遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

ピカソの鳩

2010-09-17 06:59:32 | 絵画

Pa ピカソが描いてから

鳩は平和のシンボルになったんだろうか

と思っていたが

そうでもなく

ノアの方舟からして

起源は云々されてる

そうだね

鳩がオリーブを咥えてたんだった

 

ピカソの鳩は  あれは モデルはもともとマチスの鳩だったそうだ

マチスがヴァンスからどこかのホテルに移動するとき

小動物は飼えないので

鳩好きのピカソにオウムなんかと一緒にくれたんだそうだ

この白いふさふさの美しい羽根の鳩はきっと気に入ると

くれたんだそうだ

ピカソのお父さんは動物画の大家で

ピカソは目の悪いお父さんを手伝って細部の仕上げも手伝い

鳥についてはとりわけ鳩については

もう10歳くらいで深い知識を持っていたそうだ

 

だから

鳩のあのすさまじい性格も熟知している

鳥の中で最も残忍なのが鳩だって

 

よく  なんで凶暴な鳩が平和?と話題になるものね

 

ピカソは矛盾を餌に成長する男

そう  フランソワーズは言っている(ピカソのクロードとパロマのお母さん)

 

ピカソがたどってきた戦争とのかかわりを考えると

鳩は平和の象徴というのも  

そう考えれば

なるほどというところもあるけれど

上の絵をたまたま見た詩人のルイ・アラゴンが 

ポスターに使わせてくれと言い

ピカソの鳩は世界を飛ぶことになった

で  鳩はすっかり平和という視覚言語になった

P これ

私の切り絵処女作

剽窃だねえ

娘と鳩

 

これも

原爆を巡る平和集会の

冊子の

表紙に使った

上の鳩の絵は 水彩で描かれ

そののちリトグラフにもなり

陶器にもなりしたが

鳩そのものもたくさんのバリエーションができたが

 

水彩のこのなめらかな諧調 これを出すために

鉱物油で溶いたという記述がある

 

水彩絵の具の粒子がサメ肌のように沈殿するのを避けたって

この絵の諧調がこんなにも 羽毛の感触を表してる秘密はそこか!

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