今日も穏やかな朝で、早起きをしてごミサの準備に出かける。もう一人、ラテン系のハーフのような方がよくわかっていらっしゃるので安心だ。もちろん、彼女は日本語で話す。神父様は漢字も読めるメキシコ人の神父様だ。今日は日本語のごミサとスペインのごミサがある。昨夜の得意の一夜漬けの勉強で何とかなりそうだ。祭壇に飾るろうそくは燃やした後、頭がギザギザになるので、削ってきれいにする。消したばかりだと熱いので、冷ましておいたら硬くなりすぎた。二人で苦戦する。(はさみかナイフで削る)「遅かったのかい・・・」と彼女が歌う!えっ!その歌はもしかして、「遅かったのかい、君のことを 好きななるが、遅かったのかい、・・・」という歌!?私が歌うと「そうそう、よくご存じですね」と。
待ってくださいよ、この歌はかなり古い記憶から引っ張り出してきたんですけど・・・。彼女は「私の父がラジオをかけていてよく流れていたんですよ。幼稚園から急いで帰ってきて、この歌を聞いていて、それからトイレに行ったら・・・遅かったのかいになってしまって・・・」と彼女が言う。えっ、神さまごとのろうそくにまつわるお話が・・・。でも、なつかしい歌謡曲だ。たぶん、「今は幸せかい」という題名だはないだろうか。
結ばれなかった二人の歌で、男性が女性に「今は幸せかい?」と問いかえるのだったと思う。ごミサのまえに思うことでもないが、そう、誰かが言ったなぁ、「不倫とは、逢うのが遅かっただけのことだ」と。逢うのは遅くなかったけど、ちょっと回り道をしてしまって・・・なんていうことはある。でも、遅いからいいこともあるのだろうし、回り道が必要だったこともある。「いまが幸せなら」そう、それでいいのではないだろうか。
癒しの陶灯「希望の鐘」にやっと桜色の紙を貼ることができた。うまく写真に色が出ないが、何となくやさしてくほっとする。
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