おばさんを誘ってあったので
KINU洋画会の人たちとは行けなかった
で チケットを1枚頂いてあったので
「金取るのけ!?」と怒っているおばさんにあげた
陶芸美術館なんかおばさんくらい年だとタダだからね
お金取られると不当だと思うらしい
が
すごく熱心に見ていた
画家の経歴を見るとね
おばさんくらいの人もいるわけで
絵が好きだったろうおばさんには
思いもよらない女流画家の世界なわけで
いろいろ思うところもあったようだ
上の絵は片岡球子の
下はこの展覧会のものではないが
出品かあった
佐野ぬいの
とても良い展覧会だった
この後おばさんと温泉に行ったが運転中電話が鳴っていて
彩友会のお友だちだと思ったら
王子だったようで
王子も風邪だ
武蔵も今日は発熱 病院に行った
で武蔵は老人のスポーツの貴重なメンバーで 近々試合があり
底では 武蔵は必須の選手だが
具合が悪いと聞いてと また電話
気を使って無理しないようにと言ってくださるので
よろしくお願いしますと言った
が
武蔵が出ないとチームは試合に出られないので
しかるべく連絡を取らないといけないのでと
確かめの電話だったようだ
熱もあるし咳もひどいのですよろしくお願いします
と重ねて言ったが
まだ未練があるようだった
が
私 鬼になった
ね スポーツの同調圧力ってすごくない?
で 福島の駅伝 心配だったが
ま だいぶ余計なお世話だという意見に私つぶれる
と
また電話があった
やっぱり 彩友会のお友だちだった
彼女はれっきとした女流画家ですが
今体調も悪く 諸般の雑用に追われているそうだが
上の展覧会に女子美の誰だか偉い人が来るので人集めしなくちゃということらしい
「大橋さん 女子美ご出身?」と聞かれたので
ええ!?私 私立の大学に行けるような身分じゃなかったよ
と答えたら後からどんどん変な話になって
当の彼女は高校生の時画塾に通っていたがお父様が亡くなって
「私高卒だもん」というのだ
人生はいろいろだ
件の展覧会を見ておばさんはいろいろ考え
絵が好きな少女だったが絵描きさんになる選択肢は全くなかった
そういう おばさんの人生を振り返っていたようで
「こういう人は小さいころから専門にやってこれたんだな」
とため息
・・
私もね 小さいときは絵描きさんになりたかったんだけれどね
人生は曲がって行ったね
で どう?
振り返ってみると結構面白かったとは思う
電話を掛けてくれた人は
女流画家であるんだけれど それはね
その世界はちょっとね
というのもあるみたいで
「私は もう競争するようなのは嫌なの 楽しんで絵を描いていきたい」
という
・・
絵描きさんになるのも大変なのよね
・・
私は気楽でいいね
でもせっせと絵を描いて
死んだらそれはごみになって
遅かれ早かれ
あそこの いつも行く環境センターで燃やされてキロ当たり
5000ベクレル以上の灰になるのが関の山だね