ここに行く前に
件の用事で九段に行ったのだけれど
必要なものを忘れて用が足せなかったので
久子さんの記事で見た昭和館に行ってきた
入ると千人針とか出征を送る写真とか
戦地からのはがきとか展示してあって
むねが詰まってしまった。
私にも戦地から送られた戦死した父のはがきがある
則子ちゃんに会いたいというもの
会えずに戦争に殺された
そういう人がこの展示物の背後にいっぱいいると感じてしまうんだよなあ
苦しい
私が見ようと思ったのは
これ
この写真は久子さんのところから持ってきた
池袋にあった長屋だというのだもの
私は池袋で小学校に入学する前2年くらい池袋の長屋に住んでいた
長屋というものだとは聞いて知っていたけれど
隣とどうつながっていたのか覚えがない
私が覚えているおうちと同じようなつくりなんだろうか?
と思ったが
違った
しかもこの長屋は昭和10年ごろのもので
私が住んでいたのは昭和23年と24年だ
そこの展示物にはいくつも覚えがあるものがあった
戦争の後の焼野原
バラックで建てられた新宿東口の闇屋とか
目の中の記憶もある
モノの値段や給料 などの表もあって
当時の食うに食えない時代を生き延びてきたのだなあと
改めて感じた
で
内心 今だってとんでもない時代になっているぞ
しかも そこらじゅうが毒だらけになって
生き残っていくものと死んでいくものが
どうなっていくかわかったものじゃない
という気もしている
焼け野原を生き伸びたように
生き延びて行かなければいけない時代かもしれないがな
・・・・
帰るとき小学生の一団にあった
背が高い
私ぐらいの子がざらだ
笹塚という校章のある小学校の帽子をかぶっていた
この子たちにはこの展示物は
私が江戸時代のものを見るようなそういう風なものに見えるのだろうか?
・・
その後表参道に回って
夏欧ちゃんの個展に行ったが
彼女は気管支炎で具合が悪いそうだ
・・
上の写真の真ん中に見える作品
RAIN という作品
水彩とパステルのようだ
デリケートな色で しっとりと 素敵
今回はコラージュはなかった
これはパネルに目の粗い布が貼ってあってペンで描いてあった。
ほとんどすべて写真を撮ってきたので
また気が向いたら載せましょう
お絵描きブログ 時々記事のほうにね
・・・
今日は実はかなり体が痛かった
歩き出して気が付いた
かなり疲れている
今頃気が付いた
年寄になったものだ
明日は コラージュお絵描きを遊ぶ