隠岐まで、鳥取の境港から高速船で1時間ちょい。
(写真のは違うフェリーですけど)鬼太郎はすっかり山陰地方の看板ですね-*
ダッシュで駆け込み2分前乗船でした;
何せ隠岐行きを決めたのが朝方で、移動時間を含め11時頃出発を逃すと次の高速船が16時~とか
あんまり船がないので、これはほんと間に合って良かった!
着の身着のまま家を飛び出し、宿もガイドブックも持たずに…ほんと弾丸旅行だったもんで。
途中米子でお昼を食べていく予定が連休効果で道路がめちゃ混みで、お昼どころか乗船もかくや;
何とか乗れたフェリーでお昼食べれるかと思ったら、売店も何もないていう・・・
無計画のしわ寄せが。
お腹すいたまま隠岐(西ノ島)へ着くのを待つ事2時間
西ノ島の別府港に到着!
「西ノ島に水木先生あらわる」の碑がありました。

とりあえず、まずは宿とらなーという事で観光協会へ行って聞いてみました。
宿とらずに来たの(連休中なのに)?!て顔されましたが、、デスョネー´∀`;、
そんなあきれた旅行者にもすごく親身になって宿を探して下さいました。
知らなかったとはいえ、明後日に有名神社の例大祭があるとかで、どこの宿も当然満室ばかり。。
全滅かしら・・・と不安がよぎりましたが、運良く別府港の近くの旅館が1軒空いてて最悪の事態を免れました。
ワールドカップ決勝も翌朝あった日なので、テレビもあってほんと良かったです(笑
お礼をしてそのまま宿に移動しようかと思ったら、近くにいくからと送ってもらえました。
そのあとの浦郷までも。。
隠岐の人優しいていうけど、しょっぱなからほんとに実感しました(;∀;)
宿に荷物を置いて、早速観光へ~
観光バスが効率よくまわれるとの事で、ご親切に甘えて浦郷まで連れていってもらいました。
案内のお姉さんありがとう。。
お昼はお薦めという事で、こちらの港の食堂でさざえカレーを食べましたが、すごく美味しかったです♪
市販のレトルトの食べた時はあの独特の磯臭さが若干苦手だったのですが;
新鮮なさざえを使われてたからか、別物?!って位美味しくて!大満足。
(定期観光バスルート)
浦郷→赤尾展望台→摩天崖→由良比女神社→浦郷
隠岐の顔といえば、国賀、
「大山隠岐国立公園」ですね

よくテレビで見る光景が目の前に・・・!
写真ではいまいち伝わらないですが、眼下の丘、
のどかに見えてなかなかスリリングな場所にあります。
空と海の青と摩天崖に生い茂る緑のコントラストがふつくしい・・・
摩天崖反対側の真下には小さく通天崖が見えます。
通天崖と摩天崖は後で船から見ましたが、海から仰ぎ見た景色もはんぱなく迫力がありました。
どちらもなかなか日本では見られない自然造形美ですね。。
遠くではのどかに草を食む牛の群れが。
ほとんどが松阪とかブランド牛に育てられるみたいですが、隠岐生まれ隠岐育ちは1割程とか
すごい希少なんだなぁ・・・さぞかし旨かろうて(´ρ`)〃
牛に比べると馬は圧倒的に少ないですが、彼らものんびり闊歩してます。
途中であった親子馬がかわいくて和みました。
人慣れしてるので近づいてもしっぽで牽制されるくらいです(´∀`)
ちょっと牛糞のにほひが風にのってきますが、楽園の様な場所でした。
バスツアーだったので、30分しかいる事が出来なかったのが残念でしたけど;
「由良比女神社」

社前の由良の浜はイカ寄せの浜で有名なのだとか。
毎年10月~翌2月に大群が押し寄せるらしい、って見てみたいなーそれ。
ガイドさんが教えてくれたイカ寄せにまつわる言い伝えが面白かったです。
何でも遠い昔、この神社の祭神である由良比女命に戯れに触ってしまったスケベイカの非礼を詫びる為に、
イカ身御供として毎年大量のイカが浜に打ち上げられるとか何とか。
不覚にも吹きました。
だっていかみごくうて・・
ガイドさんも真面目な顔で言われるんだも
神社の土俵にいたカラスが妙に長い事ポージングしてたのが気になりました。
何だか相撲とってるみたいです(´ω`) はっけよぉーい
隠岐、相撲いえば隠岐の海、
名古屋場所、地味に応援してたり。
浦郷に戻ってからまた別府に戻り、宿のあたりをぶらぶらしました。
「後醍醐天皇隠岐行在阯 黒木御所」

倒幕に破れた後醍醐天皇が1年間生活された場所だという事です。
結構な高台にあるので階段とかご年配の人にはきつそう。
途中雰囲気のある神社を通り、上にのぼると跡地が現れます。
天皇の住まいとしてはあまりにも狭く、物悲しい。
どことなくひんやりして静謐な空気が漂う場所です。
今は木が生い茂っているけど昔は海が見渡せるすばらしい展望だったんだろうなと
天皇もこれを見て遠い都に思いを馳せてたのかなぁと思うと少ししんみりします。
ここから伝説の脱出劇へつながるのですね。
宿に帰って一風呂入った後、おかみさんに近くでお勧めのご飯処を教えてもらいました。

ホテル隠岐併設の料理屋「磯四季」さんで晩ご飯。
牡蠣のフライうまー(^^)
生も食べたかったけど、シーズンはずしてたのが残念。
隠岐の岩がき、ブランド牡蠣だからか土産物屋さんでも軒並み冷凍が完売してました。
新鮮魚介と甘い玉子が絶妙な磯四季巻きも美味しかったですv
隠岐ならではの食を堪能しました。
夜は船から夜光虫を見るという面白げなツアーに参加しました。
隠岐シーサイドホテルさんの近くから出航するナイトクルージング。

残念ながら、月が明るい夜だったのもあり、光った様な気はするもそれらしいものは見れず;
でも月明かりの中、夜風を受けてのクルージングは最高に気持ちよかったです。
対岸にちらちら見える明かりも綺麗でした(^^)
宿に戻ったら流石に疲れてたらしく、倒れたまま爆睡。
早朝のサッカー決勝のスタートには間に合いましたとも(`・ω・´)
そのまま朝まで鑑賞。
興奮さめやらぬまま迎えた隠岐の朝のすがすがしさったら。
~2日目~
午後には本土に戻るフェリーに乗る為、2日目は目的をしぼっって観光計画!
海から隠岐を見よう!という事で、観光船が出ている中ノ島へ移動しました。
西ノ島の別府港から5分程。近い。
遊覧船「あまんぼう」

半潜水型の船で海中観察するというワクワクするツアー。
船舶を降りたらジャミロクワイが踊ってそうな観覧席がありました。
後で変なポーズで写真を撮ったのはいうまでもなく。
観察ポイントまでの移動は船上でガイドさんから海士のお話をふむふむ聞いていました。
ポイント、三郎岩に到着してしばらく撮影会。
大きい方から太郎、次郎、三郎って・・・かわいいな!
空から見ると繋がって見えるみたいです。
このポイントから船の下に降りて水中観察しました。
窓ごしに広がるワカメとお魚天国・・・☆
太ってうまそうなやつがそれはもうゴロゴロ泳いでいました。
イシダイ、スズメダイ・・・時にはマダイまで!
うぉおお捕まえたい!
マダイ、海の中でも赤いかと思ったら地味な色でわかりにくくてびっくり。
後から知りましたがこのあまんぼうさんでも夜光虫ナイトクルーズしてるとか。
確実に肉眼で見たい場合はこっちが良いみたいですね・・・ショック
写真にはうつせないみたいですが、星空みたいでとっても感動するみたいですよ!
いいなぁ。すごい綺麗そう。
あまんぼうの後は続けて定期観光船に乗って、西ノ島をまわりました。
海士からだと西ノ島のほぼ反対側なので船移動も若干時間がかかります。

摩天崖や通天橋を海から観覧。
ドドーン!と効果音が聞こえてきそうな迫力!
地上から見るのとは全く表情が違う摩天崖
海面からの高さ257mの国内最大級の海崖です。
少しいった所に通天橋もあります。
これまた大きい!
角度によっては馬に見えるような(^^)
下くぐってもらえるかと思いましたが華麗に横をスルーされました。。
岸壁付近危険ですしね・・・

西ノ島周りの岸壁や岩は不思議で面白い形が多かったです。
鬼が城、国賀の赤壁、観音岩~
穏やかな群青の海面もとても綺麗です。
移動も含め、短い滞在期間中船に結構乗れましたがとてもいい気分転換になりました。
潮風で頭ばさばさになったけど・・・とても海の日らしい休日を過ごせました。
今度来る時はもっと準備して、マリンスポーツなんぞもしてみたいです。
あと夜光虫リベンジ!
↓お土産物屋さんで買ってきたお菓子
「竹島ものがたり」

見たとき思わず笑ってしまった。
とてもユニークなお菓子だったので帰って調べてみたんですが、過去一悶着あったお菓子だったんですね。
「ただのまんじゅうではつまらないので国旗を入れてみました」って社長ー(笑)
面白いから自分もてっぺんに立ててみたよ(・∀・)!
名前入りの島の形がまたかわゆい*
家族にもばかうけでした。
味はどじょうすくいまんじゅうみたい(中身白餡)で普通に美味しかったです*
色々問題ある島ですが、お菓子でひっそり主張しているのがとても日本ぽくていいなぁ(笑)