筑紫文化財研究所

筑紫における歴史的文化の探求と漫遊

破損した三好系人形の修復3

2011-05-25 06:23:44 | 人形



まず最初に、破損して持ちこまれた破片を
ジグソーパズルのようにもとの位置関係を
裏表の各部位ごとに復元します。
そしてセメダインを使って接合します。

裏面を見てわかったのは、この人形は
一部分が以前にも破損しており
その際に紙粘土を水で溶いたものを使い
接合が試みられていたようです。
この三次系人形は焼いていない生の
土に紙などの繊維を混ぜた素材のため
染み込む接着剤は不適です。


接合はセメダインがある程度固化するまで
洗濯バサミなどの添え具で固定します。

(つづく)

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