本の処分のこと
いけないことを書いていたと思った
たとえば 避難所で 子供の本とか
持っていったらどうだろうとか
思ったりしたが
絵本とかは 読み聞かせで自分が使うので
処分はできない
この間 ラジオで 外国にいる日本の人が
日本語の本をどうやって手に入れるか
苦労話をやっていた
ああそういうところに送れば本の虫の人は読んでくれる
とも思ったけれど・・
プールに行くと 子供の遊びコーナーがあって そこに
本が何冊かおいてある
大人だって ちょっと何かあれば読みたいと思うだろうと
事務局に申し得たり
図書館に高見順の日記全集持っているけれどいらない?
と聞いたりしたけれど
図書館では いらないというし
今まで もらってもらえたのは
近所の中学校だった
そこでは 寝転んで本も読めるように
畳コーナーを作って 本箱を巡らせて
そういうコーナーを作ってくれた
あとになって 朗読をやるようになって
そこに持ち込んだ絵本 ちょっと惜しくなったりした
子供のころを思うと なかなか紙もなくて 本を作るのが大変だった時代もあって
本を捨てるなんて それは 考えてみれば
犯罪的なことだ
だから
こんなこと書いちゃいけないことだったと
思った が
あの地震の後
家に帰ってきた息子は
ここにいたら 僕は死んでいた
と 崩れた本箱 本の山を見て仰天していたのよ
田舎のここに納屋があるときからここに本を持ち込んで
ストックしてきて
死ぬ前にいろいろ始末しなくちゃと思い
たとえば 教育関係の本 これは 現代には通用しないし
とも思い
あれこれ考えると
日本は 飽食のおごり高ぶった国に成り下がって
電気をいっぱい使って いっぱいものを消費して暮らしてきた
その挙句の 原発事故だった と思った
まだかたがつかない
手塚治虫は
結局取っておくことにした
生き残った本棚に とっておく本を並べている
この本棚も 余震のたびにギシギシいうから
撤去してよと
言われていたのだが今のところ
ちょっと 置き場にしている
ここの住人はいなくなったし
これから
こっそり片づけることにする
さて 環境センターに行ってから
Yアトリエ
あそこの近くが夕べの地震の震源地だった
アトリエは ものすごく揺れる建物なの
でも壊れないの
ガラス絵も壊れなかった
私も改めて使うか?(遊さんなら読むか?)使うかも知れない(読むかもしれない)
なんて、考えてるより手元に置きたい気持ちが先でしょう?
凄い財産。
今朝持って行ったのは120キロだった
サキコさんが 読んでくれるというので
選んであげることになって
少し良かった
でも画集や資料や手放さないものも多く
困ったものです