妄想ジャンキー。202x

あたし好きなもんは好きだし、強引に諦める術も知らない

〈09冬、今ふたたびの奈良へ〉飛鳥鍋と石舞台

2009-01-11 17:55:47 | ○09冬、今ふたたびの奈良へ
石舞台古墳へやってきた。

史跡散策の前に、まずは腹ごしらえ。
飛鳥に来た目的のひとつ、飛鳥鍋を頂く。
朝食が粥だったせいか、飛鳥寺を出たあたりから空腹はピークに達していた。
赤飯の元祖だという赤米と、牛乳仕立ての飛鳥鍋が冷えきった体にしみていく。
豆乳鍋ともトンコツスープとも違う、和風の深い味わいだ。

デザートの赤米クッキーをかじりながら坂を登っていると、石舞台古墳が見えてきた。
巨大な石はイギリスのストーンヘンジを想起させる。
「じゃあ大和3山はさしずめピラミッドか」

ロマンチックなことを思い付きニヤけていると、空から白いものが降って来た。
雪だ。
しかし頭上の空は青い。
見渡すと南のほうに分厚い雲が層を成していた。
不思議とそんなに寒くはない。
パラパラと降る雪は白い羽根のようでもあり、灰のようでもあった。
かつて石舞台に現れたという狐にでも化かされたか――。


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