デジャヴ感

熱っぽくて

（ったって７度前後の微熱）寝てると

幼いころのことがよみがえる

私はしょっちゅう熱を出す子で

お母さんは　おろおろ

その感じがよみがえってきた

幼子を残して夫が戦死しちゃって

親もいなくて　お母さんは心細くて

あんなにおろおろしてたのだな

と思った

戦地から帰ってきた酔っ払いおやじと再婚して

一人ぼっちで子を抱えてるよりずっと良かったのだろうな

と

今は思う

（子供のころは　離婚しちゃえと詰め寄ったものだ）

その父は　そのまた父が船乗りで外国航路で働いてて

これが故郷から許されないで好きで進んだ道だからか

家出中　そこで父が生まれたのだが

父が幼少時に死んじゃった！

だから酔っ払いおやじは孤児のように育った

孤独な戦争未亡人と孤独に育った変なオヤジとは

二人だけの切り離せない愛というものがあったのだろうな

と思う

ともかくそういう不安定なお母さんが

熱ばかり出している私に抱いた不安が

デジャヴ

こう書くと　育ててくれた父になんちゅう親不孝

と思うでしょうが

花てぼさんがメールで言ってくださったように

何しろ　この親父さんに溺愛されて育ったので

私のいろいろ　まったくこの親父そっくり

お酒は飲めないけど・・・

なんだっけ？何とか親子ってやつ

文句言うほど　いとしいオヤジです

こういうことを思ったのは

娘と兵馬俑の話をしていて

娘は　兵馬俑　デジャヴ感があるのよ！

というので

赤ちゃんだったあなたを抱いて

兵馬俑見たのよという話をしたばかり

兵馬俑を初めて見たときの　ドキドキ感はすごかったので

ああ

抱っこしてる　母と子は　感じるということは

同期するんだなと思ったのだ

これが父母と私

ハハハ　母と私そっくり

でも性格は私父そっくり

父も一人っ子で自分勝手