革漉きの話 その５

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そして鞄を表現する上で
革漉きは、
本当に重要な作業なんだと
改めて思います。

例えば
革の漉き方ひとつで
都会的でスタイリッシュな
鞄に見えたり
反対に
古臭いスタイルに見えたりします。

コンマ0.1～0.2ミリの少しの違いが
製品になると大きな違いになります。

また店頭に並んだ時を
常にイメージし
店頭で照明をあてた場合の
光と影の部分を計算して
より立体的に表現出来るように
革を漉いたりします。

カッコよさを追求していくと
革をついつい薄くしたくなります。

しかし
あまり薄くすると
強度的に問題がでてきます。
厚いと強度は強いけど
カッコ悪くなります。
常にバランスを考えて
革漉きしなければ、いけません。

本当に
奥が深い・・・。


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