遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

三木多門先生ごめんなさい

2012-09-12 09:04:25 | 絵画

私どこかで

この先生の悪口を書いた

この先生の授業で私は美術評論家と言うのが

偉そうで

大衆蔑視で厭な感じだと思って腹を立てた

ともかく大方の美術製作者は

どうせろくなものができないのだから

ちゃんと芸術を理解できるように教育するほうがさきだ

と言うような講義だったのだ

頭から普通の人を脳なしに言っていると思って

若かった私はむかついた

 

しかし

この頃つらつら思うに

マスコミ等は 煽るだけ煽って 人々を盲目にし

謝った方向に誘導する場面ばかりを見て

それは政治にしろ科学にしろ芸術にしろ

そうだ

自分の頭でものを考え

自分の感性でものを感じることを殺している場面が多すぎる

かといって

なんの働き掛けもなく自然発生的に人の考え方が

自律的に 批判的に働くかと言うと

それも甘いし

自力で考えるとか 惑わされず 煽られずにものごとを掘り下げるとか

そういうことは訓練しないと

育てないとだめな場合も多いのだと思う

現に テレビのせいで 髪の毛薄い恐怖症

エイジング恐怖症

グルコサミンだの アントシアニンだのの 信仰者

すごいよ

私だって毒されている

三木多門先生は 子供の教育にかかわっていきそうな若者にそういうことを教えたかったのかもしれない

でも愚かな学生だった私は

読み切れなかったなあ

美術評論家っていやな奴だなあ

自分だけが先端芸術がわかっていて

分からない愚か者をリードしようという感じかい?

反射的に嫌った

そういう若者が集まっていると思って

あんな高飛車な教え方をしなければよかったんだよ

そう言う意味では

若者の発達具合を読めない先生ではあったかもな

な~ンチャって

謝っている割には生意気だなあ 私

 

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