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『おんな城主直虎』40&41話 健気な15歳そんなこと言わねえよ!!

2017-10-17 23:18:26 | 大河
2017年NHK大河『おんな城主直虎』第41回「この玄関の片隅で」の感想まとめのまとめです。


六左がどストライクだ。


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■41話!

先週までの直虎!

万千代さん、草履番アルバイトでバイトリーダーになる。




■社畜クラッシャーおじさん

バイトリーダーになった万千代。
でも彼の目標は、正規雇用そしてタヌキ家康社長の秘書になること。

そのタヌキ家康社長、秘書に雇用する条件として次の草履番を育成することを提示してきました。
「よっしゃやったるで」
と血気盛んな若者、さすがは菅田将暉。

そしてやってきた初めての後輩☆は……

おっさん(六角精児さん)

「えぇ……」


なんでよりにもよって中年のオッサンバイトなんだ。
なんかのろいしやる気もなさそうだし、物覚え悪そうだし。

アホなの?タヌキアホなの?


この六角精児ことノブが、果たして何多何信なのかは一旦置いておくとして。
新人指導に胃を痛めるお茶の間社畜の皆さん、あるいは若者に交じりながらアルバイトに励む中年の皆さん、胃壁剥がれてない??大丈夫???


■涙腺クラッシャーおじさん

そのころ、松下家は万千代の代わりの後継ぎを捜していました。
白羽の矢が立ったのは中野直久がいた。

一方で暴君の守り役を終えた六左は居場所に困っていました。

「虎松様の守役もお役目御免にございますし、松下におっても単なる居候のようで……出来ればこちらへ戻りたいかと」

とはいえ、これから戦場で大活躍する直久と、おとんというよりおかんな六左の交換。
これじゃわりにあわん!と近藤モッフは気に入らない様子。



「言うても六左、ウッマの扱いがプロなんやで」
と直虎の一言でどうにか近藤モッフの下でお勤めできることにはなりました。

しかしまあ……
六左はなんでこう涙腺をつついてくるんですかね。

「畑仕事に詳しゅうございます」ってポメラニアンが六左のことを紹介しててジンワリきてしまいましたよ。

だって六左、直虎が借金苦に頭を抱えていた第14話


「それがしは!それがしは武術はからきしにございます。それどころか馬も下手で実の父からも、愛想を尽かされるほどの出来損ないにございます!ゆえに、せめて、せめて苗の植え方ほどはこれからの井伊のために覚えとうございます。教えてくだされ、殿」
って泥だらけになって言ってたんですよ。

但馬や虎松からいびられちゃうくらい優しい六左だったけど、そのぶん愛されてきたんだろうなって。

なんかもうウッマも泣けるやんけ……



■ホニャ多ホニャ信

気に入ろうと気に入らまいと働くしかない。
くっそむかつくけどやってやるよ、と頑張ってる万千代です。

が、ある日。

新人おじさんバイトにちょっとキツめの注意してたら、エリアマネージャー乱入してきて厨房が修羅場になった。

本多忠勝の乱入で、ノブが何多何信なのかが明かされます。

毎度おなじみ流浪の本多正信でした。

去年の真田丸では近藤正臣さんがやってた本多正信。
中年・六角正信が老年・近藤正信になるの違和感ない問題。


「ノブおっさんなんであんなに怒られてるの?やらかしたの?」と疑問に思った万千代くん。
「一向一揆で家康に刃を向けた人で、本多忠勝にしてみれば激おこ案件だから仕方ないだ」ってのわかったまではいいんですが、問題はその先。

「なんでそんなやらかしジジイがワイの出世コースにおるん…タヌキ社長アホなん……」
ってなことを榊原康政営業本部長にぼやいてしまったもんだから


「役員の決定になんか文句あるの?不満なの?え?え??」

地雷踏み抜いてくボーイ強く生きろ。



■2017年は大災害枠でもなお尊い勝頼様



武田カーニバル「長篠きたったwwwww」




■六左がんばれ六左

ところで近藤さんちで働くことになった六左がどうしてるかっていうと。


うまくいってないけど頑張ってます!!!!!





■万福がいい顔してる。

毎日辛いことあってもがんばるもん!
万福もいてくれることだしがんばるもん!


ジャンプヒーロー街道もとい陽の社畜街道まっしぐらの万千代がある日見たものは……

「覚える気ないなら覚える努力くらい見せろってんだジジイ」って舐めてかかってた中年バイトおじさん。
なんとお得意様と知り合いだったみたい。



どうやら戦がはじまるらしい。
石川和正専務曰く、「織田は援軍をよこしてくれるけど代わりに丸太3000本ちょうだい」っていってる。

2人の話の内容から何かヒントを得た万千代は……

「よっしゃ超いいこと思いついたった!!おっさん有能やんけ!!!」

「わいの実家、材木屋もやってたわ!!!!今や!タヌキ社長に売り込むチャンス今や!!!」


万千代の横の万福が悪い顔してるの最高オブ最高でした。



■初陣飾りたい症候群

草履番は草履番らしく鼻緒をぶっちぎって、無理矢理に注進をはかります、が

秒速でバレてた。



それでも万千代の話を聞いてあげようっていう家康。
武田攻めの話を小耳に挟んだこと。
自分も何か力になりたいこと。
丸太を探してるっていうから、もしかして実家の材木が使えるんじゃないかってこと。

そのかわり、初陣を飾らせてほしいこと。



「ええで」

なんやかんやで暴君万千代を飼いならしてるタヌキ強い。



■やっと登場、主人公

南渓さんにお手紙着いた。


「井伊が材木の調達を請け負ってくれればワイ初陣いけるんや」
「ナマグサ坊主と腐れ尼よろしく」

みたいなニュアンス。


「ええ……」

これまでの40話分の経緯や大人の事情を全く分かっていない万千代。
ついに主人公直虎がブチ切れてバトルロワイアルしかけます!




■私怨を乗り越えて


直虎が仕掛けたのはバトルロワイアルじゃなくて、あのオッサンでした。

「カーン…カーンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカーーーーーーーーーン」



やかましいわ!!!

って言いたくなるくらいの吠えっぷりをしたのは多分人払いのためでしょう。
刺繍の商いをしていると紹介した布の間に、直虎から預かったお手紙。

──あの土地はもう井伊家のものではないこと。
──材木ひとつだって盗んだらあとあとどうなるかわからないこと。
──万千代は小さい頃だからまだ知らないけれど、材木を巡っては本当にいろいろあったこと。

──家康が万千代をよくしてくれるのは有りがたいことだけども、あの子はまだ未熟者。

──ここはきちんとした手続きでもって、近藤殿に材木調達の役目を命じ直してほしいこと。


井伊の万千代が手柄を立てようとしてんのに井伊の直虎がそれを防ごうとするの何それ面白い、と感心する家康。
これをみた方久が……


「家臣を失い家を失い、私怨を乗り越え、ようやく今の近藤殿との絆が出来上がったのでございます」
「先代にとって大事なのは井伊のお家ではなく、井伊谷が民にとって安穏の地であること、それだけなのでございます」


『私怨を乗り越え』の声色にゾゾゾッときました。
上手くいってるふうにみえるけど、方久の言う通り「私怨を乗り越え」たから、今があるんですよね。
誰も彼も。





■バタフライエフェクト

直虎の要請に家康が納得したすぐあと。
材木調達の命が近藤に改めておりました。


「近藤には切り出しに詳しい者はおらぬし、そなたの知り合いで誰か任せられる者はおらぬか?」
「すでに御家中におるではないですか。奥山六左衛門にございます」




直虎の手紙一通が万千代・家康・近藤と張り巡らされて、居心地の悪かった六左が居場所を見つけていく。
何この策略的バタフライエフェクト。






■健気な15歳(自称)

しかしそのバタフライエフェクトが、思わぬ形で届いてしまったのがこの子。



「今回の話はごめんね!とりあえず留守番で!」ってタヌキがライトに言ったもんだから…


「腐れ尼ぁああああくぁwせdrftgyふじこ!!!!!」
「15の!!!健気な!!!息子が!!!頼んでることを握りつぶす!!!」
「大人げない!!!!大人げないあのあの腐れ尼くっそ!!!!!」
「殺す!!!!必ず殺す!!!!」



「いや、言うてもそれ決めたの家康社長やで」と万福がなだめると。

「まとめて殺す!」

……。

………。

…………。

どこからつっこめばいいのかわかんねえが、
健気な15歳そんなこと言わねえよ!!!




■次週は放送時間にご注意ください。


次回!『おんな城主直虎』42話「長篠に立てる柵」は……


可愛過ぎる。

「日の本一の留守居番」を命じられた万千代が「俺は丸太で失ったものを留守居で取り戻す」って言ってるけど

嫌な予感しかしない。


■おまけ!




1 コメント

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( ´∀`) (カナ)
2017-10-19 10:55:41
いつも楽しく拝読してます!
まだ子どもが小さいので、寝たスキに録画で直虎を見たり、このブログを読んだりしてリラックスタイムです♪子どもを起こさないように笑いを我慢するのがいつもつらいです(笑)
次の記事も楽しみにしています(^-^)
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