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『真田丸』4話「挑戦」 織田信長と明智光秀のちょっぴり複雑なパルピテーション

2016-02-01 18:36:02 | 大河
2016年大河『真田丸』4話「挑戦」のネタバレ感想まとめ 

 

今週もドキドキワクワク、ゾクゾクのハッピーアワー。





途中、画面が妖しい感じになりますがテレビの故障ではございません。




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■徳川と真田


織田の本陣・諏訪にやってきた昌幸と信繁。
武藤喜兵衛で家康を思い出す昌幸父ちゃんです。

 
「泣きわめきながら逃げていく家康の顔。今でもしっかり目に焼き付いておるわ」


父上がお仕事してる頃、信繁は探索してました。
弓立てを眺めていると。


「これは徳川の弓マイ甲冑でござる」

と忠勝登場。次いで家康も登場。



褒められて喜んでる家康がジワジワくる。

 
「わが真田はもう少し先を行っております。弓立てには、下に車を付けております。素早く大量の弓を運べます。私が考えました」

まだまだ若い信繁のドヤぁな顔。
多分タイミングの問題なんだろうけども、たまーに古美門先生がちらっちらっする件。




■コント、真田親子


信繁と家康がやんややんやしているところに、父上が戻ってきました。

 
「息子の源次郎でござる」
「徳川様でございましたか」
「誰と思って話しておられたのかな」

「もうちょっと下の人かと」

ちょっと信繁さん、それはwww

 
「どうもお前は落ち着きがない」
「父上には言われたくありません」

どっちもどっちだよ!!

昌幸と信幸は見ててこっちも胃袋痛くなっちゃうけど、昌幸と信繁は和みます。
信繁の、「これから父上はどうするんだろう」っていうワクワク感が伝わってくるからでしょうか。



■父上のスキル


織田の本陣で繰り広げられたのは、父・真田昌幸の華麗なコミュニケーションスキル。


「ひょっとして、上杉宛ての密書を奪ったのはお主か?

なにをしれっと。



「存じませぬな」

めんどくせえ件はスルーするスキル。
(さっきあの泣きべそ面が目に焼き付いてるって言ってたくせに)


「方便でござる」

こうなったら開き直るスキル。



「ハハハハハ!そのような危ない橋を渡るつもりがございませぬ。ハハハハハ!

肝心なことこそ笑ってごまかすスキル。




■かかとカサカサの会


そのころ、真田の郷では。
逃げてきた小山田茂誠をこっそり女子たちが囲んでました。


「ナイミツニナ!ナイミツニナ!シゲマササマノコトハドウカナイミツニナ!!」

「内密に」って単語にどうしても白い鸚鵡がバサバサと。



梅ちゃんきりちゃんのちょっと場面好きだなあ。
真田家のドキドキワクワクもいいんだけど、キュンキュンする三角関係もいいスパイス。


「私たちね、三日に一度ここに集まって、女だけの四方山話を…」

きりちゃんの咄嗟の嘘は女子会。

お兄ちゃんで出てけよだって。
また胃袋可哀想。




女子会とか言われたけど、騙され慣れてるから勘付いちゃったお兄ちゃん。




■狸と狸の化かし合い


さて、まずは信忠と対峙する真田親子。
信忠は上杉への信書の件を昌幸に問います。
昌幸はごまかそうとするのですが……

 

 


お互いに化かし合い狸なので、考えていることがほぼほぼわかってしまう。
この騙し合いにゾクゾク。


絵的には内野聖陽と草刈正雄が向かい合ってるだけなんですけどね。
その間から堺雅人が覗いてるだけなんですけどね。
なんでこんなにワクワクするんだろう。


でもここに至る前に、昌行と家康の確執?が登場していたり。
信忠がふたつの信書を持って昌幸を問い詰めていたり。
そのへんできっとボルテージがあがっていったんでしょう。

そのピーク直前に、家康とのこの対峙。
めちゃくちゃかっこいいな。





■圧倒、織田信長


その緊張感もピークのとき。
響くブーツの足音の主は、織田信長でした。

 
「真田安房守か」

信長が現れた瞬間の信繁の表情にぐっときた。
パルピテーションとも違う、確信めいた陶酔というか。

(お首元のおフリフリが気になる)

 
「…よき面構えじゃ」

 

信長と昌幸が向かい合った画面もゾクッとした。
シルエットのような二人がどこか隠喩的で。


殺陣シーンも魅力的ですが、役者さんの存在感を存分に引き出して、まるで異形のような織田信長を描く。
ついさっきまでコミカルに描かれていた真田昌幸・信繁親子、家康ですらかすんでしまうくらいに。

真田氏にとって、当時の信長にはそれくらいの圧倒的強さがあったのでしょう。
思わず息をのんでしまいます。


冒頭で「父の戦いぶりを目に焼き付けておけ」と昌幸が信繁に言葉をかけていました。
だから信長にしろ家康にしろ、視線のやりとりがガッツリ描かれたのかもしれないなあと。
言葉遊びのようなやりとりでも、そこには視線のやりとりがある。
昌幸は、信繁に、それを見ておけと。





■恍惚、明智光秀


家康、信長と出会ったあとのこと。
信繁たちはある場面を目撃。

 

甲州征伐んとき、「我々も骨を折った甲斐があった」と光秀が言った所「(お前ごときが)何をしたのだ」と信長が激怒してる場面。

いや、それはともかくとして。
全体的に暗かった画面にいきなりこの彩度の画面はびっくりした。
えええ、光秀ぇ……




ところで。
この明智M秀、どなた?と思ったら。
 ↓

「真田丸」の光秀は“きもい”? 大抜擢の作家を直撃 Yahoo!ニュース
、こちらのニュース。
 ↓
えっ岩下先生?!あの岩下先生?!

「信長のことが好きで好きでたまらなくて、お互いめんどくさい関係」
の光秀と信長、と思ってあの場面を見返すと

 


「痛いけど…でもわかってますよ…あなたが怒る理由…わかってますよ…めちゃくちゃ痛いけど……」
「私だけはね……あなたをわかってますよ…わかってますよ…わかってますからね……私だけはね」

という顔。

やだなんか泣けてくる。



穏やかにしていてあの龍のような目が怒ったらどうなるか、という信繁の発想も「そうくるか」と思ったし。
そのあとにフィクション混ぜて光秀殴ってるのを、信繁にも視聴者にも見せるの見事だし。

贅沢な役者と画面の使い方にあっぱれ。


これだよ…こういうの場面のつながりが見たかったんだよ……
フィクション少しくらいなら混ざってもいいよ…
こういうストーリーの連続性を観たかったんだよ……




■日曜のかいらしい夫婦


習わしなので織田方に人質を、というわけになり。
「姉上はいかがでしょう」と信繁。


「何故私が人質にならねばならんのです!」

当然姉上はブチ切れるんですが。
ダーリン茂誠もセットであることを伝えると…
 

「源二郎!おまえはなんと素晴らしいことを思いつくのです!」

なんだ姉上かわいいな。

ってか姉上も可愛いんですが、ダーリン茂誠殿もかわいい。


 

おまえら何してんだよwww


で、安土城についてからも。

 

マイハニー松さんへのポプリをハンドメイドしてるダーリン茂誠殿。
なにこの日曜版かいらしい夫婦。





■敵は本能寺にあり


松が安土に向かったのが6月1日、ということは……


「敵は本能寺にあり!敵は本能寺にあり!敵は本能寺にあり!」

本能寺の変キタ━━━━(゜∀゜)━ ━━━!!


 

……本能寺の変終わった……




で、第4話も終わり。


本能寺の変と言えば私の中では戦国のメインイベント。

(ちなみに幕末のメインイベントは桜田門外の変、おっとこの話はやめておこう)

当然一瞬「えっ?!」と思いましたが。
赤本(公式ガイドブック)を読み返してみたら、「信繁の見ていないことは見ていないから詳しく描かない」と脚本の三谷さんが仰ってたんですね。

真田氏にとって本能寺の変はこれくらい「あっという間に意表を突かれるような出来事」
というより真田氏にとって重要なのは、「本能寺の変そのものではなく、ポスト本能寺の変をどう生き抜いたか」ってことなんですね。
これはわかりやすい。


最短最速の本能寺の変
織田信長、明智光秀が印象に残ったか?と言われたら、

そりゃあもう、あのフリフリの信長も妖艶な明智光秀が描かれてるから、印象に残らないはずがないですよ。
(明智光秀に至ってはふりきって夢に出てきそうな)





■次週、笑ってはいけない伊賀への旅




笑いを堪え切れる自信がない。





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