先だっておこなわれた博多人形新作展にて
与一賞の対象作家の20代から30代前半の作品は
中国の武者ものなどが展示されていました。
師匠世代の約倍の年齢の作家の作品には
和の武者や美人ものなどなど・・・
前者と後者には一線が引かれる差異が感じられました。
一言でいえば前者はフィギュアーで後者は人形。
若い人の作品は稚拙で漫画風、そういう方もいらっしゃったでしょう。
本質はどうもそうではなく(いや、稚拙さは否めませんが)、
江戸時代の床置物の系譜である伝統的な路線と、
キャラクターアイテムとしてのフィギュアー。
ここの基層のコンセプトが異なるのです。
商売の世界から見てこの差異はどうなのでしょう?
時代を敏感に捉えて作品を製作するなら前者でしょう。
後者は歌舞伎に触れ山岡総八を読んで昔の世界に憧憬を
覚えた世代なら受け入れられるのでしょうが、
「信長の野望」で育った世代には欲しいものに見えるでしょうか?
反対の心配もあります。
フィギュアーがほしい世代があえて
あの価格帯の土人形を買うものなのでしょうか?
非常に考えさせられる展示でした。
与一賞の対象作家の20代から30代前半の作品は
中国の武者ものなどが展示されていました。
師匠世代の約倍の年齢の作家の作品には
和の武者や美人ものなどなど・・・
前者と後者には一線が引かれる差異が感じられました。
一言でいえば前者はフィギュアーで後者は人形。
若い人の作品は稚拙で漫画風、そういう方もいらっしゃったでしょう。
本質はどうもそうではなく(いや、稚拙さは否めませんが)、
江戸時代の床置物の系譜である伝統的な路線と、
キャラクターアイテムとしてのフィギュアー。
ここの基層のコンセプトが異なるのです。
商売の世界から見てこの差異はどうなのでしょう?
時代を敏感に捉えて作品を製作するなら前者でしょう。
後者は歌舞伎に触れ山岡総八を読んで昔の世界に憧憬を
覚えた世代なら受け入れられるのでしょうが、
「信長の野望」で育った世代には欲しいものに見えるでしょうか?
反対の心配もあります。
フィギュアーがほしい世代があえて
あの価格帯の土人形を買うものなのでしょうか?
非常に考えさせられる展示でした。