今日はぐずぐずして出かけるのが遅くなったので
損保ジャパンにルドン展を見に行っただけで
民芸館も件の用事もパス
帰りに守谷の巨大ホームセンターに
いろいろ画材を買いに行き
額縁も買った
一回やってみたかった
アクリルの
これ自作できないかなあ
面取りはできないけど
切って合わせるのならできそう
そうすれば安上がりにできないかなあ
サキコさんができないかなあってこの頃ほとんど会わないが
然し このアクリル ダメ 絶対きれいにならない
静電気が起きる だめ 失敗!
さて 私はルドンって
あまり知らなかった
友達にルドン好きがいたけれど
話したこともないし
見てびっくり
黒い諧調が素晴らしい
私
こういう版画の黒と白の諧調はゴヤが好きなんだけれど
まったく別種の美しさだ
ゴヤはすごく理知的な香が高い諧調
ルドンは
怪しく湿った空気が包み込むような諧調
モノクロームの諧調でこんなに違うのだと
びっくりした
国立美術大学建築科に入学試験失敗した後
絵への情熱に目覚めて
ジェロームに師事したけど
合わなくて懊悩の日々だったらしい
合わないだろうそりゃあ
ジェローム↑
わたしもジェロームについて文句書いてる
http://yuukoubosss.fiw-web.net/note/blogn262/blogn262/blognplus/b2index.htm
真ん中辺の記事
それで次に師事した人がブレスダン
この人は
ラ・ボエームに出て来るボヘミアンな芸術家の仲間だったそうだ
ボードレールやポーの詩の絵も作っているし
そうだ バルバラの時代だ
このあたりの芸術の系譜を
知ろうとクセジュ文庫探したがなかった
なんだもう中古じゃないとないんだ
展覧会を見た後は図録の写真のちゃちさが目立って
買う気になれず
この本を買った
黒の諧調にびっくりもしたけれど
花の絵は圧倒的に素晴らしかった
近頃
白の諧調のことを気にしていたから
花の中の白い花びら
やっぱり そのグラデーションは
写真の比じゃない
これパステル
何回も見に行ってしまった
写真じゃよく出ないけれど
階調はもっと微妙
幻想的な絵には関心はあまりないのだけれど
この色の世界は
想像を超えていた
ルドンの絵の空気の
その原風景は
ベイルルバード 沼地や林 そういう荒地で病弱なルドンは育ったそうだ