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『おんな城主直虎』8話 菅田将暉(寺田心)はまだか。

2017-03-01 18:37:12 | 大河
2016年NHK大河『おんな城主直虎』第8回「赤ちゃんはまだか」の感想まとめのまとめです。


圧巻の貫地谷しほり劇場であった。



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■マタハラの匂いがする



【速報】太守様、しゃべる

そんな第8回のタイトルは『赤ちゃんはまだか』。
もうこれだけでマタハラぷんぷんの不穏タイトルだというのに。


アバン、相互フォロー・瀬名ちゃんからのお知らせで、トレンドの話題を知る次郎。
面白くって思わずニヤニヤしてたら……


のっけからしのさん鬱展開。



■ウナギパイ


やや子ができないことを落ち込むしのちゃん、ちょっとかなり情緒不安定。
なのに直親は呑気に「ウナギパイ飽きた」とか言ってるもんだから、今週も直親殴りたい。

直親の元カノの次郎、しのちゃんに睨まれるのもなかなか理不尽。
というわけで政次に「薬的なやつ買ってきて」と頼んでみました。

しかしここで簡単にウンとは言わないのが、我らの小野但馬守政次。


「直親様の子を孕めば問答無用で奥方の座につけるのではないか(このご時世できちゃった女子が勝ちっしょ)」

今週もドS発言ぶちかましてくる政次。
本当は、本当は政次自身が次郎を……



ところで。
次郎は「鼓を売ったお金で麝香を買ってきてくれ」と頼んでいたのですが。

これは……出てきますね。

鶴が小野家を去った後、蔵の中でも枕元でも、『あのときの鼓』が出てきますねえ……



■ひっこんでろ直親




今川が織田を攻めることになりました。
氏真に気に入ってもらえてるヤッスよかったねヤッス。
戦上手だって、よかったね、ヤッス。



その一報を受けた井伊の方々なのですが、直親が初陣にはしゃいでます。(どうなんだそれは
しかし落ち着いて考えよう。


 
「あのさあ、跡継ぎ不在なんだから君ひっこんでなよ」
「( ゚д゚)」


つらい!つらいぞ!ドS政次!



■何してんだ直親


何はともあれ、政次に買ってきてもらったお薬をしのに届けた次郎。
でもしのは受け取ろうとせず…


「次郎様は私に子が授からなければよいと思ってらっしゃるお方ではありませんか。さような方の薬など」

これはめんどくさいタイプの貫地谷しほり。



「さすがにあまりにも情けないお言葉。そなたはそれでも直親殿の、井伊の奥方様なのか!」

次郎も次郎でブチ切れるんですが、さらにそのあと。



「次郎様が私に乱暴を!」子がおりましたら流れていたかもしれませぬ!恐ろしい!恐ろしい方にございまする!」
「次郎殿、ご苦労であった」



「(殴っていいかな?)」


あああ、サイコパスとメンヘラの夫婦って。


ところで。しのさんの妹・なつさんと、政次の弟・げんばくんの間には第一子が誕生しました。
いやまあ、なつさんが妊娠できているのなら、問題は旦那さんのほうゴニョゴニョ

それはともかくとして、昼間の騒動から数時間した夜。


泣かせている妻が寝静まったころに元カノに会いにくる男って。



■小休止、筧利夫


しのと次郎と直親の戦がヒートアップする中、迎えた翌日。
織田攻めの準備が進められる井伊です。



中野殿の言葉が印象に残りました。



直盛パパも、おおじじ様もそうでしたが、中野殿も。
もしかして井伊の脳筋会議、こと戦に関しては案外にしっかりしているのかもしれません。


「ではよい支度を安くできることが我らの戦いでございますね?」

なんか、なんかな。

こう直親の発言に腹黒さが伺える直親について。
しのとの件に関してもそんなこと思ってそうで。




■子どもができれば


織田攻めの前に次郎責め

 

「お呪い申す」「お恨み申す」と沈んでいきそうなしのちゃんは自害を決意。
これに怒ったのが次郎。
「死ぬのは勝手だけれども」としののところに急ぎます。



間一髪のところでしのを止めた次郎。
しのは少しずつ心情を語り始めました。


「口には出さねど殿もお方様も屋敷の皆も直親様も。しのがおとわであったならと…
それでも子が生まれれば変わる。きっと皆見直してくださると…
一日中子を作る事ばかり考え…なれどただの1人にも恵まれず…

悪いのは私ですか?」


あああああ……(´;ω;`)

これは辛い……




『子どもを産めば一発逆転』
『子どもが出来れば一発逆転』


このしのなら、こういうこと考えるだろうなって。
しのみたいな女性は当時にもっといたんだろうし、現代にもいるだろうなって。







■話聞いてんのか直親



と思っていたら。
「ああもう!そんなこと言われたって困る!!」と、落ち着かせるわけでもなく逆に煽る次郎。



おちょくってくる次郎の様子に激怒したしの、いよいよ刃を次郎に向けたところで


今週の傑山タイムでした。

「私は必ず!必ず子を生んで見せまする!」と泣きながらしの。
一連の貫地谷しほり劇場、圧巻でした。

大丈夫、しのさん大丈夫。
菅田将暉(寺田心)が生まれてくるから大丈夫。


 

と、騒ぎを聞きつけてやってきた直親。
しのがようやく落ち着いたタイミングで「はあ……マジかい」とため息をついたもんだから。
「てめえおい!!何だその態度!他人事かよ!!」と次郎が激怒。


「子は2人で作るものであろ?なぜもっと共に悲しんでやらぬのだ。悩んでやらぬのだ!なぜしの殿はかように一人なのじゃ!」

いいぞいいぞ次郎。
そのまま直親の顔面殴ってやれ。

(おかしい。次郎の中の人は柴咲コウちゃんだし、直親の中の人は三浦春馬だ)

しかし気になりますね。
次郎の激昂のあとの直親のこの表情。



あんたまさか2人の問題だって気づいてなかった…?
しのを励まして心通わせてって穏やかな感じになってるけど、きちんと問題の本質理解してる…?




■次郎がイケメン


事の顛末を直盛らに報告しに行った次郎。
しのに刺殺されかけたことを伝えるのですが。


「なれどもし!母となった暁には、躊躇なく敵を刺し殺す心強き母となりましょう!」

これ後半に回収されそうな案件。
そして次郎がイケメン。




■毒っけのある脚本


直親の側室の話は一旦保留。
しのも次郎も落ち着いて、一件落着めでたしめでたし……になると思ったら。


「もう私の娘を襲わないで」

テンプレートの綺麗ごとばかりじゃない。
めでたしめでたしなんかじゃない。

『ごちそうさん』で和枝ちゃんがガス自殺しようとした回などもそうでしたが。
「いいか、これが現実なんだ」と見せつけてくる森下脚本。

この毒っ気がくせになるんだよお。




(休憩タイム)




(心が乱れたのでにゃんけいで鎮めております)

べっぴん作りに励む南渓和尚です(菅野美穂ナレ風に)




■菅田将暉はまだか。





直親てめえ…」って6回くらい言った気がする。

お世継ぎの問題にしろ、政次への態度、井伊の中の態度。
ただ共感性に欠けるだけのイケメンではなく、どこか壊れているクズ、あるいはサイコパスに描かれる直親。

三浦春馬のなせる業なのか、それとも脚本との親和性なのか。
あるいは第4回からの展開でそう思うように手のひらで踊らされているのか。

どれにしても言えることは『直親の株が底値』ということでしょう。
底値の底が抜けないといいのですが、ものすごく抜けそう。

さらに底が抜けようと抜けまいと、サイコパス直親とメンヘラしのの間から生まれるのが徳川四天王のエース・井伊直政(菅田将暉)ということ。

菅田将暉の塩梅が気になりすぎる。





■ヤッスが可愛い


1560年。
桶狭間の戦いがもうはじまっちゃいます。

 
久しぶりの戦はワクワクしますね!


ヤッスもいざ桶狭間。


あざとい!字幕がひらがななのあざとい可愛い!


ご出世願う瀬名様強い。






■次回はもう桶狭間




次回、第9回「桶狭間に死す」。





■貫地谷しほり劇場凄かったね。













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