を出し当直ができない。
との理由で、私が代わりに当直に呼ばれた。どんよりした曇り空、

ときおり猛烈な雨が降り道路からあふれている。


 いくら台風が多い高知県でも、滅多に経験しない強烈な豪雨が、断続的に数十分間続いた。

この雨の中、あまり見かけない男共が、警察署の中を行き交っている。

5~6人位は確認できたが、何人のグループか判らない。

その内の2人は、見覚えのある県本部捜査一課の刑事。さらに1人は県本部機動鑑識の一員。
が、なぜ、何のため、いつから、何をしているのか?誰も知らない。


ただ忙しそうに動いていた。
 



 同じ現象が5日後に、また別のメンバーが動いていた。

秋の全国交通安全運動開始日に、あいもかわらずアホの交通取り締まりを朝からやるため
本署によばれ、清く正しい取り締まりの準備中。
  
  7~8人位の一団が二階の刑事課から、一階の出入り口に降りてきた。

 以前から面識がある県本部鑑識課の面々、鑑識課長もいる。

全て鑑識課の連中だ。

遠く離れた高知市から~四万十市まで~頭(鑑識課長)付きで、何をしに来たのか?

・・・最近、大きな事件もない平穏無事な田舎町に、
       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・“県本部鑑識課長” がじきじきに出てくるとは?・・・  

かりに、大きな事件があったとしても・・・・・
      ・・・・・・・・・・・・・・・・・“鑑識課長まで”一緒に動く事はないのだが・・・と言っても、

何をやっているのか、誰も知らない。
   

     7~8名の人数と “鑑識課長”~・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

          まるで、無差別殺人事件現場のような
                    “重大事件” 現場 の 鑑識活動だ
が、誰も知らない


・・・~なにより~事件の発生がないから~見当もつかない。


ま~どうでもいいが、またアホが動き出したのは確かだ。


 交通取り締まりが終わり、署内に帰ってきた午後5時頃。

鑑識課の面々は、帰り支度をしていた。これから3時間位かけて高知市まで帰るらしい。

荷物を運ぶ者、雑談する者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
          ~中には缶ジュースの空き缶をビニール袋にいれ、後始末をしている者もいる。

20個位の空き缶が、ゴミとして捨てられるらしい。


 ただし、蒸し暑い梅雨の中で、汗は出てない。タオルで汗を拭う者は一人もいない。

・・・・・衣服も汚れてない。


・・・・・・・・・・・・・・・・・つまり、連中は、四万十市内のどこかで、体を使う何か?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・たとえば簡単な “穴掘り” か、“川舟の調査” など、

何らかの軽作業をした後、警察署に帰りジュースを飲んで休憩し、これから家路につく。


 作業時間は約半日。

半日とは目標物と場所が、あらかじめ明確にわかっており、

どこで・何を・どのように・ 捜し・何の証拠資料を保管すればいいか、
~全て判明していた作業を的確にこなした。

採取した証拠資料は、微細なものだろうが、7~8人も必要とするなら、

~資料の数は多いか?または、“多い可能性” が高いもの・・例えば人毛のようなものか?

そして、その作業内容は・・・
・・・・・・・・・・・・・・・“本部・鑑識課長” が、・・~直々に見学したかった。そう考えていい・・・・・・

・・・結果は?・・・わからない。・・何をしたのか誰も知らない。

~ただ何かが動いた。
 まず銀行員失踪事件の後始末であることは間違いない。・・他の事件がない。

 私が駐在所から本署に出てきて仕事をしたのは、この時期~1週間に2回ぐらいだった。
それが~本署に出てくる度に、県本部の御歴々を見掛ける。

つまり、この連中は毎日活動しているワケだ~・・・・
 
  
 私の単身赴任は、この様な作業を私自身の目に触れさせず、耳に聞かさず、

身体に感じさせないため延々と続いているが、~アホの万年巡査には良く見える。

県本部捜査一課が大挙し~何かした挙げ句に、本部鑑識課が来た。
つまり、捜査一課が文章で何らかの調書を作成、あるいは整理した後に

同じ用件で鑑識課が「物的」証拠固めをしたのだろう。
ただ、何をどうした?か、なんにもわからないが、
本部・鑑識課長も一緒に来ていた事だけは間違いない。

~誰に聞いても~誰も知らない~・・・これが全てだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つまり銀行員の “服” か “微物” 以外の事なら

何らかの反応があるが、何の反応も “無い”・“事件” は、 “銀行員関連” だ。
“服” を掘り出したのは3月・・・・そろそろ~鑑定結果が出る頃だ。

まぁ~そんな・ところか



 例によって前もって言っておきたい。予言というほど大それたもんじゃないが、後から言っても
感想文にしかならないから~これまでにも “先” に言ってきた。

田岡 大の “自殺” や取り調べの “時期” などに関しては良く当たったが、いつも当たるとは限らない。

しかし、今回は中村警察署の幹部諸君が指示した “事柄” に関する事だから、多少外れたとしても

予想・予測して、記録に残したい。

もっとも、予想(よそう)・予測(よそく)を反対から読めば~・・・
                              ・・・「うそよ」・「くそよ」に成るから悪しからず。



“数ヶ月前” の「教養日」と呼ばれる署内の会議の席上で
「上」から指示された摩訶不思議な言葉

  
    「銀行員失踪事件について『そんな事件は知らない』と言う返答をするな。・・・
      
   ・・・・・・・・・・・・・そんな返答をすれば、
                 市民から~『それでも警察官か?』と言われる」等と・・→(「悪魔と踊ろう」3ー11)


と、言う・御命令を受けた。


       「銀行員の事件を知らないと言うな~」・・これが警察全体の「保身」の塊に思えてならない。



           「知らない」と言えば「それでも警察官か?」と言われる。・・・・・・・

            この事件を隠蔽したのは警察・・・地元の地域住民の中では有名な話・・・

               この~有名な話~を「知らないと言うな」・・・・・・・・・・・・・・・・・・



この2つは、何と面白い取り合わせだ。・・根源は1つ・・つまり、隠蔽。



銀行員は殺害された。と、警察は認めた。~それなら銀行員の遺族は、納得しない。

その為には “型の継続”・・・継続捜査~しかない。
だから「知らないと言うな」だ。・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・この言葉に地元の意見は、含まれてない。・・・・・・・・・・

~・・・・・・・・・・・目的は~市民ではなく「銀行員の遺族」に対する言葉である。



~この言葉を逆に取れば「銀行員の遺族」に「“知らない” と言わなければ」・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・すでに警察が、遺族を押さえている。
                死亡したはずの銀行員の名前が“職員名簿”の中に “ある”
                    名簿に名前が有れば~賃金が出ているだろう~たぶん?



~・・・これだろう。
                               


~私は、そう解釈する。

~銀行員が殺害された証拠は「骨」が無いから「服」だ。その資料・・“服” は

「穴掘り」の後、皆さんが大挙して “資料” と “証言” を集められた。~結論が出たはずだ。

が、~死亡の発表は「骨」が無いからできない。~発表はできないが、銀行員の遺族は押さえた。



~・・・・その “話し合い”。と言うか~“和解” と言うか~状態は解らないが、警察幹部と遺族が、

なにがしかの?~何か?・・が、あった?


・・・・・この一点に対して「知らない」と、・・・・・

・・・・・・・・・・・・“事件発祥の地” で言われたら “困る”。・・・「カラスの親分が困る」


・・・・・・・・・・・・・・・「親分が困る」から「知らないと言うな」・・と、・・・・・カラスが鳴いた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カラスが鳴くのは、カラスのかって、・・~人の為には、鳴きません。


~これが完全にできた後、~「知らないと言うな」・・と、ご指導があった。・・・



・・・・で、なぜ?・・・・・・・・そんな・・回りッ・くどいことをするのか?~・・・・
            
               ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・骨は捨てたか???
                                      これも組織愛だ
                                      

 ・・・・・・・愛のためなら「骨」ぐらい・たいした事じゃぁ~ない。                     
 
 



 お隣の愛媛県警では、最近話題になっている警察の「捜査費虚偽請求」について、

ニセの領収書を作成するよう指示を受けた警察官が、上司の命令を断った件について内部告発した。と、

テレビで大々的に放映されていた。




ニセの領収書なんか、警察官であれば誰でも書いている。

書いた事のないヤツは、日本全国どこをさがしてもいないはずだ。

私が警備課にいたころは、ニセの領収書を書かせるため、私自身が署員に配ったものだ。

もっとも、共産党や労働組合を調査する警備公安警察は、各県の予算「県費」だけでなく
国の金「国費」が多く含まれ、捜査費より高額になるのだが、やり方は同じだ。

葉書より少し大きめの用紙が中央で区切られ、
左右の印刷された内容は、まったく同じ領収書 が2枚綴りになっていた。

その片方に鉛筆書きで日付、氏名、金額などを書き込み、片方は白紙にしている。
そして鉛筆で書いた内容と同じものを、万年筆かボールペンで片方に書かせばいい。

簡単なもんだ。

1人で2~3枚書く場合は字体を変え、筆記用具も変える。

字体は、いかにも領収書らしく、その場でスラリと書いたように記載する。~丁寧には書かない。

角張った楷書や役人風には書かないのがコツである。これら注意事項を踏まえ、
たのまれたら、いつでも書くのが礼儀である。

    礼儀とは組織の常識であり、
              疑問に思う者は反逆者である。~反逆者とは売国奴であり共産主義者である。


    どうして~ニセ領収書に疑問を持つ人が反逆者で「アカ」なのか?

                           ・・・そんな理屈は ・・・~どうでもいい。
  
 アカと言うのは組織に都合の悪い人の総称であり、都合の悪い人は全部「アカ」。

他のことはどうでもいい・・・・。

しかしアンタ・・・、資本論からマルクス・レーニンなんか読んだことがあるのか?・・・・

~まぁ~それも、~どうでもいい。


 共産主義国家・北朝鮮日本支部・われら一眼国に明日はない。

愛媛県の「捜査費虚偽請求」を内部告発した警察官は、

翌年の平成17年1月に人事異動 が発令された。

人事は3月である。わずか2箇月が待てないのか。
われら一眼国のバカザルは、事もあろうに~1月に「適材適所の正しい人事異動」

とのうたい文句を声高らかに~日本全国に発信し、告発警察官を左遷したのだ。

結果、全国から80名位の弁護士が告発した警察官に付いた。

これが「組織愛」か?・・・バカザルよ、喜んだのは弁護士だけだ。

反‥警察組織を喜ばしたのは、警察の一つ目カラスである。


 これがコネで造り上げた一眼国である。お役人は自分の足元だけを守っておればいい。
民間企業のように組織の存続を考える必要はないのだ。

その場・その場で~その都度、組織内部の顔色をうかがいながら、自分の定年退職を横目でにらみ、

退職金と年金の計算をして、コマを動かしておれば、そのうち日が暮れる。

テレビとパソコンが合体し、電子国家になりつつある・近未来の日本の姿は、一眼国には見えない。
 



 高知県の各警察署では、全署員を集めた会議の席上
「愛媛県の捜査費虚偽請求に関する内部告発」に事あるごとに触れ
     
        「あの様な事(内部告発)をすれば、
                        組織でメシが食えなくなる」

との、ありがい幹部指導が実施された。

「虚偽請求」「ニセの領収書」などと言うものは、一眼国では極めて幼稚な常識である。

全体的な金額は大きいが、1つのニセ領収書の金額は低い。

低いから警察官全員に、ニセ領収書を偽造させるわけで、
大きな金・不正・作為的隠ぺい工作 なら全署員でやるわけがない。


 私自身、捜査費虚偽請求に関しては、あまりに常識すぎて問題にもしたくない。
つまり、私も一眼国で育てられた常識人の1人だろう。が、それ以上に、

私には先輩刑事の思い出がある。

 昔の刑事は、自分の畑(情報網)をつくる事を最優先に考えていた。

その為には、自腹を切り自費で飲み食いして、

刑務所から出所した者の就職を世話した人 もいた。全て自費だ。

私もその様な費用を組織からもらった経験は無いが、いざ事件となると、
この情報網があるのと、ない。では~子供と大人以上の差が即座にでる。

事件の後、いくら真面目に聞き込みしても、何も出てこない場合がほとんどであるから
普段から畑を耕せ。と、言われたものだが、畑を耕す仕事をあまりにも熱心にやりすぎた


定年間近のベテラン刑事が、ある日~酒に酔い~私に言ったことがある。
  

  「仕事をしすぎて、クビになった刑事は、いくらでもいる。
            けんど(しかし)
             
                仕事なんかせず、昇任試験の勉強ばかりやって、
                             ・・・・・クビになったヤツは、1人もいない」


吐き捨てる様な一言、そして~その後の警察官の資質を予言する言葉だった。

畑(情報網)を開拓するには、結構ヤバイ人種とお付き合いしなければ、畑はできない。
1つ間違えたら、組織的に抹殺される。

そんなバカなことはせず、組織内部で上手にやって おれば、そこそこ出世して定年までメシが食える。

上手に出世したヤツが、警察幹部には多いので、いくら上手にやっても、組織内でクビになることはない。

これら全てを凝縮した言葉を、先輩刑事が吐き捨てるように言ったのだ。
 
 自腹を切って畑を作った、世界一優秀な警察組織は、今や世界の二流以下に落ち込んだ。

その間、警察の給料で家族を養いながら黙して語らず、
ただ黙々と生きてきた現場の人間 が、いまさら「捜査費虚偽請求」と、
バカらしくて言えるか。

そんなモンは酒に姿を変えて、幹部の胃袋に入ったら、

飲み過ぎてゲロする以外に、出てくるわけがないし、
またその程度の上品な問題(不正)を言う気にもならない。

また、普段から警察にエサ(特ダネ)を貰っている新聞社が、

                ・・・・・・・・・・・・・・・最後まで~この問題を正面から戦うハズがない。




 捜査費虚偽請求の「内部告発」をすれば「組織でメシが食えなくなる」。
愛媛県警の告発者は、1月に左遷された。

極めて幼稚な手法は、内部的な広告塔であろう。
「組織の秘密を公言した者」は、 「消す」「出世も何もない」

~その宣伝に使ったのが、愛媛県警の1月の人事異動であろう、

・・・・・・・・・・・・・そうしなければ、次から次に、告発件数が増える。

と、判断した結果だろう。

つまり裏を返せば、秘密はいくらでもあると、警察幹部自身が告発したのと同じだ。
 
 
・・・・・・・・・~まさに組織的末期現象。

「馬鹿」の語源通り、大幹部の居並ぶ前に「鹿」を引き出し「これは馬じゃ」と言い。
「馬ではない鹿だ」とホントのことを言えば、斬り殺した。

秦の始皇帝亡き後、実権を握った宦官たちの卑劣きわまりないやり方と寸分のくるいもない

狂気の沙汰である。・・・・・・・・・・~狂気も組織愛の1つだ。








警察の腐敗「悪魔と踊ろう」 ~尋問の儀これあり~

2008年02月26日 05時24分33秒 | 悪魔と踊ろう  vol 4-3~4
           ●悪魔と踊ろう  vol 4-3           祭りの後で






 6月に入り、梅雨の季節になった。

毎年この時季から四万十川の氾濫を警戒する、年中行事が始まる。

暴れ川が全てを押し流す準備を始めた頃、私にも面白い流れが押し寄せてきた。


 四万十川が氾濫した場合、濁流がスムーズに海へ流れ出るようにするため、

四万十川河口に堆積した砂利の一部を
大型のショベルカーで取り崩す作業があるが、

この作業中に押し流される危険性があり、技術が進んだ現在では、
無線操縦による 遠隔操作で動かす、無人のショベルカーが現れた。

作業中、暴れ川に流されたとしても無人なら大丈夫だが、高価なもので四国に 数台しかない。

その内の1台は、四万十川を管轄する
四万十市の国土交通省四国地方整備局中村工事事務所 ・四万十川出張所で管理保管されている。

新型のショベルカーは、土建業者の間でも話題になり、酒のサカナ的な存在でもあった。


 雨の時期、仕事ができなくなった土方作業者と、 いい加減に仕事をしている警察官が

安い一杯飲み屋を締め切って、外の通行人を気にする時間帯から飲み始めた。

酔えば酒の肴(サカナ)が泳ぎだす。
 
        「駐在さん、知っちょるかえ。
                      警察が河原をユンボ(ショベルカー)で掘った。と・・」


突然、話が変わった。

 酒の席、どこそこの後家が男をつついた(エッチした)女の話題にオチが付き、

同じ穴堀のユンボ(ショベルカー)の話か。・・・が、警察が掘った?・・・・・とは?
          
        「あ・警察じゃ~・・・そりゃ・・・・・・・
                       ・・・・・・・・・・・・・・・~女は掘らんぞ」
 
 人が警察官に話す話題は限られている。
右なら右・左なら左・朝なら「おはよう」 晩に「おやすみ」。~他に何を話す。

話さないから「異常なし」と天下太平のお役人。

そう思えば定年まで御安泰か?・・・なにも知らない~上役も知らない。

ボスの署長サンは、なお知らない。

だから交通違反を捕まえ切符を切り、

目先の点数だけを気にしておれば、組織人として満点の存在となる。


 私は散髪屋のセガレである。
警察官になり「散髪屋のセガレ」に生まれた事を大変自慢 に思うようになった。

私は、間違いなく散髪屋のセガレである。

日本人の口は、お役人に対し素直に開くモノではない。人の口から話を出すには水がいる。

「水」と一緒に流れてくるモノが、並の警察官には話さない「お話し」だ。

警察には話さないが、アンタなら話してもいい。
コレが昔の警察官が言う「畑」~情報源 と言うものだが、今は何もない。

  
     ・・・~「女はホラン」の「水」が利いた。


オチの流れが笑いと一緒に「話」を流してくる。

       「ユンボで女を掘ったら大事じゃが・・・。

                       ・・・・・・・・それがの~今年の3月よ・・

         3月に入って、じき(3月に入ってすぐ)じゃ。

         中村の刑事じゃろう、機動隊の服を着た5~6人の警察官が

                          ・・・・・・四万十川の河原で待ちよった・・・・・・・と。・・・・・」
 

 酔った土方は、これまで内緒にしてきた話を、私のために順序立てて話そうとしている。

意図はわかるが、その場の思い付きで
突然話す内容を変え、話題を変更するには唐突すぎる。

最後の「と」とは、この男も誰かに聞き込んだ「聞きかじり」であろう。


 四万十川の河原で、作業服(機動隊の服)を着た警察官が何を待った?

           「あの~・・荒川神社の下(しも)(下流)じゃ、

                   あそこの舟着場の近くに遊歩道がある」  


 (遊歩道)
                                                                                                             (いたる舟着き場)                                       

   




         「そこで待ちよったらしいが、
                   あとから、 小型のユンボ(ショベルカー)をトラックに乗せ、
                                運転手と国土交通省の役人が来たと。・・・・・
   
          それでよ・・・・・・・・・・・
                         ユンボで河原を堀くりぃ~返して、
                        
                                     河原から出てきたボロ布を
   
             国土交通省の役人が、
                      いちいち(ひとつ、ひとつ)指さして、
  
                                   ・・・警察官が写真を撮ったと・・・

           こりゃあ~駐在さんが前に言いよった銀行員のが
                    (銀行員失踪事件の調査)じゃないかえ(ではないか)?・・・・・・・・・」




 まことに、人とはありがたいものである。

そこまで聞けば、あとの調査はいくらでもでる。

「国土交通省の役人が来た」とは「立会人」の役目で警察が依頼して、来ていただいたのだろう。

「立会」とは、何らかの事件で証拠資料を記録化する場合、警察官以外の第三者を「証人」
として来ていただき「見た」「確認した」との証拠として、目的の証拠資料の前で写真撮影するのである。

この場合、目的物は河原から掘り出した「ボロ布」。それを目的の場所から公正に掘り出した。

~との事実を、四万十川の河川管理者である国土交通省の役人が「立会人」として確認した事実
を記録化するための作業であろうと推察される。


 これは大変な事だ。普通「立会人」は誰でもいい。

盗人の事件現場~たとえば盗んだ後に盗品を埋めて、隠したような事件なら 発見者か被害者か犯人。

それがいない場合は、何らかの関係者でも「立会人」になりうる。

なぜ国土交通省の役人が来なければいけないのか? 

この疑問1つで数々の推察ができる。

         まず、「掘った」とは誰かが埋めた。
                        この場合、何らかの犯人が埋めた。
 
         埋めたのを、誰かが見た。目撃者が存在する。

         目撃証言を警察が調書に取り、文章で証拠化した。

         次に目撃者の証言が、ホントに正しいかどうか、
                   目撃者を証人として、現場検証する必要がある。

         現場検証には、目撃者が「立会人」(証人)として
                          「確認した」との証拠として、        

                               ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 目的物の前で写真撮影し証拠化する。



 普通「目撃者」が「立会人」となり写真撮影するのが常である。なぜ国土交通省の役人が
「立会人」になったのか?・・・1つ考えられる。

それは、1つしかない・・・例えばヤクザの家または事務所を家宅捜査する場合に、
~たとえば、組員がいない場合 ~家宅捜査ができない。・・・(妨害工作)

この様な場合、組員以外の第三者を「立会人」にして、家宅捜査するしかないが
証人となる一般人は、あとの仕返しを恐れ「立会人」がいない場合がありうる。

こんな時、まったく事件には無関係である・その地区の区長または関連する市役所職員
・同じ地区の消防署員などを駆り出す場合がある。←(可能性)・・・・・~この場合も同じだ。

目撃者が地元の人間・・(この場合、ほかには考えられない)・・~その目撃者が「立会人」として
写真撮影される事は、あとあと~「アイツが警察にチクッタ」となる。

事件が大きくなれば、なるほど「立会人」にはなりたくない。

それなら、現場を管理する国土交通省の御役人が最適である。

が、「宝探しゲーム」をやるわけではない。
「国土交通省の役人を招集した」が「目的物」 はなかった・・・では話にならん。

・・・前段として余程たしかな目撃者が、信憑性の高い証言をし、確実な調書をとり、

文章で証拠化したあげ句、警察官が現場に行き必要以上に確かめた後でなければ、
この様 な結果にはならず、

現実に「目的物」が「目的の場所」で「目的の根拠のもとに」確実に 「出る」必要がある。


  100パーセントの確率で「出」て、
間違いなく目的が達成できるから、国土交通省の御役人 に来てもらったわけだ。

~それ以外にない。

「物」は何か?ボロ布とは?・・・・現場は四万十川の河原である。

埋め立て地や宅地ならゴミ等が出てきてもおかしくないが、
四万十川の河原では、 誰かが作為的に埋めなければ「埋蔵物」は無い。

しかもボロ布とは、人間の衣服のことか?・・・・・確かに銀行員のニオイがする。

  
  田岡 を任意で取り調べた際・・~その当日から高知新聞の記者が中村警察署の駐車場に

張り付いていた。・・・→(「悪魔と踊ろう」3ー7)

警察が新聞社に “極秘事項” を “抜かした” 証拠だ。・・~何を抜かした?

犯人を逮捕できる特ダネだ。~それは、“ふたつに1つ” 銀行員の「骨」か「着衣」だが、「骨」は無いだろう


着衣~“服” しかない。~つまり、その “部分” については、既に外部に “漏れ” ている・・・相手は新聞屋

・・・・・・・・しかも自分(警察)が “漏らした”。~警察が地元新聞に “漏らした”
                              ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・これが、たまぁ~るか。

・・・・・・・・・・・・・自分がヤッタ事は常に “正しい”~・・~なら“正当化” する。

・・そうだ・・・・・・・・・“正当化” だ・・正しい事。・~に、する。・・~警察は常に正しい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それなら~ “清く ” ・ “正しく ” ・ “美しく ” ・・大々的にやりましょう~

  

   ・・・・・・・・・・・大きくやれば、その後の最も大事な “極秘部分” は隠せる

 ・・・・・・・・・・・・・・・女の水着・ビキニスタイルと同じだ。大きな乳を半分見せて、局部を隠す。

     ・・・・・・・・・・・それを追求するマスコミはいない。・・・・・・・・・・・~普段からエサをやっている。


~もし、それなら「掘る」ために形式的なチームを作っているはずである。

 土方の話から連想できる最大限の内容はここまで、
あとは警察内部で確かめなければ、 何とも言えない。

久し振りに二日酔いになれる量の酒を飲みながら、次の一手を思案した。
 

 警察が何かをやる場合、まず型を作る。四万十川の河原を掘るのなら刑事課から何名、

それに対する助手的な下働きとして、地域課からも人を集める。

特に河原を掘る等と言う力仕事には、
警察官になってから、まだ数年しか経ってない、新米警察官 が選ばれる場合が多い。


特に蒸し込み工作が行われた、銀行員失踪事件に関しては、何も知らない若い警察官が使われる
可能性が高いだろう。~・・・使うに使いやすい存在である。


 1つの組織から内部情報を聞き取る場合、
最も単純な方法は意識的に低い者か、組織に不満 を持っている者に接触する。

ターゲットになるのは、新米警察官か女である。

それぞれに活用方法が異なるが、警察の組織機密を調査するのは、ある程度たやすい。

警察組織の中では、理不尽な扱いを受けた者が多く、コネ社会の矛盾を普段から体験している、

~体験型の不満者が、いくらでもいるからである。

全国的に警察の不祥事が、数多く暴露されている要因の1つであろうと思われる。

 



   高知県は以前から65歳以上の高齢者が、交通事故に遭い死亡する事例が多くなった。

原因は間違いなく老人ボケである。その証拠に、6割位の死亡者が歩行中にはねられたもので、

車の運転中に死亡した者は、自分で事故を起こした自損型の事故で、死亡した場合がほとんどである。

ようするに交通違反が原因する死に方をした者は、ほとんどいないと考えて良い。


 過疎化が進む高知県ならではの現象であるが、一眼国にはその様な倫理的見解は通用しない。

 交通警察の成績は、

~“事故発生件数” を
         “検挙件数”(交通違反の取り締まりにより、違反者に 切符をきって、取り締まった件数)
                       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・で割った数である。

つまり、分母(検挙件数・切符の数)が大きくなるほど、
               ~割り算(事故発生件数÷検挙件数)~
                              の数値が少なくなって、成績が良くなる仕組みである。



 高知県の交通事故は、
産業形態の変化が起因する過疎化現象の急速化に、社会形態がついて 行けない現象であり、
       今後アメリカ型に移行する日本経済においては、 ますます高齢者の事故は増加する。
                                 ・・・・・・・~などと言う論理はココでは通用しない。

 

 死亡事故が増えれば、取り締まりを多く実施し、分母(検挙件数)を大きくする。
この実績が上がらなければ、ボスの署長サマが県警察本部に呼び出され「上」からお叱りを受ける。

県全体の成績が上がらなければ、高知県で交通問題の最高責任者である交通部長が東京の
警察庁まで呼び出され、大変なお叱りを受ける。

お叱りを受ければ出世に響く、定年までに~どこまで出世するかが、官僚組織における最大の
関心事であり「保身」と同時に「件数的な成績」が最も大事な問題になる。
 

戦争中の大本営と同じく「上」が決定した事を盲目的に服従し「結果」より 「件数」を出す事が問題となる。
 
 この年、高知県は交通部長サマが警察庁でお叱りを受けた~さあ大変な事になった。

一眼国の最大の関心事、東京でお叱りを受けた交通部長サマは、各警察署のボスザルを叱咤 激励し、

ボスザルは、自分の配下のサルのケツを叩いた。

が、いくら検挙件数を増やし、切符の数が増加しても、いっこうに高齢者の死亡事故は減少しない。

あたりまえだが、~・・・そんなことは、どうでもいい。

「敵は本能寺にあり」世間の流れなんかどうでもいい。

最も大事な事は、ボスザルが気に入るように、警察の警察による検挙件数が増えれば、
事故件数の割合(割り算の数値)は減少する。

~コレは科学的な統計的見地に立った手法らしい?・・・ホントか??

過去にあるデーターをにらみながら、サルは粉骨砕身努力したが、高齢者の死亡事故は益々発生した。

歩くだけでも一生懸命な高齢者の感覚は、車の動きに、ついていけないのだ。
~道路交通法等~法律とは無縁の原因であることは明白である。

しかし、組織のために何かやらねば、怒られる。あと3年で定年退職になる署長サンは、

出世のラストチャンスに総力で対処した。

     「昨年以上に、取り締まり件数をあげろ~・・・・・・・・・・・・
                  ・・・・昨年は非番でも取り締まりをやっている。今年はそれ以上にやれ」


 との厳命が下った。

  結果、深夜でも「シートベルトをしてない」と切符を切る・優秀警察官が、重宝される ようになった。

件数だけが先行した異常事態を~“異常” と考えるのは非国民である。

~「欲しがりません、勝つまでは」

仕事とは、ボスを納得さす全ての活動を、仕事と言うので~結果なんかどうでもいい。

何が評価されているか、~常に「上」を観察しながら動くのが大切であります。


しかし毎日、毎日、事故現場の処理を済ませながら、交通取り締まりで切符を切っている

現場警察官に、さらなる追い打ちをかけ「件数」「件数」・・・・・「件数」と切符の数、

自転車泥棒の検挙件数・・・・・等々。

件数ばかり要求するボスザルに、かなりの者が不満を持っているのが現状である。



 同時期、兵庫県警で20年以上に渡る「自転車盗の摘発偽造」がマスコミで全国的に報道され

・・・・・「どこも同じ」と言う、風評が署員の間に流れ出した・・・・・・・・・・・・

“不満” と言う名の “空間” が発生した頃、切符なんかまったく切らず。

いつもパソコンで遊んでいる私の駐在所に、組織の毒気に染まってない新米警察官が、

パトカーを乗り付け時間つぶしに来た。


 コーヒーだけは国際的な銘柄がある、ホコリだらけの駐在事務所で、

平成18年頃には、大変な経済危機に落ち込むであろう高知県の情勢を話ながら、

兵庫県警の「偽造・隠ぺい工作」を皮切りに「銀行員失踪事件」について話題を引っ張ってみた。


即、・・・実に単純なアタリが帰ってきた。

    

 「その 『銀行員』 の関係で四万十川の河原を
                        ~掘ったんですよ。異動の前に・・・・・・・・・・・・
            
     3月のひな祭りが、当直じゃったけん。

        3月の4・5日位じゃった。僕と非番の者2人、

         それに刑事課から3人の~全部で6人が行って、
  
             河原で待っていたら、小型のショベルカーを積んだ
    
                     普通トラックを運転する業者の人と、
             
       
       国土交通省の河川管理担当官が来て、作業を初めました。
           
        僕ら地域課の若いモンは3人行ったけど、
                          ほとんど何もせず見ていただけで、

          刑事課の人が、ショベルカーの運転手にあれこれ指図して、
           
           幅が2~3メートル、長さは10メートル位で、
                                
             深さは50センチ位か?・・1メートルはない。・・・
 
               ・・その範囲で掘ったんで・・・・・・今でも、行けば判るはずです。 

          

         掘ったとこは、河原と言うても~川沿いの遊歩道で、
           小石がゴロゴロした舗装してない道路ですよ。

             そんな土の中から、掘り出されたボロ布を
          
               国土交通省の河川管理官が、1つ1つ指さして写真に撮り、
       
                  ビニール袋にいれて持って帰りました。

                                  ・・・・・・・・・・ボロ布の量?・・・

         ・・・・ さ~あ・・どの位あったか?・・・・・・
     
                      覚えてないけんど。・・・・・・・・・
              
                                    小さいビニール袋に・・・・
                                             ナンボか(いくらか?)
                                          ・・・・・・・・・・・あったろうか?・・・」
 

 警戒心の無い、一眼国に充満する毒気の影響を受けてない新米警察官は、

冒頭に「銀行員失踪事件」と、題材を明確にとなえた後で、極めて端的に捜索のやり方を言い切った。

私が新米警察官に、この事件の基礎的な解釈をした事はない。

それを「銀行員についての穴掘りだ」と言い切り、手際よく説明したのは、

この事件が誰もが知る事件に、新しく生まれ変わっている証跡だ。

が、警戒心の無い正直者であるがゆえに、肝心な事が記憶にない。~たとえば
 
      ★ 小型のショベルカーを現場で運転したのは、
   
            どこの建設業者か?たぶんショベルカーのアームに
     
                      ○○建設と、会社名を書いていただろうが?
                                          まったく覚えてない。
 
      ★ 河原から出てきたボロ布の色・形・大きさ・量?
      
         髪の毛の付着の有無?など・・・・・・・・?
                      そのボロ布は何らかの切れ端だが、何の記憶もない。



しかし、記憶に残っていたところで私には、どうすることもできない。

~ただのボロ布であるが、掘る方法について

        「地域課の若い者は、ほとんど何もせず。刑事が指図した・・・」との事。

つまり、目的物・場所・埋没する範囲・深さ・・等々。全て調査し充分確かめた後で
行動を起こした事は確かだろう。

 まず、目的物に直行し、大事な証拠品を入手する。
そして、念の為、目的の範囲より数10倍~広く掘り返し、報告書には、

○○~ほどの範囲を、厳密に掘り返して検索した結果。

○○箇所から○○の衣類の切れ端と思われる布切れを発見した。と、書くだろう。

その組み立ての必要性から、ショベルカーを雇い・広い範囲を掘る必要があった。

証拠品となる大事なモノは、考古学者が宝物を扱うように、手掘で堀り出すもので、

絶対に機械は使わない。
  
 場所については、およその見当がつく。これまでに何回も通り、見てきて、数々の仮説
を立ててきたところである。


 詳しく聞く必要のない、目の奥に浮かんでくる舟着き場。

その近くに、幅2~3メートル、長さ10メートル位の規模で掘り返された跡があるらしい。

機械掘りなら、まだ証跡があるはずだ。~まだ台風による大水は出てない。~今ならある。
 

   

       先月の署内での “会”(教養日)・・・→(「悪魔と踊ろう」3ー11)の中で
           刑事課長の “お話しの最後の部分” を聞き~・・・・・・・・久し振りに眼が座った。

~刑事課長の指示~・・・・は
 
  「最後に、1つお願いがあります。
    以前から、鋭意捜査中であります、一国銀行

      の銀行員が失踪した件につきまして、

      もし皆さんが四万十市民から

           『あの銀行員の件は “どうなっているか?”・・・』と、聞かれた場合。

           『そんなモン知りません』とか『銀行員~て、何の事です』・・・

    ・・・などと返事をしたら、・・・ 地域住民から・・・
 
            『お前は、それでも中村署員か?警察官か?』と、

                                  警察官であること自体を疑われます。
      

       そんな事がないように、充分注意して。

                      ・・・・・市民から、『警察は、何もやってない』などと、

                           思われないよう~言葉使いには、

           
         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・くれぐれも用心して下さい。


       なお、昨年。1人の容疑者が、取調中に自殺しましたが、

       この事は、容疑者の1人が自殺したわけですので、

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・話題にせず、

       ・・・・・・内緒にしておいて下さい。・・・・・

                          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以上です」



 以上です。と言い残し、さっさと壇上から下りた。 
 
                  ・・・・・~これは5月か、転勤で~中村警察署から消える直前の事だ。 
                                 ・・・・・この指導・伝達の“前” に・・・・

今、組織に毒されてない若い警察官が話した。
                                               ショベルカーの「穴掘り」があった。(3月上旬)


~この結果を踏まえた指導 ・・・~
 
         「地域住民から失踪した銀行員の事を聞かれた場合には
        
                 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・~“知らない” とは言うな」・・・


・・・・・・~・・・~ここに続く。

         ~・・・・・「穴掘り」の後だ。

~あの時、副署長もうなずいていた。~「穴掘り」で出てきたボロ布は

・・・銀行員の “着衣” か? 
 
       「田岡 大 は容疑者の一人」???・・・つまり、消去した。
               ・・・・・・・・・・・犯人を消し去れば~・・「骨」は~“出なくても”~良い。


・・・・・「骨」が「出なくて済む」~唯一最高の方法は、
                    犯人を消し去り~その上で~被害者の遺族を抱き込む事だ。


・・・・・・・・・・・・・・・で、ないと・・・あの指示は無い。・・・「保身の為の」指示か

・・・・・・・・・・・・・・・・・・~他の目的で動くような “玉” か・・・~それなら銀行員の “服” だ。



サボリに来た新米警察官が帰ったあと、警察の制服を脱ぎ、
ラフな半ズボンと、汚れた半袖シャツに着替え、
自家用車で、四万十川左岸の目的地まで走った。

事件発生当時の14年前、数々の噂が、まことしやかに流れ出した。
 
 その内の1つに、田岡 大が河原で何かを運んでいた。~「引っ張っていた」・・・との、

あまりに、できすぎた話があった場所だ。

田舎ではよくある。~ はっきり喋ることができない田舎人が

         「○○サンが見たらしい」と、漠然とした噂をたてる。

噂には、“尾ひれ” ・ “葉ひれ” が付きまわり、何の価値も無いガセネタに生まれ変わって、

勝手に動き回るが、後で振り返ると、核心をえぐるように出てきた「話」がある。
 

 

 まず田岡 大が、自分の川舟を係留していた、小さな舟着場についた。

この近くの陸(おか)で、
失踪した銀行員が持っていたと思われる一国銀行の伝票様書類が 、燃やされていた。

半焼けになった書類が、紙を燃やした経験のないヤツが始末したと推察された。

その場所から下(しも)(下流)へ目測500メートル。この地区では最後の舟着場がある。

 いつも5~6隻の川舟がつなげる場所で、大昔から「○○サンの舫場(もやいば)」
と呼ばれ、よそ者は舟をつなげない。

それ以上に、この付近は神事で使われる神聖な場所である。


 山の神、川の神、・・やさ、何でもええ神々よ、神はどうでもいいが神事には酒が入る。

酒の方が神より大事な土佐の民。

中でも神様が結婚する~神事を祝う荒川八幡宮の宵祭りに、花嫁側である神の御輿が

四万十川から~川舟に乗り八幡宮の前にある河原に上陸する。

その場所から~少し陸(おか)に上がった河原のドまん中で、夫である八幡宮の御輿と、

舟で嫁入りした花嫁側の御輿をドッキングさせ神事が終了する。


(花嫁・御輿)


 土佐でしか発想できない、
男御輿と女御輿の結婚式を極めて単純な表現で終了さす大変  “新鮮な聖地” である。

田岡も地元消防団員として、この儀式に参加した経歴がある。
           


(舟着き場)




 14年前「ココが噂の指定席」だった。「夜中に田岡が、何かを引っ張っていた」・・・・・。
・・・・・・・・・・・・の・・・噂がこの聖地から聞こえてきた。

14年前の記憶をたどりながら、舟着場に車で乗り込み四万十川の前で止めた。

車なら10台位は置けそうなスペースである。

四万十川から東向きに入り江になり、竹藪や草がまわりに広がっている。

~14年前は、もっと藪が深かった。

 竹藪は、川と道路の間で分厚いカーテンを形成し、入り江の中は秘密の作業場になる。

私は当初から、銀行員は川舟で解体されたと思っている。 

深夜、闇の中で解体すれば、血液を洗い流す水は四万十川に無尽蔵にある。

が、その後、自慢の川舟は陸(おか)に上げられた。
場所は自宅裏側の空き地、御近所の 者なら誰でもオカシイと
思う公開の場所に10年近く放置した。
 
 年数にこだわる必要はない。1年でも1箇月でも1週間でも充分。誰にでも自慢できる

有名な船大工が、材料を吟味しながら、四万十川随一の職人芸で作り上げた逸品を陸に上げた?

・・田岡自身と本人の父親が、共同作業でやった仕事である。

つまり、親も「舟で銀行員を解体した」事実を知っていなければできない相談である。

しかも、それを10年あまり放置したとは「警察には捕まらん」との保証がなければできない。

その後、ご自慢の川舟を知人に提供して、警察の取り調べを受け自宅で自殺。
                  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まるでマンガだ。

(全景) 
不破
 



 マンガの後始末に、またもや~警察が動いている。~隠ぺい工作の後始末だ。


この付近の遊歩道をショベルカーで掘り返したらしい。



~マンガの跡は~付近住民の情報提供が無かったら解るまい。・・・・地元の誰かの目撃証言がある。

   ~そんなら~何か遣らねばカッコウがつかん。祭りの後の後始末じゃ~

       ~型を大きく残す~・・・目撃者に見えるように・・・

          「掘りました」「やりました」と・・・“誰でも見える” パワーショベルで掘りましょう。
                 ・・・~良く見えるように。



・・・・~で、結果は???・・・・・

・・・・・・そんなモン~・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・捜査の極秘事項は “極秘” です。
・・・・・・・・・・・・・・・・ “極秘” を邪魔するヤツは犯罪者だ。~監獄に、ぶち込めばイイ。 ・・
      

      ・・・・・・・・・・・何とでもなる。成るようになる。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・~発表するわけがない。
・・・・・・何とでもなる~成るようになる~明日の事なんか~わからない。
                          何をやっても “はからい” じゃぁ~ どうでもいい。。


 必要な事は、ただ1つ 

 ・・・・・・・・地域住民から~『銀行員失踪事件について質問された時』~・・
                               そんな事~知らないと、言うな

                                   

全部消したから大丈夫だ。ただ“知らない” と、言うな。・・・~そう言う事か

夕陽と海