筑紫文化財研究所

筑紫における歴史的文化の探求と漫遊

太宰府天満宮の鬼すべ、鷽替え

2013-01-07 22:09:17 | 太宰府

今日は松の内の最終日1月7日。
太宰府天満宮では修正会の名残の
「鬼すべ」と「鷽(うそ)替え」がおこなわれました。
もともとは天台系寺院でおこなわれていた
仏教系の祓の年頭の行事であったと思われます。
同日におこなわれている久留米玉垂宮の「鬼夜」も
勇壮な火祭りですが、もとは大善寺(天台宗)
の修正会の行事であったと思われます。


「うそ」を「誠」に替えられるうそ替えも
一つの祓の儀式と言えるでしょう。
この太宰府で江戸時代以来つづく年頭行事は
筑紫地域のみならず、広く伝播しており、
うそ替えは大阪天満宮、江戸亀戸天満宮に伝わったものが
さらに周辺地域に伝播して文化圏を広げています。