筑紫文化財研究所

筑紫における歴史的文化の探求と漫遊

肥後の畑人形

2013-09-30 23:04:03 | 人形

熊本市近郊では古くから畑で人形が出る、と言われて来たようです。
俗称「はたけ人形」。
千葉でも同じような話がありました。
江戸市中から「金肥」が船で千葉に運ばれ
畑に撒かれた結果、江戸の便所で落とされた様々な日用小物が
千葉の畑で出土することになったのだそうです。
素焼きの人形は4,5cm程度のいわゆる一文人形で、
その他はおはじきだったようです。
肥後城下では相当の土人形が消費されていたと思われます。

(写真は木の葉人形工房の古いおはじき)