もう三日目だから
起きようと思ったが
悪寒がする
汗がいやな感じ
で
今日も病人でいることにした
勤めがないということは幸せだ
熱はないのよ
後で食糧はゲットしてこないとね
手のかからないものを
さて田舎源氏40編のうち
21編目に入ります
この本は14年かけて作られた本です
そもそもこの本
江戸時代には人気があったかもしれないけれど
今殆ど読まれてないのね
わたしが借りた本も
糸のしおりのありようを見ると
通読するのは私が最初っぽい
なぜか
長すぎる!
芥川龍之介が或る日言ったそうだ
源氏を読んだ人口と万葉集を読んだ人口を比べたら
圧倒的に源氏が少ない
身の回りで読んだのは
谷崎と誰とか二人くらいだろう
って
今はね
国民 皆 何かしら部分は読んでるけれどね
これは20編の話
明石の巻にあたる
この田舎源氏は室町時代に時代を置き換えていて
応仁の乱を思わせる争いが絡んでいる
敵役は山名宗全
その弟が
明石入道になぞらえてる宗全の弟宗入という設定
この弟は
主人公の光氏に味方している
意外にも琴に造詣が深く
そのわけを語る場面
右端が琴を光氏の母方の祖父に習い
その祖父は入道のおじに当たるというつながり
右に幼児がいるのは
光る氏の母 花桐(源氏では桐壺の更衣)の幼い時
という絵解き
この編あたりは
荒唐無稽さもはなはだしくなく
落ち着いて読めるが
だから詰まらんという人もあるようだ
雷 嵐等も同じ設定
桐壺帝の亡霊が出るところを
花桐に変えたりしていても
大まかに源氏のままの筋の運びとなっている
私はふっ飛ばし読みをしているが
絵本で読んだら
室内の景色
調度の模様
衣装の模様
小道具
すべてに意味やつながりが秘められ
いくらでも楽しめる
パズル本の趣がある
安野光雅の旅の絵本も
中に隠されたあれこれを探すのが楽しい本で
(ページをはさんで同じものが変化しながら現れたり
古典的な話の絵が挿入されたりしている
子供はそれを見つけては
飽きずに遊ぶ絵本です)
江戸時代の遊びの延長上に今がある感じだわ
背が伸びるかも
更新が早いから、私遊さんの記事を読んだのはいつだったんだろうと錯覚した。
お大事に。色々報告するからね。
アメリカから
ご訪問ありがとう
狭山茶
一服してって