田舎は
虫がいっぱいいて
ほっつき歩いているときに
突然虫の気分になりたくなる
そうなると
あたりの景色が
虫の世界になってしまうから面白い
世界は幾重もの層になって存在しているなあと思った。
渋谷の駅のお客さんにはあまり見えないバックヤードのトイレで
浮浪者の吹き溜まりがあった話を聞いた
そこで
垢に固まった髪の毛で
レゲエのおじさんみたいになっちゃった人が
怒り狂って
トイレの便器を
「中卒で何が悪い!」
と叫びながら壊していたことがあったそうだ
日ごろ
浮浪者やホームレスを見ることはあるけれど
そういう人の目で町を見ることはなかなかできない
病気で働けない人は沢山知っているが
それでも何とか家族の中で暮らしている人ばかりだけれど
そうじゃない人は巷に沢山いる
思い返してみると
登校拒否児5万人というニュースがあったのは
もう
15年も前の話だ
その子達はその後どうしただろう
さらに高校中退も問題になった
ニートの問題tって
あっさり聞くけれど
大変だ
大量の人たちが
そのレゲエのおじさんみたいになって
怒り狂うイメージに圧倒されてしまった。
人間はけっこう強いから
レールからはみ出した人たちは大量にいるけれど
それでも自力で這い上がり
生き抜いている例は沢山知っている
大検を受けて30台で大学を卒業して
今ではかわいい嬢やを育ててるおかあさん
高校中退したけれど
働き者だから
苛酷な労働環境だけれど
がんばって働く若者
一方殆ど家から出られず
家族も病気とは思わず
対策は取れないまま50代になってしまったおじさん
個々に見ると色々いるけれど
中卒という語句で
検索して
圧倒された
そこに出てくるのは
そうやって表現できるのだから
パソコンを扱える人だ
そうでない人も沢山いる
私たちの親の世代 おばさんの世代 義姉の世代も
戦争や貧困の中でそりゃ凄いことになってた
人間はけっこうたくましく生きていくが
しっかり強い人ばかりではないいから
山本周五郎の「季節のない町(どですかでん)」の世界は
あちこちに繰り広げられているに違いない
↓は映画の一部 どですかでん は7分23秒ぐらいで出てきます
100個作ってもわずかな手間賃でしょう。なのに、酒を飲むなんて。分かっているのかいないのか、ほんとうにやるせないです。働けるのに働かない人、どうしようもなく腹立たしいです。
遊工房様のように、人のため忙しいボランティアをされている方もいらっしゃいますのに。
家族 子供と考えると
もっと
ゆったり暮らせればいいのにと思います
国民みんなで支え合うしかない、政治よ動け。
私は黒澤作品では
かなり衝撃を受けた
私自身は
理不尽なおやじの酒乱に翻弄されてた子供だったから
酒飲んで
そいつが駄目なだけだ
なんて
言ってられない
そこから
自分を生きるために
それが自分の問題だもの
妄想のおやじさんと付き合って死んでいった子供
もう
胸が詰まる
[E:heart]
ゆすらうめ 様
そこから抜け出せない若者
大人になってしまった人
おそらく膨大な悲惨な暮らしがあるに違いない
普通に額に汗して働く
そうして
食べていける
病気のときは支えあう
そういうことができない野蛮時代を生きているんだなあ
私たち