おばさんは
髪の毛を染めたいのが本心だろうけれど
ま しょうがない
散髪だけした
今日のデイケアでは評判もよく
髪の毛は 白いほうが いいよ とも言ってもらって
帰ってきた
どれ じゃあ今日の散髪した状態を写真に撮っておこう
ということになったのだ
おばさんが食べているのは
ここらの道の駅にもあるメニュー
納豆ねばねば丼
納豆 山芋 なめこ マグロ これを合わせて
たれをかけ 海苔を散らしたどんぶりご飯にかけるという
調理する方から見りゃ
超手抜き料理
オクラがある時期にはオクラも入ったりする
おばさんは
おおいにお気に入りです
この後長唄の話になって
（おばさんは若いころお三味線だの長唄を習っていた）
私が 今日たまたま車の中で邦楽の時間というので
その手の歌を聞いて
気に入ってしまって
なんか歌 教えてよ！と迫ったのだ
私 歌えるようになりたいな
合いそうな気がするのよ
↓ 昨日のクロッキー
古株の先輩
今日は 1キロは泳いだな
腕の痛みがだいぶ楽になって
20メートルは10ストロークで泳げるようになった
おばさんは ご機嫌よくデイケアから帰ってきた
昨日の彩友会
男性の新人は
↓
やってらんねえ！グレテやる！
と
今朝のトラブル
今日はおばさんがデイケアに行く日
朝ご飯を済ませて
散髪をした
武蔵はいつまでも寝ているが起こして
雨戸をあけてもらい
散髪したからね
おばさん鏡見ては気にしているから
かっこいいと言ってあげてとたのんだ
それから まずは朝の大騒動
今日こそは自分の薬飲み忘れないようにと
行ったり来たり
するうち
なんだよ！おばさんが一人で勝手に玄関に降りて
敷物がくちゃくちゃになっている
これが おばさんちの玄関だが
この手すりにつかまって降りて右手の椅子に座って
靴を履く
それを人に見てもらっているときにやるように
リハビリの先生にも言われ
家族も 言ってるのに
自分で好きなようにやって たたきにある敷物が
くちゃくちゃになって
躓きそう
「●△×！！！！」
私ががみがみ叱った
まだ お迎えは待っていていいのに なんで一人で
勝手に降りるの！？
転んだらどうするの！！！
とまずは座らせ
そこに武蔵もやってきて
こんこんと言って聞かせてた
おばさんなんか 言ったてダメよ
転んだって知らないから！
自己責任だからね！
わたしはご飯食べるからね！
と 家から持ってきたご飯とみそ汁を持って
おばさんの残りで朝ご飯済まそうと思ったのだ
（全く！こんなふうだから朝の薬忘れちゃうんだよ！
と 人のせいにしたい気持ち いっぱい）
↑右手の食堂に入って
ともかくかっ込んでいたら
音がする
今度は
おばさん 勝手に上がってきた
靴も 立ったまま脱いだ様子
「ここにいるんだから 呼んでよ！」
もう 目には涙が出ちゃうよ
武蔵がやってきて
おばさんは一人で生きてきて
人に迷惑を掛けないように
何でも一人でやろうとするんだよ
年寄によっては何でも人にやってもらおうと
チリ紙まで取ってくれという人もいる
９０にもなりゃ
変らないものだ
あんたみたいにヒスを起こしてたら
俺は間に入って困っちまうだろう
勘弁してくれよ
だと！
勘弁してくれは あたしだよ！
今日だって 風邪だと ソファ独り占め
私の居場所がないのに気付きもしない
バカ！
しかし
そうなのだ
おばさんは
並みの年よりと違って
何でも自分でやる！という意欲がすごいのだ
それは素晴らしい美質なのだよ
わかっちゃいるのだ
それに だいたい 老人問題に取り組むことについては
武蔵はプロだったのだし
言うことは
正しい
糞！もとい うんち！
というわけで
わたしは今日は家にいるのをやめて
外に用足し 温泉にも行こう
<script src="http://ax1.itgear.jp/okiron3/8/ax.js"></script> <noscript></noscript>井沢元彦の説は読んだ
それによると
良房はそうとうな人だったことがよくわかった
私のように無知だと道長の権勢のことしか知らない
というのが
私の無知ばかりでもなく 割と皆もそうなんだって？
ともかく良房は凄物なのだな
そこで 伴大納言絵巻に戻る
わたしは
これを伴と書いたけれど
図書館から借りてきた方の本（中央公論社刊）には
源信だろうという説が展開してた
詞書では言及がないのだ
上は左が清和天皇 右が良房
この部屋の外で
これと同じ服装の人が聞き耳を立てている
伴が 源信が応天門事件の犯人だ
と チクったので
天皇は処罰を決めた
大慌てで
良房が天皇に
それはいけませんよくお調べになりもせず
そんなことはなりません
と諫言しているところ
天皇が被り物もなく すごくくつろぎのところを
起こして 訴えているという場面
良房の色の剥落が一段とひどい
ということで
私の持っている出光美術館発行の本には
推理が載っている
この絵巻はたぶん 後白河の命で作られ
三十三間堂の宝物殿に秘蔵されていた
広く人々の目の触れることを狙って作られたものではないというのだ
でもこの良房の部分の剥落はひどすぎる
それでね
「こいつだぜ 悪の元締めは！」
と繰り返し 指弾を受けたんじゃないの？
という話
だから
わたしは平安末期から鎌倉にかけて
この藤原摂関権力について
後白河の周りの人たちは
どういう認識だったのだろうと 興味を持ったのです
権力を巡る手玉に取る天狗ぶりは
良房と後白河 似てるじゃないか
源信と良房も当時は政敵
井沢氏の本では
ここで 良房は源信に恩を売って
その見返りが
伴を真犯人とするという展開で
事件発覚のきっかけになった子供の喧嘩
（片方は伴の出納の子 片方は 源信つながりの舎人の子）
なのよ
日本版 ダビンチ・コードじゃね？
というわけ
もう 覚えの悪い私の頭にも藤原の良房の名前は
しっかりインプットされたわ
だいたいいちばん腹が立ったのは
武蔵が夜家にいたからだ
家にいると
いつもソファ豚になって寝転んでソファを占領する
夕方は体が痛いから私だってソファに座りたいのに
私のいる場所がないじゃないか
昨日は風邪を引いて剣道のお稽古を他の人に任せて
帰って来たのだからしょうがないけど・・
それに武蔵も そりゃ 農夫と剣道で
私の比じゃない疲労だから
しょうがないけど・・・
だいたい夜武蔵がいる暮らしに慣れてないから
いると邪魔でしょうがないのだ
ナツサンも旦那様と一緒にいる暮らしになって
疲れるとおっしゃってた
おばさんの食事も
これまではおかずを運んで
食べるところまで付き合わない
個食に慣れているので
ずっと ゆっくりのおばさんの食事に付き合い
お給仕お茶入れ こういう人とうまくやることに慣れてないから
疲れる
昨日はクロッキー会で
皆で交代でモデルになって
描きあう
という会
いつもは自分の書きたいように描いているので
人と交流はしなくて良くて
人の絵ややることはみたいときだけみてればいい
大塚先生も私の気性をよくわかってくださるので
私を放っておいてくださる
人と付き合えるようにならないといけません
人とともに何かできるようになるのは
私の発達課題です
おばさんは
そういうところ
私と似ている
ずっと一人で暮らしてきたので
人と そううまくは強調できない
デイケアに行って
そこん所がすごく心配だったが
上手にデイケアを楽しんでいる
流石 20年長だ
私が食事の世話をし
後片付けをし
というのが
気に入るようにできるわけがない
でも 文句も言わず
後を できるだけは自分好みに直している
（なんでもしまっちゃうのだ）
ともかく 私には眠る才能があって よかった
10時間寝たら 体の痛いのが楽になった！
