


長文です

今から2年前、Pちゃんが家族になって始めての夏

夏休み


その日の朝もPちゃんをリビングで放鳥

しかしとにかく蒸し暑く、風通しのためと玄関のドアを少しだけ(10cmくらい)開けてしまってたんです。
もうここまで書けば、その後の展開はだいたい予想つきますよね?

リビングから距離もあるしと油断してました

リビングを嬉しそうに飛び回ってたPちゃんが突然方向転換


廊下を飛び抜け一気にドアの10cmの隙間から飛び立ってしまったんです

羽も切ってないから、普通に飛べちゃうので
追いかけた時には、もう何処にも見当たらず

チビは泣きじゃくってるし私も大パニック

もちろん仕事になんか行けるはずもなく
それから毎日、あてどもなく近所を探し回りました。
夏だから寒さで死んでしまう事はないだろうけど
餌もないし、それにカラスなどに襲われてしまう可能性もある


とにかく無事でいて

モチロン交番にも届けにいきました。
お巡りさん👮には
「そのPちゃんてのはさぁ、よくテレビに出てくるインコみたいに、住所とかしゃべったりしないんかなぁ、それなら見つかる可能性高いんだけどね~アハハハ~😅」とか言われるし

その後もPちゃんは見つからず意気消沈してた3日目の夜
何気にパソコン見てたら偶然、鳥の迷子掲示板なんてのを見つけたの

藁にもすがる思いで、そこに「インコ探してます」って写真付で投稿。
でもさ、万が一、誰かが保護してくれていたとしても
その人が、私が投稿した迷子掲示板に辿り着く可能性なんて限りなく低い

だいたいインコが飛んできたって、相当鳥好きの人じゃなければ保護してくれないよね

たいがい驚いてギャ~


Pちゃんも恐怖でまた飛びたってしまうだろうし

保護したとしても、その後、カゴとか餌とかの問題あるしね

そしたらね、その翌日の夜
念のためにとその掲示板を開いたら、ナント


「黄色いインコ

PちゃんPちゃん

お喋りしてるので、もしかしたらお探しのインコかもしれません」って



保護した時間も、ウチから飛び立った直後の時間だし
これは間違いないかも

人生であんなに喜んだことはないかもってくらい、テンションMAX


すでに夜の9時過ぎてたんだけど
いてもたってもいられず、すぐにメール💌しました~

しばらくしたら返信があり連絡先を教えていただいたので速攻電話☎︎。
電話に出てくれたのは年配の女性。
「ウチはマンションの5階なんですが、その日の朝、ベランダで洗濯物を干してたら
突然セキセイインコが私の肩に止まったんですよ~


翌日アポとり、ピロと2人
駅向こうのマンションに住むお宅に、菓子折り持って行きました


歩きながら、もしPちゃんじゃなかったら・・




でもPちゃんでなかったとしても
菓子折りは渡そうねとか


汗流して向かいました。
マンションのインターホンを鳴らすと、すぐに奥様が出てきて
「今、連れてきますね~

奥様が持ってきた鳥かごの中を恐る恐る見ると
そこには網にへばりついて
「PちゃんPちゃん」とお喋りしている
まさしくPちゃんがっ


奥様も
「あら、飼い主に会えてとっても喜んでますね~



しかも使ってない鳥かごがあったらしく
カゴはPちゃん専用にしてくれてるし。
よく見ると、餌の他に小松菜まで与えててくれてて、ホント感謝感激


でね、少しだけ奥様と話をしました。
ナントそのお宅も文鳥

奥様も鳥には慣れてて、Pちゃんが突然肩に止まった時も驚くことなく冷静に
Pちゃんが驚いてまた逃げないようにって、そのまま慎重にそっと家の中に入って保護してくれたらしいの

でね、さらにラッキーだったのが
そこのお宅は夫婦2人暮らしで
普段ネットどころかパソコンに触れる機会もないらしいんだけど
Pちゃんを保護した2日後に、たまたま娘さんが帰省してきて
娘さんが
「インコの餌も文鳥の餌と同じでいいのかパソコンで調べてみるね~」ってパソコンで検索してたら
そこで偶然、私が投稿した迷子掲示板にたどり着き

「このインコ

その後投稿やメールなどはすべて娘さんがしてくれてたんだって

「娘がたまたま帰ってきてたから良かったんですよ~

ホント、こんなラッキーってあるの?
これってまさに奇跡



しかし、私がずっと探し歩いてた方向とはまったく逆方向に飛んでってたのよね

それに、今回保護してくれた方、ホントに良い方で
近所の動物病院やスーパーにも保護してますポスターを頼んでくれてる最中でもあったんだって。
でも、その動物病院やスーパーは、私があまり行かないところだったから
やはり迷子掲示板がなかったら再会は出来なかったかもしれないですね

そんなこともありそれ以降
ますますPちゃん


でもね、ここまでだったら、ホント良かったね~って事で話は終わりなんだけど、
アタシ、ちょっとした失態と言うか?過ちと言うか?
それはあまりいい話じゃないので、追い追いお話しようと思います
