歯科医物語

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坂本龍一 (談)  「新潮7月号」 より

2022-06-15 23:39:09 | ☆エッセイ・コラム



「ぼくは40歳を過ぎる頃までは健康のことなんて一切考えず、野獣のような生活をしてきました。その後、視力が落ちて自分の身体と向き合わざるを得なくなり、野口整体やマクロビオティックのお世話にもなりましたが、西洋医療の薬を日常的に飲み始めたのは、60代で最初のガンが発覚してからです。きっと、ガンになったのも何か理由があるのだろうし、結果的にそれで亡くなってしまっても、それはそれで本来の人生だったんだ、と達観している部分もある。



夏目漱石が胃潰瘍で亡くなったのは、彼が49歳のときでした。それと比べたら、仮に最初にガンが見つかった2014年に62歳で死んでいたとしても、ぼくは十分に長生きしたことになる。新たなガンに罹患し、70歳を迎えた今、この先の人生であと何回、満月を見られるかわからないと思いながらも、せっかく生きながらえたのだから、敬愛するバッハやドビュッシーのように最後の瞬間まで音楽を作れたらと願っています。 そして、残された時間のなかで、『音楽は自由にする』の続きを書くように、自分の人生を改めて振り返っておこうという気持ちになりました。 幸いぼくには、最高の聞き手である鈴木正文さんがいます。鈴木さんを相手に話をしていると楽しくて、病気のことなど忘れ、あっという間に時間が経ってしまう。皆さんにも、ぼくたちのささやかな対話に耳を傾けていただけたら嬉しいです。


 


「ぼくは40歳を過ぎる頃までは健康のことなんて一切考えず、野獣のような生活をしてきました。その後、視力が落ちて自分の身体と向き合わざるを得なくなり、野口整体やマクロビオティックのお世話にもなりましたが、西洋医療の薬を日常的に飲み始めたのは、60代で最初のガンが発覚してからです。きっと、ガンになったのも何か理由があるのだろうし、結果的にそれで亡くなってしまっても、それはそれで本来の人生だったんだ、と達観している部分もある。



 2021年1月の手術の直後に、ぼくは『これからは“ガンと生きる”ことになります。もう少しだけ音楽を作りたいと思っていますので、みなさまに見守っていただけたら幸いです』



というコメントを発表しました。“ガンと闘う”のではなく、“ガンと生きる”という表現を選んだのは、無理して闘ってもしょうがない、と、心のどこかで思っているからかもしれません」  『新潮』連載のタイトル「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」は、彼が音楽を手がけた映画『シェルタリング・スカイ』に出てきたポール・ボウルズの言葉に影響されて、最近よく思うことなのだという。

 

手記の中では、術後のせん妄や、死についての考え方から、音楽論、代表曲『戦場のメリークリスマス』についての今の気持ちなど、70歳となった坂本の思考がオープンに語られている。


 



 

 

この雑誌 絶版だそうな 今日書店を 回ったが なかった

坂本は やはり誰もが認める 日本の 音楽家だということがよく分かった
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国会閉会 参院選へ

2022-06-15 23:07:22 | ☆エッセイ・コラム

それにしても 野党がなんと 情けないんだろう

自民党をつぶすチャンスなのに・・・
 

 
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中日 根尾昴 ピッチャー (動画)

2022-06-15 22:24:17 | ☆メディア(本・映画・Web・音楽など)


 
 


 
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日本版CNC設立を求める会賛同人に吉永小百合、小泉今日子、坂本龍一ら

2022-06-15 19:56:54 | ☆メディア(本・映画・Web・音楽など)

日本版CNC設立を求める会賛同人に吉永小百合、小泉今日子、坂本龍一ら




  
 


映画業界において持続可能なシステムを、日本にも作ることを目指す権利能力なき社団「日本版CNC設立を求める会」が14日、都内の日本外国特派員協会で会見を開いた。
同会は、フランスの映画行政を管轄する国立映画映像センター(CNC)、韓国の韓国映画振興委員会(KOFIC)など海外の映画界に存在する、映画の充実した共助制度に接し、同様のシステムの必要性を感じ、映画を守るために日本映画界が連携して新たな仕組みを作ることを目指す。
発起人には、この日の会見に登壇した是枝裕和、諏訪敦彦、深田晃司、舩橋淳の4監督が名を連ねた。賛同人は以下の通り(敬称略、五十音順)
・井浦新(俳優)
・犬童一心(映画監督)
・岩崎ゆう子(一般社団法人コミュニティシネマセンター事務局長)
・大高健志(MOTION GALLERY 代表/映画プロデューサー/ミニシアター・エイド基金)
・岡本英之(映画プロデューサー/ミニシアター・エイド基金)
・片渕須直(映画監督)
・黒沢清(映画監督)
・小泉今日子(俳優/プロデューサー)
・斎藤工(俳優/映画監督)
・坂本龍一(アーティスト/作曲家)
・高田聡(映画プロデューサー/ミニシアター・エイド基金)
・西川美和(映画監督)
・濱口竜介(映画監督/ミニシアター・エイド基金)
・役所広司(俳優)
・山田洋次(映画監督)
・行定勲(映画監督)
・吉永小百合(映画俳優)
・渡辺真起子(俳優)
© 日刊スポーツ新聞社 記者会見を開いた日本版CNC設立を求める会の是枝裕和監督(撮影・村上幸将)


 
 
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山下達郎に8時間インタビューで迫る「BRUTUS」

2022-06-15 19:44:56 | ☆山下達郎 大好き
山下達郎に8時間インタビューで迫る「BRUTUS」細野晴臣らの証言も掲載、449曲の全仕事リスト付き
6/15(水) 17:48配信


「BRUTUS 山下達郎の音楽履歴書 TATSURO'S MUSIC BOOK」表紙


 
雑誌「BRUTUS」の山下達郎の特集号が本日6月15日に発売された。 本誌では「山下達郎の音楽履歴書 TATSURO'S MUSIC BOOK」と題し、6月22日に約11年ぶりのアルバム「SOFTLY」を発表する山下に合計8時間を超えるインタビューを実施。大滝詠一、細野晴臣、大貫妙子、矢野顕子、吉田美奈子、松任谷由実、鈴木雅之、太田裕美、EPO、近藤真彦、KinKi Kidsなどさまざまなアーティストに携わった彼の作家としてのキャリアに迫る。インタビュアーは随一の山下達郎マニアで知られるクリス松村が担当した。また細野、大貫、矢野、鈴木、林哲司が山下との仕事についてのエピソードやその音楽に対する思いを語っている。 さらに本誌では「SOFTLY」に収録されている全15曲を、15人のミュージシャンが1曲ずつ読み解く企画も。



 
山下の音楽に影響を受けた田島貴男(Original Love)、tofubeats、尾崎世界観(クリープハイプ)、Rei、角舘健悟(Yogee New Waves)、関口スグヤ、寺尾紗穂、鳥居真道(トリプルファイヤー)、横山剣(クレイジーケンバンド)、岸田繁(くるり)、澤部渡(スカート)、曽我部恵一、冨田ラボ、一十三十一、ヒャダインが楽曲を詳細にレビューしている。特別付録は山下が作曲、編曲、コーラス、プロデュースを手がけた楽曲計449曲の「全仕事リスト」。これは山下自身が制作したリストをもと構成された、初公開のものとなっている。

 

 ■ 「BRUTUS」編集長 田島朗氏 コメント 「もうちょっと、話しましょうか」。クリス松村さんとの6時間にわたる対談のあと、達郎さんの口から出た言葉です。特集にすべて掲載するにはまだ内容が足りないのでは、そう案じて自ら申し出てくださり、急遽、翌日に延長してさらに2時間、お話を伺わせて頂けることになったのです。思えば企画書とともに「丸ごと1冊山下達郎特集をつくりたい」とお願いしに行った時も、達郎さん自ら「もっと他にない企画にしましょうよ、多くの人に楽しんでもらえるような」とさらに何度か綿密な打合せをさせて頂けることになったのでした。思えば「なるべく達郎さんに負荷をかけないように」と編集部が過剰に気を遣っていたのかもしれません。 そうして新譜制作とツアーの間の貴重なお時間を頂きながら作った特集はまさに「山下達郎全仕事」であり、日本のポップスの歴史が凝縮された1冊に仕上がりました。

 


そして、対談で何度も感じた、少しでも良いものをつくるために時間と手間を惜しまず全身全霊を捧げる姿勢というのは、まさに今回の特集への向き合い方にも通じるところがあったのです。プロフェッショナルとしての山下達郎という人間の凄さを間近に見させて頂き感動すると同時に、ますますファンになりました。コアな山下達郎ファンが読んでも、最近のシティポップブームで聴き出した若い方々にも楽しんでいただけるような、完全保存版ができあがったかと思います。どうぞお楽しみください。


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