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『真田丸』6話「迷走」、信繁の挫折と誇り、平八郎の埃

2016-02-16 23:33:21 | 大河
2016年大河『真田丸』6話「迷走」のネタバレ感想のようなものまとめ 

安定の真田家、安定の黙れ小童。




ある意味イケメンパラダイス。

※途中の徳川家ターンでほっこりしてください。



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■オープニング



挟土さんの題字、いつ見てもすごい。


オープニングで一番ここがワクワクする。
きたあああああ、って感じ。





■信繁の表情


 
こういう信繁視点のカメラワーク、臨場感溢れ出るドキドキする。

 
信繁の表情が変わる瞬間、思わず息をのんだ。



■素っ破


 
「素っ破は目先の損得では動かぬ。一度家臣と決めたからには最後まで尽くすのが我らの流儀。乱世なればこそ我らの流儀に値打ちがでる」
「素っ破が死ぬ時は信用を失った時」


出浦さんかっこよすぎか。
素っ破って忍びって意味らしいです。

そんでもってTwitterで教えてもらったのですが、「すっぱ抜く」の語源だそうで。
大河のタイムラインは勉強になります。



「ともするとあの先週のゲス半蔵も素っ破……」
そんなことを思いつつ、信繁の「やっぱり出浦さんかっけー」な表情がいい。



■安定の信幸兄ちゃん


 
「お前の意見を聞かせろ」
「私ですか?私の意見が取り上げられたことなど一度もありませぬ」


「取り上げるとは言っておらぬ。聞かせろと言ってるのだ」


この昌幸パパにしてこの信幸あり。




■安定の昌幸パッパ


 
「上様が亡くなられた」
「今…今なんと申された!」


 
滝川さん「しれっと何を」

見抜かれた狸さんは……


笑 っ て ご ま か す 。


 
滝川さん「つーか国衆が心配なんだよ」
昌幸パパ「任せとけ!」
滝川さん「……真田が一番心配なんだよ……」

昌幸パパ「(ええーーー)」


昌幸パパのこの知略狸、大好きです。



■安定の黙れ小童


 
「黙れ小童!!」

国衆会議恒例、信幸兄ちゃんが口を開こうとしたら室賀さんが「黙れ小童」。
3回目ともなると西村さんもこなれてきて、かなり食い気味になってます。

これ話が進むにつれて、お兄ちゃん何も言ってないのに「黙れ小童」が出てくるんじゃないかなって。



■北条氏政


 

 

「ホッホッホッホッホッホ…」
「ククククク…」
「ハハハハハ…」


笑い方のバリエーションに定評のある北条氏政



■ほっこりしてください


北条パートからの…

 
突 然 の 家 康 く ん !

何してんだよ、と思ったら先週のIGAGOEの疲労がまだ抜けていなかった模様。


 
「平八郎、お前が動くと埃がたつ」
「ゲホゲホゲホゲホ」




 

「あだ討ちダヨ!全員集合だってよ!」
「つか家来になった覚えねーーーーーーし」
「(……うわぁ……)」


 
「殿はお好きでございますよ」
「あっそこそこ」
「………………………」


もうなんなの徳川さんちwww
この徳川新喜劇はずるい!


だって家康はラスボスなんですよ。
ラスボスのこと好きになっちゃうじゃないですか。




■戦国の世



「誰もが先がわからずに必死にもがいている。私にはそれしか見えません」

信幸が信繁に、安土や京で何が見えたかと聞いて。


「今北条が攻めてきたら真田は終わりだ」

どうなるか誰も何もわからない。ただ言えるのはとひとつだけ。

これが『戦国の世』なんだろうなと。



■信繁の挫折


 

ここまでのんきに楽しんできた次男坊・信繁が、思いっきり挫折を味わってる。
自分のせいじゃない、と言ってほしいけれど自分のせいだとわかっている。




信繁、梅ちゃんと話して表情和らいだね。よかったよかった。


きりは「人質のコマ」と言う。それが信繁に「いやな女子だ」と言わせる。
梅は「守ってほしい」と言う。それが信繁に自信を取り戻させる。

どちらが正しいのかなんてわかりませんが、この両者の対比はリアルだなあって。



■次の天下人との距離感


秀吉が明智を倒しました。



信長と光秀はここで終わり。
秀吉が登場するもこのシーンだけ。

結局この段階での秀吉の知名度ってのは、織田家の中だけってことなんですね。
っても観てる側はこの先のことをわかってるから「秀吉きたああああ」というわけなんですが。
この絶妙な歴史上の距離感と、観ている側の距離感の描き方がうまいなあって。



■サイコロと言えば


 
「これで滝川一益の目はなくなった。源三郎、教えてくれ」

サイコロのプロにサイコロの目を問うっていう。



■信繁の誇り、昌幸の誇り



「力が欲しいのう。織田や北条や上杉と対等に渡り合える力が」

美しい親子だな。

 
「武田から織田、たとえ領主が変わってもこの信濃の景色が変わる訳ではない」
「私はこの景色が好きです。信濃は日本国の真ん中です。信濃に生まれたことを誇りに思います」

これ、長野県の方にとってはドラマのセリフとはいえ嬉しいもんだろうなって思う。


『八重の桜』のあと、綾瀬さんが東北の旅番組などに多く出演されてるのを見ましたが。
大河ドラマって地域おこしの側面があるんですよね。
主人公、あるいは主人公を演じた役者さんが『郷土愛』を持つことって、大河ドラマが大河ドラマたる要素のひとつだと思う。


(´-`).。oO(前作、群馬についてこんなこと言わなかったもんね……)

 
「父上の子として生まれたことを、誇りに思います」
「源次郎、よき息子じゃ」


信繁が梅に励まされたように、昌幸も信繁に励まされた、「言ってほしかった言葉」をもらったんでしょう。
逆にあえて言わなかったきり、信幸。
信繁にとっての梅ときり、昌幸にとっての信繁と信幸。

対比の上に対比を重ねて、立体的に描いてるんすね。
『あさが来た』といい、対比構造の描き方が上手い。


それにしても草刈さんのご長男の話を思うと、この台詞もまたしんみりきてしまいます。

 

本能寺の変や伊賀越えなどなど忙しい展開を迎えていましたが。
それでも合間合間に真田の郷の風景を映してきたから、信繁が信濃を愛する気持ちが伝わってくる。
昌幸がここを要にしていこうってのも伝わってくる。



■「大博打の始まりじゃ!」


信用第一の出浦さん。
信用ならないと言われた昌幸パッパ。
信用をあっさり裏切る家康くん。


さて、真田はどうなるのか。


「大博打の始まりじゃ!」

 

あからさまな信幸と信繁の表情の違い。
これがまたこの先いきてくるんだろうな。

……落ち着いて考えたら、昌幸パパずっと博打打ってるけどな。



「大博打の始まりじゃ!」のあとに、『迷走・終』ってのはなんとも意味深。




■次回




次回、ばば様徘徊。


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2016-03-25 15:29:32
まあ、調略や暗殺活動に従事する忍びが裏切ってばっかりじゃ…まあそんなんじゃ大名側も安心して使ってられないですからね(笑)
信用を得てなんぼでしょう


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