遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

原罪 と 他力本願

2015-03-13 06:05:28 | ただの記事

昨日テレビで

ホロコーストを行った側と犠牲者側の生き残った人の子孫が対峙している番組を見た


今 歴史認識 ということがよく問題になっているけれど

人間のやってきたことは

本当に罪深いよなあと思う


私は子供のころ

赤紙で国民を戦争に駆り立てた最高責任者だった

天皇 というもの

その子孫はどういう風にそれを学んで

どういう風に生きていこうとするのだろうか?

と 考えたことがあった

その家に生まれて

歴史認識 っていうものを自己の中で確立し自分の言動を決めていかねばならない

って

過酷な人生になるよなあ

と思い


皇后が結婚する頃 その親族が友人にいたので

美智子さんがかわいそうで

ええ!!! そんなところにお嫁に行くの

かわいそう!

と思ったけれど余計なお世話だけど・・・・

周りの大人がかわいそうに

と言っていたのはまた違った意味だったと思う


そういう立場になってしまった場合の歴史認識って

本当に ただの庶民のわれわれとは違って

ものすごい重圧だろうと思う


でも 首相という責任ある立場の者も

まあ すごいね

世襲制みたいで

愚かな子孫あれこれの


信じられないような歴史認識

そして言動


テレビでは

ホロコーストを行った側の孫が

生き残った人から

今その祖父に会ったらどうする?

と聞かれ


殺す


と答えていた


私は知らないだけで

自分の祖先がどういう人だったか何をしてきたか

殆ど関知していない


関知する気もない


でも 多くの人々の宗教的ないろいろって

こういう 罪の多い人間としての 生き延びるすべなのかもしれないと思った


よく母が 人間は業を背負っているというようなことを言い

私はそういうわけのわからない

言い方が嫌いだったけれど

戦争を潜り抜けて

それは母の実感だったのだなあと

昨日のテレビを見て思った


罪深い人間の子孫として

どう生きていくのか


私は やはり 原罪 というような考え方より

阿弥陀信仰の他力本願 のほうが心にスッと入る


人間は自力で どうにかできるほど

能は無い 

その絶望に 阿弥陀様が 救ってくれると

丸投げ そして今を生きるしかないよ

阿弥陀様描いた絵 ないや

仏像を見るのが好きなのは

神様は怖いけれど

仏様は

寛容な感じがするからだな





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