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今月のお題「今更言えないこと」ですが、３６年前、初めて恋愛中の嫁さんの
実家に遊びに行った日、粕汁が出た。（今は好きだが）当時は、どちらかと云
うと嫌いだったのだが、折角お義母さんが作ってくださったのだからと、おか
わりまでしたのがいけなかった。当分遊びに行くたびに「洋さんは、粕汁好き
やさいかい」と、何回も出てきた。結婚して、当分経ってから「実は苦手なん
や」とママに言いましたよ。そしたら「今更お母ちゃんによう言わんは」と言
われたｗ しかし、そのおかげか、最近はどちらかと云うと好きな料理になっ
てるけえね。粕汁の他にも子供の頃大嫌いだったレバーと豆ご飯も、今は大好
物です。
もう１つの「今更聞けないこと」の方は、私は名前がなかなか覚えられません。
年を取ったからではなく、小中学生の時からその欠点に気が付いていました。
登場人物の多い小説など、その都度前の方に戻って○○て名前の人は、主人公
とどう云う関係だったっけ？となり、読み終わるの大そうな時間がかかります。
「よくそれで営業が出来ていたよね？」と家人に言われますが、幸い私の営業
先は殆どの方が「名札」を付けておられたので、院内で会う分には名前は間違
えませんでしたし、名札をしていない先生方は「院長」や「先生」で良いので
名前は覚えられなくても失敗をしたことはありません。
名前は覚えられないのですが、経歴やエピソードは、逆に沢山覚えられる。例
えば、今でも店でこんな会話をすいることがあります。「子供さんが２歳の男
の子で、ご主人は徳島のご出身で、カヌー選手だったんですよね」「いや～そ
んなことまで覚えてらっしゃるんですか？」「ええ、それなのに、ごめんなさ
い、名前が出てきません」詳しい経歴を覚えているので、名前はきっと「ど忘
れ」だと思っていただけるようです。１０年以上通って下さっているお客さん
の名前なんて、本当は「今更聞けない」はずですが、上の様にエピソードや経
歴を言った後に訊いたり「間違えて他のものを渡したら大変なので、念のため
にお名前を」と聞いています。
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