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悪魔と踊ろう

犯人は警察幹部の親類だった。身内をかばう獣道で、犯人を割り出した警察官は、ミミズのように蒸し込まれた。ここは日本か?  

警察の腐敗・・「悪魔と踊ろう」   ~尋問の儀これあり~

2008年01月14日 13時15分34秒 | 悪魔と踊ろう  vol 2-9~10
     ●悪魔と踊ろう  vol 2-10              骨屋







 喫茶店の主、建設業者の情婦は、

業者と役人が絡んだ贈収賄事件が、簡単にボツになった事に
嫌悪感をあらわに、それでいて朗々と・・そう言えば・・と、

警察幹部と関連がある、ロクでもない人物について話し出した。

まだまだ無数に色んな事が、あるらしい。私は星空の一部を見たに過ぎない。

無限大の夜空の中で、1つや2つ人間の骨を隠したところで、別にたいしたことはない。
一眼国の星空には、人が人として感じる普通の感覚は完全に麻痺している様だった。

覚醒の中に幻覚を守ろうとする、組織され訓練された1つ目カラスが飛び回っている。
カラスにはカラスが好む人格があるらしい。

 銀行員失踪事件の犯人 田岡 大 が、任意で取り調べを受けていた際、
逃げ出し隠れていた、親戚の元警察官宅。
彼が金貸しをしていた時、借金の取り立てに、金貸しの手足のように

動き働いていた池田という男、この男も、喫茶店の常連客で、
骨の話題が広まるに連れ、銀行員失踪事件に触れて、
詳しい話しを聞くため私に接近してきた。

~こいつなら何かやる。
田岡が逃げて、隠れた金貸しの手下だ。昔の様に金貸しの取り立てを、

田岡 大にしてやれば、必ず何かつかんでくる。そう思いながら詳しく説明し、
事件の蒸し込み工作についても、お望み通り答えてやった。

本人は益々乗り気になったらしい、それもそのはず銀行員失踪事件を蒸し込んだ
県警幹部 西田秀男 の出身地と同じ土地に住む、ご近所の住民である。

私を食事に誘ったり、どうゆう訳か作業用ズボンをくれたり、
ことのほか親切に御接待を受けた。

この種の人間が、この様な態度を取るときは、必ず目的があるものだ。

が、どうでも良い、まず相手の思惑に乗ることだ。この男の噂は以前から聞いていた、
なぜか警察幹部とつながっている。これがウソかホントか本人に喋らすため、

こちらから水を向け話しを進めると、
複数の警察官と協力関係にあった事を名指しで 喋り出した。

つまり、タレコミ屋だ。
御本人にも借金があるようで、ヤクザ組員からの取り立てが 厳しくなると、
即、警察にお願いして、暴力団対策法による取り立ての「中止命令」を発動してもらう。
 
 最近は何をやっても件数である。
「中止命令」にしても年間何件、との数字が成績表になるから

何であれ、とにかく「中止」さす。

ヤクザが素直に「中止命令」に従った事を
~ことさらに吹聴し、自慢話の1つにする輩がいることを、
どれだけ警察が理解しているか?~そんなことは、どうでも良く「中止」は中止だ。

したがって、警察に貼り付いているヤツが得をする寸法だ。貼り付けば何でも得するようで、
さらに自慢話が続いた。

 猟銃所持許可申請と言う、猟銃を所持する為の手続きがある。
モノが殺傷能力のある猟銃だから、結構厳格な手続きが必要だが住所地である

宿毛警察署の警察官が「許可出来ない」と、手続きの不備を指摘したものを
県本部のエライさんに頼み込み「許可」してもらった事を、ことのほか自慢していた。

それこそ耳にタコが出来るぐらい、何回も聞かされたので、
おそらく誰にでも吹聴している事だろう。

しかも頼んだ相手が、宿毛のダム工事で横領事件を起こした~お役人の父上様だ。
頼んだ当時、県本部の生活保安課にいたらしい。

コネを伝い歩きして、行き着いたのだろうが、

銀行員失踪事件を蒸し込んだ中心的な人物や、その側近にコネがきくようだから、
本人の強欲を合わせれば必ず何かやる。と、思われた。

ただし、やった事は必ず相手に抜ける。で、抜けたとき相手がどう動くか? 
~つぶすだろう。~ツブスしか能はあるまい。これが足跡として残る。

川が流れるように、ごく自然な流れを山の上から見ておればいい。


 銀行員失踪事件から3年が過ぎた平成5年正月。
清水署にも年賀状が届き、それぞれに仕分けされた。

私は、4年前から警察官に年賀状を出したことがなく、署内での年賀状は、
全く無縁だったが、今年は机の上に一枚、信じられん相手から年賀状が届いていた。

神々の神、ボスの中のボス、銀行員失踪事件を蒸し込んだ黒幕
 県本部鑑識課長  西田秀男 
                              ~その人からの年賀状である。
 
しばらく何も考えられなかった。
表と裏を交互に何回もながめ、人目に触れないよう
机の中にしまい込み、年賀状の上にノートを置いて隠した。


自分より下の人間に、わざわざ

年賀状を出す様なヤツではない.

県下全部の警察官に
アンケートを取っても結果は同じだ。

そう言う御仁がなぜ?・・・・・

ナゼと同時に、やはり・・と思う。

やはり、骨の話しは本物だ。・・と、考えた。
~絶対に出て欲しくない「骨」が、忽然と現れた~しかも“捨てた”~この推理は正しいか


 平成4年、世間の噂通り、山の中で失踪した銀行員の骨が出た。「蒸し込み組」はあわてた。

近隣の者から~骨の問い合わせがあった時「騒がないで」と言ったのは?どういう意味か

年賀状一枚で、謎が解けた思いだった。
西田は、かなりあわてている。

・・・・・・・・・・・・・だからこそ私に~
年賀状を送ったのだ。と、推察した。

・・・・・・・・・(翌年~中村警察署長に御栄転~証拠隠滅か
                               これなら~目標は「骨」だ。




 西田秀男と同じ出身地である、骨に興味のある男、池田は動き出した。
骨が見つかったと ~噂のある四万十小学校の裏山を歩き回り、何かを捜している様だった。

~捜すとは、何を?
         付近住民の話では、発見された骨は全て警察が運び去った。

私が中村署の警察官に聞いた結果も、わずか半日の捜索で打ち切られている。
つまり、回収された骨が人間一人分、それぞれの箇所・部位における一体分あったからこそ

簡単に捜索を打ち切ったのだろう。そうでなければ半日で終わるはずがない。
山には何もないはずだ。

しかも、広い山の中で、いくら頑張ったところで、何か発見できるわけがない。

私も何度か経験があるが、山や海、川でもいい。

自然の中で、行方不明になった人を捜し出すのは至難のワザだ。

生きた人間、死んだ人を問わず、なかなか出来る事ではない。まして骨だろう、
どうして探し出せる?~警察が運んだ後で~

よくそんな事を思い付くものだ、ホントに探しているのか?それとも~??

    ~まだ残りが?あるのか?~(切断していた?)?・・いささか疑問に思っていた矢先。


「一緒に、行ってくれ」との電話があった。

山の中に何かを埋めた跡があるそうだ。埋めてもおかしくない、その山の半分は墓地だ。と、

~そう言ってしまえばそれまで。 まず相手に乗ってやれ、~話はそれからだ。

一緒についていった先は、噂の四万十小学校裏側から1キロぐらい離れた。

四万十川の東側に面した住宅街の裏手だった。直径1メートル位の山土が、
高さ50センチ位に、こんもり盛り上がった、土饅頭だった。

まず大型の犬を埋めた跡であることは、充分想像できた。
しかし、目的は何だ?この土饅頭を~
まさか銀行員を埋めた跡だと、思っている訳じゃなかろう。

なぜ、土饅頭をわざわざ私に見せる。
       
        そこで、わざと不愛想な物言いで

              「こんなモン・・・子供に見せても判る。
                     ~どうしてこれが銀行員ぞ、
                          犬か何かを埋めちょる、がぞ。」

 と言ってやった。

男の反応は・・「そうか」と一言。が、眼にはわずかに薄ら笑いが、
目立たない薄化粧の様に、ほんのり差し込んでいた。こいつのウソの限界だ。

帰り道、いかに一生懸命山道を歩き、探し回ったか。御苦労の程を聞かされながら道を急ぎ、
夜は一杯酒でも飲もうと言うことになった。もちろん男の御接待である。

酒の席でも山での捜し物の事を詳細に話し、次はどこを調べると意気込んでいた。
つまり、 この男は現実の捜索より、いかにして探しているか?
・・・そのお話を私に強調しているにすぎない。

ま、こいつなら~これが限界だろうが、じゃあ目的は何だ?
山なんかいくら探しても何も出ない。

ただ逆に、山で見つけたことに~するためには、海を探してもダメだ。て・・事だ。
いかにも頑張って探し出した。~と、するには、今の既成事実が必要だということだ。

・・~何かの~仕込みか


 この男の欲しいものは金だ。
ま、どうでもいいから男のオゴリで飲んでいりゃあいい。

そのうち幽霊でも出てくるわ。

と、4~5回飲んだか、ある日・いつもの喫茶店に呼び出された。

日曜日の午後、店内の客は、私を待っていた男が1人。
正確には、もう1人いると、 言うべきだろうか?
・・・奥の端にあるボックスに座っていた男が、私を見るなり小声で呼びかけた。

      「オイ・・お・・・オイ・・」

他には何も言わず



       「 オーイ・・・・・・・・~」

 左手を小さく振り、手招きするそぶりで、体を小さくかがめ、右手はテーブルの下にある
何かを持っている。よほど大事なものらしい。ノドの奥から注意深く小声を出し

          「オーイ・・・見つけたぞ~骨よ・・・」


半信半疑で納得しながら、男の正面に座った。

         「 いつ・・・・・・・・。」


 一言だけ答えると「4・5日前」だと言う。

そう言いながらテーブルの下から、

白いスーパーの買い物袋を取り出し、
他人に見えないように、私の足下に置いた。

見ると直径3センチ位の塊が3個
長さ15センチ位、直径2センチ位なのが2本。



合わせて5個の骨があった。 



しかも塊状の骨は、ノコギリで切られた様な
古い切り口がある。



さらに、別の1つは、精巧な機械を使わなければ
絶対に切れないぐらい、

鏡のように輝いた切り口の骨がある。

 明らかに、何かの検査をするために切ったもので、素人の手作業で形成される切り口ではない。
 
 いかに上手にウソをついても、この2つの切り口はウソではない。

まさかと思いながら次の言葉を忘れ、2つの切り口を交互に見つめていたが、

骨を発見した状態をいかにも説得力がない、わざとらしい小声の話しが続いた。
 
   「ワシが四万十小学校の裏側の山を登っていた時よ、
                      あの付近の山の斜面は傾斜がきつい。 

       足を斜面に踏ん張った時じゃ。
        その骨の関節部分の丸い
         ところを踏んだものよ。
      
          丸いとこがグリと回って、
 
          その長い骨が地面から起きあがってきた。
          
              この、丸いとこよ、・・・・~
     
              これが回って、・・・~
                         グリとよ、それで、こう、起きた。」
 
 骨を素手でつかみ、テーブルの上で、身振り手振りを交え説明する姿は真に迫っていた。
が、あまりに話が出来すぎている。

足を斜面で踏ん張ったとき。骨の丸いところを踏んで、テコの原理よろしく、
瞬時にグリと回り骨が出てきた。と? そりゃない。

     ~それに、・・・・・今、この男が話している「骨」を発見した場所は、私が話した所だ。
                               ・・・・・・・・・・・・・・・(・・・~そこは、違うんだ)

いくらなんでも、それ程つごう良く見つかるものではない。が、ここはひとまずウソに乗ろう。

 私も負けずに言ってやった。
   
                     「これは、怨念だ。・・・・・
                      殺された銀行員 の魂が・・・・
                                  大地から起きあがった。」

 思い付く全ての霊に関する知識を並べ、ゴマスリに専念したが、

1年間に50体ぐらい死体を扱う私としては、「霊」なんかどうでもいい存在であり、
むしろバカにしていたので、ロクな事は言えなかった。

 「霊」が存在するなら、もっと真面目に~どんどん出てくればいい。
犯人を呪い殺せばいいじゃないか?~どうしてやらないのか?~もっとまじめにやれ。糞霊。
        
   「この骨を枕の下に敷いて寝たら、
      今晩、銀行員が出てくるか?・・
 
         ほんものならでるが・・まちごうぉ~て女が出てきたら・・・・・
         
               よ・・・どうすりゃあ~・・・・ほんなら、・・
                     この骨は違う骨じゃけん。・・・
                          ・・・一晩、抱いて寝てみたらどうぜよ」
 
 
茶々を入れて相手の反応を待った。ニセ物ならそれなりの反応があるものだが。
こちらが茶々を入れる程に、真剣な表情になり、

  「ほら、この長い骨の切り口、これ~・・
    知り合いの医者に見せたんじゃ。・・・・・
       人間の骨には年輪みたいなものがあるがじゃ。
        
       それを見る為、
           骨を薄く切って顕微鏡で見たらわかるらしい。
              顕微鏡で年輪を数えるがじゃ・・・

              人は、生まれてから ~何10年も生きちょる。
                    牛や豚は2・3年や5・6年じゃ、骨の比重がちがう、
      
            血液型もわかるらしいのう。
                  ワシんとこ(私と同じ出身地)
                             から出た、●●医者に、やってもろうたがよ」


思いもよらん「医学」が飛び出した。
 
この男に医者の知り合いがおる・・・その人が調べた?いやに、自信ありげだったが、
そう言う裏付けがあったとは、それにしても準備万端整いすぎた話だ。

長い骨の切り口は、初めから気が付いていた。たた相手が喋るまで待っただけだ。

切り口は、砥石で磨いたように、極めて平らで、スベスベしていた。
機械で切る以外、こんな切り口には成らない。切り口の全面が、真っ平ら。

おそらく1ミリの数分の1単位でカットできる機械を使っている。
素人の手作業では不可能な切り口。

薄く切り、下から光りを当て顕微鏡で見るわけだが、この男にそんな芸当はできないだろう。

しかも切り口については、微塵も話題に出さなかった。
もし本人が、苦心して切り口を作ったものなら、何らかの方法で話題にするはずだ。

 ウソなら医者の話も大げさに出すだろうが、名前だけ言っただけで、何の問題にもしない。
血液型も、すでに調べているらしく、小声の早口でブツブツ言い出した。

誰かに聞いたことを自分の記憶をたどり、途切れながら順送りに、次々と脳の中を通過させた後、
喋っている様子で、上目使いで遠方を見ながら

        「骨の年齢は、年輪から 27~29歳 
              30歳は過ぎてない。血液型は、
                
               エ~・・・親が、BかOなら
     
                           Aにはならん、・・・・・・・・」


 血液型について、口の中で、お経を唱える様に延々と喋り出した。かつてない事である。
すでに頭の中では、骨の親子鑑定までしているようで、おそらく知り合いの医者から仕入れた

血液に関する知識を頭の中で、復唱しているのだろう。
失踪した銀行員の骨だと、確たる証拠を持って、決めてかかっている様子だが、
・・・それにしてもおかしい? 

いやに自信ありげだ。最初この骨を見たとき。いくら骨を発見しても、
正式に鑑定すれば~ウソならすぐバレル。だから「鑑定にだす」と脅せば、すぐ引き下がる。
と、思っていた。が、逆だ。

下がるどころか、逆に自ら鑑定を希望する様な雰囲気である。
まだ 口の中で血液型の講釈をしている。明らかに骨を金にするつもりらしい。

    ・・・親から銭を取ろう・・と言う魂胆か?・・・まだ喋っている・・・いいタイミングだ。

         「血液型じゃダメだ。A・B・AB・O では
          親子鑑定はできん。DNAじゃ、
                         遺伝子工学で調べるんじゃ」

大きな声で、DNAを強調して血液型を否定した。・・・が、
まだ血液型について、一人でブツブツ喋っている。

             「ワリャ~・・・DNAじゃ」

大声で切りかけた。が、

           「まぁ~聞け・・親がAかBなら骨は・・」

いっこうにやめない。
 
   ・・まだ、夢から覚めない痴呆老人のようだ。陶酔している。

この男は正式鑑定をして、骨と失踪した銀行員の親との、親子鑑定をやろうとしている。
それだけは確かだと確信した。

かりに「かくしん」させた事がウソであったとしても、銀行員の両親に伝わればいい。
殺された事は100パーセント間違いなく、犯人も田岡 大に間違いないからだ。

骨が何の骨でもいい。とにかく、銀行員の親に会える。~逢う口実が眼の前にある。

それじゃぁ~ウソでもこの話に乗る必要がある。銀行員の親に会おう。
一眼国の目的は、銀行員失踪事件~つまり、持ち逃げしたのであって事件ではない。



 事件後、形式的に容疑者 田岡 大を取り調べたが、田岡が使用した現金は、

実父の農協預金を無断で引き下ろし、

そのまま喫茶「よってや」のカウンターに
~隠し持っていたものを、

銀行員失踪後に使ったものである。~との結論である。


が、当時の農協預金がいつ、どの様にして引き下ろされたか?警察の説明はない。
・・・・・警察は、知らないはずだ知らないから~この程度のウソを平気で話す。 


   この当時の農協金融部の窓口にいた女性事務員と責任者は、

        田岡 大 の実父から ~「無断で引き下ろした」との
           ~強烈な抗議を受けているが、これはいかに
              ・・・現金を使い果たした後で、抗議に来た。

        ・・・・・・・・・・・・・・・・それは、銀行員失踪事件の前だ
                     ・・・・既に使い果たし、何も無い・・・
                        一円も無くなったから~抗議に来たんだろう


・・警察からは~何も聞いてない。
ウソをつくときは、頭を使いながらウソをつくものだ
                使うアタマが無いなら、ウソをつくな

~更にその後、どう言うわけか、窓口の女性事務員と責任者は農協を辞めている。
・・・なぜだろう
詳細は不明であるが、田岡が現金を使い果たした結果であることは間違いない。

それから半年後、どう言うわけか博打打ちを賭麻雀で逮捕。

麻雀の調べは、1日で終わり、あとは銀行員失踪事件について長々と、取り調べを受けたらしい。

この博打打ちは、事件とは何の関係もない。むしろ逆に協力者として使うべき人物だ。

この人も12年後の平成14年7月、自宅で自殺した。またひとり生き証人が消えた。
全ては一眼国の思惑通りに進んでいる。このままにしておけば自然消滅する。

それこそ一眼国の計画通り、闇の中に葬られる。

幸い、一つ目カラスには、1つだけ良いところがある「アホゥ~・・アホゥ~・・」と鳴くとこだ。

カラスは、自分が優位に立っていると判断すれば、果敢に攻めてくる。
ならば、相手が一番望む演出をしてあげればいい。



 
 素人が釣りをする時に~こだわるのは~服装・・竿:道具:等々・・・・・・・・・・・・・
                      ・・・・・・・・しかし漁師が仕事をするときは、まずエサだ。

エサは生き餌が一番。
手元で、どういう引きをするか見ておればいい。

 骨を片手に発掘者は動き出した。
その日の内に、失踪した銀行員の父親が勤める高知市の日立自動車に電話を入れたのだ。

男は、中古車販売の仕事もしており、県下各地から安い車を引っ張っているので、
車の販売ルートに関する知識は、以前から確立されていた。

おどろいたことに、銀行員の父親の近況まで、すでに調べており
         
        「銀行員のオヤジは、日立自動車の整備の責任者をしているが、
                       最近は、仕事していたと思っていると、

                              直ぐ、どっかに~いなくなっているらしい。」



と言う。

 どこで調べたのか、この男のルートなら、日立自動車に知り合いがいてもおかしくない。
聞いたとすれば営業・販売部門の人間だろうが、何のための調査か?



 銀行員失踪事件から、そろそろ4年目に入いる頃である。両親の思いは、
気が狂わんばかりの心境だろうが、この親が、これまで接してきた警察官は

「蒸し込み組」 の1つ目カラスだ。

事件発生当時、失踪した銀行員の父親が、中村署の刑事課まで
オロナミンCドリンクの差し入れを持って来た事が何回かあった。

私が追い出された後、係の刑事に~
      高価なウイスキーまで持っていき「息子の捜索をお願いした」と、

風の噂に聞いた事がある。

銀行員が使っていたマンションは、翌年の3月まで家賃を支払い
賃貸契約を継続したと聞いている。

   「息子が帰ってきた時、いつでも使える様に」との気配りだ。

この気配りの最中、私は清水警察署に飛ばされた。

つまり警察は、蒸し込みにかかったわけだ。

同時期、この1つ目カラスに~失踪した銀行員の父親が、

高価な品物を差し入れしたとは、なんとも残酷な場面だ。~言語を絶する

どの様なツラで~誰が受け取ったか?
    ・・・もし、私がその場にいたら、おそらくタダでは済まなかっただろう。

         人間が人であることの条件、“人間の条件” とは、何だろう 


~二つ穴が有れば~人間か・・・ 
      上の穴から~食い物を入れ、下の穴から~糞を出せば

              ~少なくとも  ・・北朝鮮日本支部の~役人にはなれる


警察の腐敗・・「悪魔と踊ろう」 ~尋問の儀これあり~

2008年01月12日 05時50分37秒 | 悪魔と踊ろう  vol 2-9~10
            ●悪魔と踊ろう  vol 2-9               骨








  銀行員失踪事件から清水警察署に飛ばされ3年たった。「でじめ」署長は県本部に御栄転。

マンガの主人公の様な刑事課長も高知署に御栄転。2人共数々のエピソードを残しての御栄転である。

何があっても、コネ筋さえあれば~後は何とでもなる。どうでもいい世界だ。


    御栄転の「でじめ」署長から、第一次異動の後~10日目に、わざわざ刑事課に電話があった。
       【一次異動・・署長クラスの異動から~1週間後位に、二次異動・・一般職員の異動がある】
 
 受話器を取ると、名前も言わず・・・「オゥ~・・お前か~・・・」で始まり

        「そこから佐川署に転勤になった○○に、“オメデトゥ~”と言っておいてくれ」と

一言~言って、・・一方的に・・直ぐ切れた。

        ・・・・・あ然とした。

この年、清水署の刑事課員が佐川署の地域課に転勤になった。
~・・刑事が~制服組になったのだ。

  明らかな左遷であり、~やったのは「でじめ」署長だ。

~それを~「でじめ」署長が転勤後・・・・・一次異動の後・10日たって・・・

左遷された刑事は、~まだ・・この清水警察署の汚い官舎で~・・・・・、

          ・・・~茫然自失・恨み辛みを噛みしめながら~引っ越し準備に追われている時期に
    
    ~・・その時期~最も・ショックが大きいであろう~その時期を見計らい

わざわざ電話で~・・・一言

           「“オメデトゥ~”と、言っておいてくれ」だと。・・・~いかにも「でじめ」らしい。

                    ・・・・・・・・~よほど~育ちが悪い~腐れ外道の巣窟で育ったガキだ。
                        

   ・・~これが署長。~・・・・・・・・~人事権を握るクソガキ・・~これでも署長だ。

             
 一眼国では、正月に署長官舎で御年始の挨拶、又、年1回位「奥さん会」と言う警察官
の奥さんを集めた~慰労会、そのほかにも独特の触れ合いがあり、
~「奥さん」にはダンナの 階級が、そのまま適応される。

それぞれ独断と偏見で差配され、できれば~誰でも~出席したくない。
自慢じゃないが~私の女房は行ったことがない。

しかし、理由無く~欠席した者には、「署長に対する反感」・・・「反逆罪」が適用され、
それなりの~オトシマエが付加される。

・・そんな世界だ。
~その狭間の中に、御栄転があれば左遷もある。

この左遷に~電話で「オメデトゥ~」と組織のボスが電話してくる。・・・・・・・・・・・すばらしい組織だ。

まして私のように、組織に弓引くヤツは、終わったも同然。

すでに私は、この一眼国を~早く辞めたいと思うようになっていた。

私が生きていける様な所ではない。

 悪党なら悪党で、手の切れるカミソリのような悪党ならまだしも、
体が大きいだけのバカが、
その場その場の思い付きで“権力”と言うには程遠い、“コネ・力”を組織内だけで振り回し

“職権を乱用” しているに過ぎない。

チャチな腐れ外道が、ガキ大将のごとくふるまっている。これが“冤罪”の卵だ。


 

  四万十市に内緒で帰り、銀行員失踪事件の調査をする時間が増えた。

当時最も立ち寄っていたのは、ある建設会社の情婦が経営する喫茶店だった。

特定の常連客しか来ない会員制のような店で、それぞれの客に独特の特徴があった。
この店には重要な男が出入りしていた。銀行員失踪事件の犯人 田岡 大 が

事件発生から1年後に任意で取り調べを受けていた際、取り調べ3日目に、
~逃げ出した茶番劇を演じたことがある。

その時、どこに逃げた?なんと、~親類の元警察官宅に逃げ込んだ。
田岡と親類だから、事件をもみ消した県警幹部 西田秀男 とも、知り合いか親戚になるだろう。

見方によれば、~“逃げた”と言うより~“隠した”という見方もある。

~任意で取調中逃げたモノなら、普通ここで終わりになるのはおかしい?
これだけでも不自然だが全体象は、もっとおかしい。あまり話題にもなってないが、

重要拠点である。~この逃げ込み先の元警察官、在職中に株で儲けた金と退職金を合わせて
~金貸しをはじめた。

最初のうちは、小さな金額だったから儲かったが、人間だんだん欲が出る、
そのうち大きな金額の手形割引に手をだし、~回収不能になって吹っ飛んだ。

この金貸しの手足となり、金の取り立てや、その他雑用に動き、金貸しから小銭を貰っていた
池田と言う男がいた。

以前から裏社会の情報を取っていた男だが、こいつも出入りしている喫茶店だ。
金のためなら、たいがいのことはする池田が動けば、何か面白い事をやるだろう、
・・との期待もあった。

 それと言うのも、最近おかしな噂が四万十市に流れていた。
四万十小学校東側は、山が切り開かれ宅地になっている。

その奥は、墓地が点在する山が急斜面の上に、市内の中心部に向かい、
なだらかに折り重 なっている。
これ以上、山を削って宅地にすると墓を壊す。その境まで開発させた地域である。


 山の上から市内を見れば、失踪した銀行員が仕事に立ち寄った、パチンコ屋が真下に見える。

反対方向を眺めれば、四万十川が太平洋に注ぐ河口が見え。
その、はるか手前に 田岡 大  の生家がある。

つまり山を挟み、北側は銀行員が仕事した場所。
南側は行方不明になった後、 数々の噂話が咲き乱れた場所である。


以前この山は、田岡が生まれ育った四万十市荒川までつながっていた。
バイパスが抜け 広い道路で寸断されたが、元は1つの山である。
田岡 大 方の裏山から細い山道を登り、

尾根沿いに歩けば、今の四万十小学校に出る。テレビやゲーム機のない時代、
子供は山や川で遊んだ。

途中の山裾に荒川八幡宮が四万十川に向かい、川行く舟に、道行く人に安全祈願を捧げている。

かつて京都から流された一条家が、戦国時代前に、貿易による繁栄を垣間見 た夢の跡。
英傑の夢跡にポツリと座る賽銭箱を見た、40年位前の田岡少年には単なる貯金箱
~(賽銭ドロボウ)にしか見えなかったようである。

ポケットに10円あれば菓子が買えた時代、英傑の貯金箱、賽銭箱から借用した小銭を
ポケットに、この山を駆け回り遊んだ少年が、新しい貯金箱を作ったようである。

  風変わりな貯金箱を~

 銀行員失踪事件が発生して2年位たった頃。
四万十小学校に通う、小学生が、変な内緒話を していた。

           「人間の骨が転がっているとこに行けば 、10円や100円玉が落ちちょる。
                                 ・・・・・・・言うたら、おごられるけん、言われん」
 

 拾ったお金で、お菓子を買ってはいけません。~小ガキ生は学校で、お勉強しています。

まして骨の近くに落ちている金なら、その人のお金でしょう。よく知っている小ガキ生は、
大人に言えば・おごられるから、黙ってお買い物をしたのです。

子供が「人間の骨」と確信を持てる箇所は~1つか2つ。頭蓋骨か肋骨。
ここしかないでしょう。この程度の噂話しなら警察はまだ知らないだろう、

早く小学生を捜し出して、警察より先に確認してやれ、と思っていた矢先。
普段から傷害事件等で警察にお世話になる、ご近所の犯罪常習者が、警察に届けた。

「骨だ」本人が最初に発見したかの様に「寒ランを探しに山に入ったら、骨を見つけた」と。
この男なら、本人の少年時代から知っているが、花を集めるような男ではない。
・・・しかも、この山は墓地だ。集めるような花はない。

ホントにランを探していたのか、~それとも警察が、そのように言いふらしたのか?
~今だ不明、~とにかく警察発表は信用してない。
  
  私が聞き込んだところ

           「骨が、カッパをかぶせた様な状態で見つけた」

との内容だった。
  日本語の解釈は難しい。

私もこれまでに、白骨死体を取り扱った事は何度かある。生身の人間が死亡し、白骨化した場合。

生前その人が着ていた服の中に白骨が存在する。~当たり前の事だ。
手の指、足の指に当たる骨は想像以上に小さく、逆に大腿部の骨は思った以上に大きい。

頭蓋骨は専門的には頭(とう)骸骨(がいこつ)と言うらしいが、男性と女性では型が違う。
女性の方がなめらかな曲線である。骨盤は明らかな違いがある。

したがって骨を鑑定に出すまでに、大ざっぱな捜査方針を立てる事ができるものだが


      「骨が、カッパをかぶる」

・・・・・・・・・・とは何か?
~そのまま解釈すれば、服を着てない裸の人間が、横に寝た後、上からカッパをかぶせた?

・・・そう取れるが? 本人から聞いた訳ではなく、まして見た訳でもなく、なんとも 断言は出来ない。
  これ以上どうする事も出来ず、静観するしかないと思っていたところ、
またもや面白い話しが聞こえて来た。四万十小学校の近くに保育園がある。

園児は車が走らない安全な場所を散歩コースに選び、保母さんが引率して園外を歩く事がある。

最も安全な場所は四万十小学校の裏側である。
ここなら車も走らず、毎日歩いても安全である。

園児は無邪気に愛らしく歩く。
途中、園児の祖父母が孫の姿を一目見ようと集まってくる 場合もあり、

満面の笑顔をたたえた湖の様相を孫になげかけている。
なんとのどかな、いい風景だ。この祖父母から警察に問い合わせの電話があった。

     「うちの孫が歩く散歩コースの近くにある山から、
                 人間の骨が見つかったそうですが、
           
             孫が近くを通るもので、気味悪く思っています。
                          アレは誰の骨か判りましたか ?」

   ~まことにもっともな、高齢者らしい不安である。

連れ添いと死に別れた後、孫の小さな輝きに目を細め、同じコースを散策するのが
唯一の楽しみである御本人にとって、骨の出現は大変な出来事だった。

この時応対した警察官は、電話交換の近くにいる制服組の地域警察官だろう。
・・・・・・・・ところが問い合わせから、わずか3~4時間後、
何と親切に中村署から高齢者方に電話の

~御回答が届いた。

    「あの~・お問い合わせの人間の骨ですが、

           あれは九州から来た人が自殺したものです。
                      ・・身元も判っておりますので、 

                            ・・・さわがないでください」



この言動に対する、事実のみの疑問を抜き出してみたい。
 
           ● 私は、身元不明変死体「骨」を調べて~自宅に帰らせた事がある。
              ~大変な作業だ。
   
                 白骨化した遺体から身元を割り出すのは、
                               余程の努力と運がなければ出来ない。
   
             かりに運転免許証があったとしても、
             その免許証が本人のモノだとの証拠はなく、 歯を調べるしか方法はない。

               歯も・ただの虫歯が、数本あるだけでは難しい。~映画のようにはいかない。

                 早くて一箇月はかかる。(私は2ヶ月かかった)
  
                 ・・・いくら調べても 行きつかない場合もある。(不明の場合が多い)


           ● この難解な白骨死体の身元割り出しを、
              
                   ・・中村署は数時間、~又は控えめに計算しても1~2日で
       
              解決したらしい。
             
                      余程腕のいい捜査員と鑑識係がいるらしい。


           ●  それから、白骨化した遺体で「自殺」なんて事が
               ・・・良く判ったな?~縊死(首つり自殺)なら判るだろうが。
  
              それなら体の肉が腐敗し、首が外れて落下するまで白骨化しない。 
               ~かなりの時間を要する。

              その間~この場所で、発見されなかったのは不自然である。
  
              ましてこの時期、小学生が

                       「人間の骨があるところに、お金がおちている」
 
              と、「禁じられた遊び」 を盛んにやっていた時期にだ

     
           ● 最後に、「九州から来た人が自殺したのだから、
                         身元も判っているので、さわがないで・・」

              との返答だが。

                  そもそも、これ程親切に自殺だと、
                         第三者に教えていいものだろうか?
              
                         個人のプライバシーにかかわる大事な話は極秘です。
       
     第一、そんな親切な警察官の姿は、
               ・・かつて~見たことがない。
   
   
     さらに「さわがないでください」と
                      哀願した警察官の心中は?



 身元不明、あるいは白骨死体が出た場合は、現場の聞き込みが最も大切である。
そんな事は警察官でなくとも常識的に感じている。~それこそ“ネコ”にでも聞きたいぐらい

~情報が欲しい。
~恨めしいぐらいな心境で現場周辺を走り回り、
・・・わずかな事でも聞き取りに走るものだ。


もし身元が判っていても、
・・そんなら~ナゼ死んだの?・なぜ・何故・ナゼが必要である。

~それをだ、~「さわがないでください」とは、いかに?
・・ また、世の中に「さわがないで」と

警察官に言われ、素直に沈黙を守る馬鹿がどこにおるか。・・ボケ・・

世間の常識を警察と一緒にするな、クソ馬鹿。もう少し頭を使え、腐れ外道。

 
 最も逆向きの考え方もある。

  ~仮に、これは、かりに、の話だ。

 もしも、この白骨死体が失踪した銀行員なら。犯人逮捕の仕上げとして、
どこに、どんな方法で、いつ頃、死体を
・・・・・・処分したか? が、最大の問題になる。・・・・・・犯人しか知りえない重要な一点である。

もし、この一点が崩れたら、この事件は~飛ぶ。その為に白骨を隠した、と言えば絵が書ける、


~多分そう主張するだろう。~そう・・絵を描くだろう。

しかし、任意で取り調べた田岡 大は「シロ」だ。・・と、太鼓判を押した後だ。~その後の骨。



・・~なんで骨が出るの? 犯人は“シロ”・銀行員は“失踪”~事件ではない・・骨なんか出るな。
・・・・・こまった。・・困った・・・・どうしよう。

が、警察は小学生が骨の周りで、お金を拾った。
と言う事実は知らないだろう、もし知っていてもこの時点では、さほど重要な事とは思ってない。

  ・・・~目撃者がいるんだろう
      ・・~相手は子供だ、なんとでもなる。この程度の感覚で堂々とウソを言ったはずだ。

しかし、ウソと言うのは、全てを差配しなければウソにはなれない。

ウソそのものに無理があり、ウソ自体がウソの塊で、ウソに知恵がない。
・・こんなウソは、ウソとは言わない。
 
この当時、中村署の地域警察官(制服組)にそれとなく「骨の捜索」について聞いてみた。
この様な場合は、捜査員だけではなく全署員を総動員して付近一帯の捜索に当たるのが

一般的なやり方であるから、制服組であっても「捜索」には参加しているはずだ。
しかも、署内で内緒にしているなら~制服組には「捜索の目的」は、告げられてないはずである。

私が内緒に聞き込んだところ、案の定、制服組が現場に到着したときは「骨」はすでに
運び去られた後だった。~制服組は、付近一帯に遺留品がないか?

捜索しただけで目的や主旨などは、何も知らなかった。
・・勿論「九州から来た人が自殺した・・」等と言う事は、カケラも話題になってない。

しかも捜索したのは、わずか3時間程度で翌日からは、何の話題にもならなかったらしい、
これが自然な話だ。
自然であるが故に、制服組には警戒心がない。すらすら応え、私の意図もわからない様子だった。



(このブログは2007年6月に投稿)

このブログを見た警察は、“私の間違い”に、ある種の安心感を見て取ったハズだ。

~“場所を間違っている”。~ホントの場所は、この場所の裏だ。 
                    


(2010年7月再度・投稿)
 
私が定年より4年早く退職して、やり方も解らないままブログを出したとき

私のブログのCDが警察内部で出回っていたそうだ。もっとも・そのために
ブログを始めたわけで、当初の目的は達成しました。

 その時~間違いや、誤字脱字はそのまま、字間・行間もガチガチのブログで、読みにくいものだったが

そのままにしておきました。・・~
(あまり警戒されても時期尚早)


しかし、最近、東京からフリーのジャーナリストが取材(2010年)に来てくれまして、私と一緒に

「悪魔と踊ろう」を再度調査してくれましたので、これを機会にPCで読みやすいように

書き直す事にしました。

 


  骨の発見箇所は、四万十小学校の裏山には違いないが、裏山の北側。
●●保育園から~・・~行き止まりにあたる山中。説明の前にまず写真を御覧ください。

下の写真は、発見場所の登り口を撮影したものですが、どこが登り口か解りますか?

・・・~まず無理でしょう。
写真の中に印を付けないと解らない。

案内して貰った人に、「ココだ」と、“指さして”貰って、やっと解る箇所です。


上の写真を縦に撮影。急斜面の山が頂上まで続く。

草と雑木が生い茂る。この先が遺体発見場所。写真の撮し様がない。~そんな場所。


~どこが登り口か?教えてもらっても~自分で、その場所まで行かなければ解らない。

地元の人も用がなければ、行く様な所ではない。
わずか数個の古い墓が、幅50センチ位の急な山道に点在する。
市内在住の人でも~この場所を知る人は、いないだろう。

          ~・・・ここへ「九州から来た人が・・・」と、言うことに~なっている。
                ~その九州の人は“誰の案内”で、ココまで来て、自殺したんだろう?
                          ・・・・・・・・・・・ 案内ナシにココまで行く事は不可能です。

 足摺岬に県外から来て、飛び込み自殺する人は、死ぬ時は綺麗な海で死にたい。
との思いで、地の果てまで来る人が後を絶たん。たしかに死とは、人が選べる最後の表現だが、

ここに来る人は~ここに自分の家のお墓がある人だけだろう、
しかも~相当に古い数個の墓石が有るのみ、とても人が行く様な場所ではない。
上がり口も解らない様な場所???

しかし、ありがたいことに、
この時(発見当日)近くのお寺の御住職が、発見現場まで行かれて「骨」の供養をしている。

私が警察の仕事をした32年間に、このような御坊さんは一度も見たことがない。
まことにありがたい目撃者(2010年6月聴取)から聞き込んだところ

 御住職が山中の「骨」発見箇所に到着した際には、既に「骨」は
中村警察署に運び込まれていた。

そこで発見現場で御経をあげ、さらに遺体(骨)が安置されている警察署まで出向き、
さらに御経をあげられた。~よくここまでしてくれました。

 遺体安置室のステンレスのまな板(死体を置く台)に「小さな棺桶」二つに分け「骨」
が入っていたと御住職は証言しましたが、たぶん段ボールでしょう。

「小さな棺桶」なんか特注で取り寄せる時間はないし、時間があってもやらない。
ただ御坊さんが段ボールとは言えないだろう。

小さな棺桶には頭蓋骨が付いた上半身と、下半身の二つに分けられ、
頭蓋骨も肋骨の部分 も「縦半分」~つまり各部位(頭蓋骨・肋骨)の~左右どちらかの半分が白骨化し、
半分は ~黒っぽい・濃い焦げ茶色をしていた。

~つまり~この遺体は、地面の上に横たわった状態で腐乱した。
上半分は空気・雨・熱・ または野犬等で白骨化し、下半分はミイラ化した。(日陰で風通しが良い)


            (現場付近は、市内で飼われていた犬・猫が捨てられ
                       野生化したり、他にも獣が生息しており
                               ・・・・・・・~喰われた可能性もある)

・・・で、着衣は?と・・質問すると~御坊さんは、服らしいモノはなかった。
と答えた。

御坊さんは、白骨化とミイラ化を確認した。~・・・

服があれば骨は見えない。~つまり、着衣は無い。~裸?だ。

腰は?
足の骨と腰の骨が“合う箇所”が見えたが、下の方はバラバラで記憶にない。

ズボンは
はいていたと思うが?・・・・・??~?・かなり長い間・首をかしげ考え込んだ

しかし、ズボンが有れば、腰(骨盤)と足の骨(大腿骨)の接合箇所は見えない。
                                 (御坊さんは、目撃している)裸?

そして傍らに付き添っていた刑事が
    
               「九州から来た人が自殺したんです」と言ったそうだ。(当日)

くどいようだが「その日」~そう言った。

つまり、白骨化した死体を運んだ。その日に「九州」「自殺」を決めつけていた。

         さらに~
             「夏に死んだとして~死後半年以上は、たっているでしょう」と言ったらしい。

死体の所見は、骨と肉・皮・ウジ虫などで割り出すものだ。が、刑事は「夏・しんだとして」と、
まず「夏」を特定した後に「死後~・・・」と言ったらしい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・~それは逆だ。なぜ“夏”だ

~それなら~警察は、この“白骨の人”が・・いつ・・どのようにして・・死んだか?全部わかっている??


付近住人の話では「骨」から離れた場所に「銀行員が仕事で使う様な鞄」があって、中には
本(詳細不明)と、金が少し(2・3枚?)と小銭が入っていたそうです。

付近の地域住民による目撃。と、警察発表「九州から来た人の自殺」が合体して風評か吹き出した。


             ~・・「九州の銀行員が逃げて来て~・ココで首吊って自殺した」



「首つり」らしい?が、一部が白骨化しておれば・・・首つりの~・・首は離れる。

お寺の和尚さんは頭蓋骨と肋骨を同時に確認している。~つまり首は離れていない。

さらに、腰(骨盤)と足(大腿骨)の接合箇所を確認している。~足・腰が離れてない。

もし、首つりで~・・・・・

・・下に~遺体が不規則に落ちた場合。

頭・肋骨(両方)の~左右どちらか~半分(縦半分)だけ、骨で・半分がミイラ化にはならない。

そして、~骨がカッパをかぶっていた~・・・と、した場合。
(首つり自殺の死体が腐敗して~首が離れた場合は、胴体・手足が落下する。)

現場は・急斜面の山の中、~私は、この様な状態の骨の現場を2度経験している。
首つりの“高さ”にもよるが~首が離れて落下した場合~それを獣が喰いに来る。

結局・骨は、その付近に散乱して、まるでパズルを組み合わすように骨を探し、
拾い集める必要がある。指の骨なんか小さすぎてわからない。

        ~・・・つまり・・・「骨がカッパを“かぶる”ようには、ならない」

この死体は、最初から、~発見時まで~同じ姿勢だ。~しかも、何かで覆いかぶせる様にしなければ

獣に喰われ、骨は・散乱するはずだ。

    ~目撃者の発見状況と警察発表は~かなりな角度で、違いがありすぎる。信用しない方が良い。
・・・・・・・・・・・・・・・・“九州‥自殺”は、警察が創りだした創作ではないか

お役人の仕事は、何でも統計を取る。月に何件あり、上半期・下半期に何件、
年間統計何件というやつだ。

鑑識にも当然、統計があり覚醒剤や刃物、
血液鑑定を県の科学捜査研究室、通称・科捜研に送り鑑定依頼するわけである。

「骨」についても当然、鑑定が行われるが、

この年の中村署の「骨」に関する鑑定件数はゼロだった。鑑定する必要のない
「骨」である事は確かだ。・・・・アホが足跡を残しながら歩いている。・・・

ま、やりたい様にやらしておけばいい。



が、この「骨」は、その後どうしたのだろう?「九州から来た人が自殺した」

この言葉が強烈な不安を運んできた。「骨」は捨てたのでは?・・・

私の家の電話が盗聴された事は、間違いない事実だ。・・・→つまり「かなり~重要性がある」

それは、
      詐欺女のウソ「共産党に暴露する」との~演出されたウソを一眼国の

1つ目カラスが、そのまんま鵜呑みにした結果だろう。

私は、いつの間にか共産党の支持者にされていた
組織的に・私をつぶす為には「アカ」であることが、最も手っ取り早い方法である。

ウソであろうが何であろうが、他人がどうなろうが、そんな事はどうでもいい。
親分が、アイツは“アカ”だ。と言えば“アカ”だ。それなら「骨」は、どうなる。

この時、警察は詐欺女が言う「共産党に暴露する」のウソをウノミにしていた。

「暴露」されたら大変な事になる。証拠は跡形も残さず、“完全に隠ぺい” しなければならない。

しかも、任意で取り調べた田岡は「シロ」だ。
田岡を出したら~“ヤツの彼女” も出る~“絶対に出せない”。

“女が出せない” から、田岡を「シロ」にしたんだ。~目的は完全に終了した。
         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・~全部済んだ後「骨」なんか出せるか?

~それなら、「骨」は誰の目にも触れない場所に・・・・・・・捨てた
 
 考えたくもない不安と怒りが同時に吹き出した。

「九州の人の骨」とは、証拠隠滅の為。「骨」は永遠に処分した。

との意味ではないか?・・まさかと思うが、ヤツらならヤリかねん。

不思議はないのだ。もし、処分したのであれば、この事件は永遠に闇だが、
今結論を出す事はできない。

~そもそも“九州”とは?・・なにか?
・・・・・愛媛県では近すぎる。四国ではダメだ。

岡山・広島は中国地方だが~「中国地方から来た・・」~・・とは、言わない。

高知県人がよく言う~“九州” と言う言葉には “県名” が “無い”~・・・・・
“県名” を特定しない場合でも、高知県では “普通” に九州と言う呼び名を使う。

隣りにあるし、歴史的また観光にも昔から親しみ深いから “九州” だけで充分である。

~たぶん~この辺の選択でしょう?県名を出さなくても不信感はない。

 
 


  私が出入りしている 喫茶店の常連客にも骨の噂は広まっていたが、

経営者の女性は、それどころではなかったらしい。
建設業者の情婦と言えば 、聞こえは悪いが、裏の接待、つまり業者にお仕事をくれる、

偉いお役人を今夜どこで、酒を飲ませ、どこに連れて行く。帰りはどうする。
どの業者の誰が、役人とからんでいる。など、建設業の重要な裏方を一手にこなしていた。

本妻より数段上だろう、これがこの人の存在感で、社長と共に生きてきた大事な人だ。
が、社長が突然急死した、胃癌だった。四万十川が逆流するより大変な出来事が

突然襲いかかってきた。

生前これからの生活設計に、隣接する空き地を購入し喫茶店を建設する計画を
立てていた矢先の出来事だった。が~当然ながら、社長さんとは~口約束、

ダンナが情婦に太鼓判を押すはずがない。~お約束は、宙に浮いた。

しかし、女には女のけじめがある。タダで引き下がるのもシャクに障るから、これまで
尽くしてきた建設会社を相手取り「社長の約束」を要求したが~本妻が出て一蹴された。
結果は見えていたが、それにしても理不尽な成り行きである。・・・・こんなときどうする? 

このまま流すには惜しい。女とは見方を変えたら恐ろしい者よ。
彼女の頭には、ある地域における土建業者の縮図が濃縮されている。

現在の国土交通省が、まだ建設省・土木事務所と呼ばれていた時代。
高知県宿毛市(すくもし)の土木事務所、地元では宿毛土木と呼んでいる。

ここのナンバー・スリーのポストに、けっこうな御人がいた。

土建業者の仕事を斡旋する際「○○万円もってこい」と現金を要求する人間がいた。

娘は結構なスナックを経営して、1本数万円の高級な酒がいくらでもキープされていた。
私は店を見に1回だけ入ったが、ビールしか飲めなかった。

店内には、背広姿の業者・役人・銀行マンがあふれ、ホステスは素人風の若い女ばかり、
壁にはスーラかシャガール風の絵画が、カウンターにはレミーマルタンがずらり並んでいる。

次元の違う空間に入り込んだ様だ。この店を利用すれば建設工事の請負契約がうまく
出来るらしい。つまり、偉いお役人のコネが利く、お役人の娘が経営するスナックである。

父と娘が共同で国の公共工事からピンハネしているらしい。

ここまで言えば、関係者なら~およその見当は付いたはずだ。
実際この当時、宿毛土木の職員は、日本人らしい言い方で、「言わずもがな」な有名人だった。

現に、当時の職員は先程お話ししたスナックへ頻繁に出入りしていたらしい。
そのお世話をしたのが情婦だ。

~だから、ここまで話せば「言わずもがな」・・・・これ以上は言えない。
 
宿毛土木の偉いお役人の家は、土佐清水市の海の近くにある。
玄関出入り口前に植木があり、よく手入れしていた。

植木を取り囲むように立派な庭石が3個、無造作に置かれている。

石に値段を付ければ一個数10万円。×3個だ。つまり100万円前後の価値がある。
この3個の庭石は、全て高知県●●郡●●村の建設業者からのプレゼントである。

早い話が賄賂だ。

が、この石は、山から勝手に持ってきたもので実質的にはタダ。

宿毛土木の偉い役人と業者が結託すれば、この程度の仕事は屁のようなものだ。
ただ、どうせ賄賂をもらうなら石より現金をお薦め、・・・なぜ?・・・・・

・・・・・玄関前に賄賂の大きな石を置いて、いざとなったらどこに隠すの? 
あなたバカよ~。まっすぐ進めば、大笑い出来るところだった。

ここまで調べるのに3箇月は充分かかった。全て報告した後、結果は更に2・3箇月後。

・・・・・・・・・・・~あっさりボツ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何にもやらない。・・・・

・・・時を同じくして、情婦が業者の本妻から、きつい事をいわれたらしい。


         「アンタが、うち(建設業)の秘密を警察に言うのなら、
                   
                いくらでも言えばええ。
       
                   うちは、何を言われても大丈夫じゃけん。なんぼでも、やってくれ。

                          そんな事は、おどしにはならん。ビタ一文、金はださん。」

 

と、えらく自信を持って言ったそうだ。

いくら警察にたれ込んでも、絶対に捕まらないと断言した上で、情婦を一蹴したわけだ。

おそらく警察の言い分としては「社長が死亡している」とし、犯人が死んでいるのだから
立件出来ない。との言い訳をするだろう。

が、賄賂は、業者が会社組織でやった事で個人ではない。

しかも1つ2つではなく、無数の小枝から幹へ、更に根っ子まで行ける充分な要素があった。

しかも私がターゲットにしたのは、業者ではなく役人だ。銭を要求した「お役人様」だ。

それを、あっさりボツとは、家の前に立ち、なかも見ないで表札の名前だけ見て
入るのを辞めたのとおなじだ。・・・・・いかにも警察らしかった。

この1年後、ターゲットにした、偉いお役人は、定年退職の2・3年前になぜか退職しているが、
・・・・・・・・・なぜでしょう

たぶん健康上の理由でしょう。が、この人も警察幹部と縁故関係があるようです。





 この情婦の話しの少し前、宿毛土木は新聞にデカデカと書かれる大事件があった。
当時建設中の宿毛市橋上町ダム建設における横領事件である。

役人が賄賂をもらった話しならいくらでもあるが、逆だ。国が業者に支払うべき金を、
こともあろうに宿毛土木事務所の職員がネコババしたのだ。

高級車を乗り回していた職員が逮捕された。
ネコババ金額は確か700数10万円だったと思うが詳細には覚えてない。

金の流れを調査する為、逮捕された職員の実父の家も家宅捜査された。

~その家は警察官舎だった。逮捕された職員の実父は当時、高知県安芸警察署、副署長。
どうせ馴れ合いの捜索だろう。

その証拠に、これだけの大事件をやらかした県の職員は、どう言う訳か懲戒免職になってないから
  不思議な事もあるモンだ。・・・・・・・・・・・・・?????

一般的に業者から賄賂を貰った県の公務員は、わずか数万円の賄賂でもクビになるのが相場だろう。

それが、賄賂よりたちの悪い、国の金をネコババした横領罪でクビなしとは?・・すごい。
・・・後日談がある。

横領くん の父上様がお勤めの安芸警察署では、ある日会計係の目玉が飛び出し、
大騒ぎになったらしい。

何と、警察署を修理するため、県から送られた、ある~まとまった金額が通帳から忽然と
消えている。

あまりに唐突な出来事で、会計係が我を忘れ騒いだため、事が全署員に知られた。
おそらく、この会計さん、あとから大目玉をくらったことだろう。が、署長様は、冷静に対処した。

・・・全署員を集め

       「あれは、県本部から現金を送付する際の基本的なミスだ。・・・・・
                    実際に金は、本部にあったものを、帳簿上のミスで消えたわけだ」



と言う子供じみた言い訳を淡々と、一方的に話し幕を閉めた。

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・こんな話しを信じる警察官は1人もいなかった。

 この金が、どこへ流れ消えたか、それこそ「言わずもがな」である。

宿毛土木~県~県議会議員~警察幹部~銀行員失踪事件~・・・一連のつながりは、
点から線に成りつつある。高知県西部には、あまりに蒸し込み事件が多すぎる。

           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・これは決して偶然なんかではない。
根元は1つ、これだけの蒸し込み工作を次から次と、いとも簡単にやってのける。

まるで公式に書かれた数学の計算をするがごとく、県警が逮捕し、
公の新聞に記載された後 でも、平気でボツになる。

ボツになった理由を~世間が知らなければ、それで充分、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・後は、いつも通り胸を張り、偉そうに歩けばいい。

この様な現象が起きる根元は、1つしか考えられない。
県~県議会議員~県警察幹部~県本部・捜査一課・捜査二課と、一連のつながりが無ければ

・・・・この公式は説けない。

 で・上を見ろ。・・・高知県西部の出身者が、それぞれの要職に雁首そろえて座っているじゃないか。

それぞれの雁首を~ヒモにつるして、ぶら下げたら、一点で交わる。
高知県宿毛市(すくもし)・・・・・この一点・・・・・敵が見えた。