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西やん66歳、日々の出来事独り言

今日のいろいろ983 【J-アラート】

2022-10-04 22:37:42 | 今日のいろいろ
こんばんは。

寒冷前線が南下しているそうで、今、博多は雨が降っています。
寒冷前線南下後は、冷たい空気も南下してくるということで気温が下がるとのことです。
着るものなどで調整して、体調面には気を付けたいですね。

【J-アラート】
今朝は7時30分頃に起きたのですが、テレビには「J-アラート」が表示されていました。
北朝鮮がミサイルを発射したとのことで、ただ、これまでとは違って「J-アラート」。
ただ、私が最初に観た時には、対象地域が北海道と東京都内の一部や島礁部でも発せられたようで、今後、原因を究明するとのこと。また、逆に警報が鳴らなかった自治体もあったようです。

「J-アラート」も5年振りとのことで、該当地域の皆様は「何事?」と思われたのではないでしょうか。
ただ、避難を呼びかけられたとしても、どこに逃げればいいのか。ですね。

ロシアのウクライナ侵略で、ウクライナ市民がミサイルや空爆などから避難するために地下室(防空壕)に入っている映像などが流れましたが、日本にはそういう場所は、一般的にありません。
ただ、ビルなどに地下街、地下駐車場などがある程度で、一般の住宅地では逃げようがありません。

更には、主にNHKの報道を観ていたのですが、他局もとおもいチャンネルを変えたところ、どこかの局で「解説者」が、「迎撃の準備が間に合わなかった可能性がありますね」の様な発言をしていました。
実際には、最高高度1000km程度で、東北地方から約3200kmのところまで飛翔しているものなので、「迎撃」の対象にはならなかったのが本来のところだと思います。

ただ、本当に日本の防衛システムで対処できるのかは「不明」としか言いようがありません。実際に「迎撃」したことはありませんから。
「地上配備型イージスアシュア」の配備を秋田県と山口県にすることで検討していたものが、場所の関係で断念。今は、現行のイージス艦よりも大型のイージス艦を建造し、海上配備型とするようです。

地上配備型の迎撃ミサイルでは、「パトリオット」がありますが、今は東京の市ケ谷の防衛省にも配備されています。福岡では福岡県春日市にある航空自衛隊春日基地にも配備されています。

今年開催された「環太平洋合同演習(リムパック)」 で、参加した韓国海軍の駆逐艦「文武大王」が、「迎撃訓練」で艦対空ミサイルSM2を1発試験発射したが、迎撃に失敗したという例もあり、迎撃システムや隊員の練度により失敗することのある訳です。
ただ、「失敗しました」では困りますが。

先日も書きましたが、私が読んでいる夏見正隆著の「スクランブル」シリーズで出てくる悪い政治家の言葉で「一回なら誤射ということもあるから」。
まあ、本当に「誤射」で日本の領内に落とされても大変ですが。
自衛という意味では、「弾道ミサイル」だけでなく、ミサイルなどの攻撃に対して「迎撃」するシステムの整備は十分に行ってもらいたいと思います。
でなければ、ウクライナからの映像で何度も流れたようなミサイル攻撃が起こることになります。

もう一つ検討されているもので、少し前まで「敵基地攻撃能力」と言われていて『反撃能力』と呼称が変更された能力。
「敵基地攻撃能力」では、危険を察知しての「先制攻撃」も可能ととられるため『反撃能力』つまり、攻撃されたから『反撃』する『自衛』のための能力と言い換えている訳です。
結局、「能力」としては同じ様なものになる訳で、「トップガン  マーヴェリック」でも出てきましたが、「巡航ミサイル」の『トマホーク』などが有名です。
こういった中射程ミサイルの導入も検討されているようです。

防衛費の増額が検討されているようですが、まず必要なのは現有装備で使用する弾薬やミサイルなどの数を増やすことの様です。玉切れしたら終わりですからね。

そして、一番重要なのは『法整備』。
夏見正隆著「スクランブル」シリーズでの主人公は、航空自衛隊の主要装備であるF-15J戦闘機のパイロット(通称「イーグル・ドライバー」)です。
その中で、よく出てくるシーンで、スクランブル発進などで国籍不明機に対処する場合、今の規定では「警察」と同じ、『正当防衛』でなければ攻撃できないということです。
通常、スクランブルなどの場合、2機で対処するのですが、仮に1機が攻撃されたとしても、もう1機は「自分が攻撃された訳ではないので反撃できない」。あくまでも、「自分が攻撃されないと反撃できない」のだそうです。
更には、仮に国籍不明機が日本の領空に侵入し、どこかの都市や、例えば、原発などに向かったとしても、パイロットの勝手な判断で攻撃して撃墜することはできません。「命令」を受けないと攻撃できません。

「どういう状況」で、「誰の判断」で、『攻撃』または『反撃』ができるのか。先に書いた『反撃能力』を備えたとしても、法的な根拠に基づいた「規定」がなければ、せっかくの装備もうまく使えません。
『法整備』をしようとすれば、おろらく反対も多い訳で、なかなか決まらないのでしょうが。

起こってしまってからでは遅い訳で。
「日本には平和憲法があるので」「外交努力で戦争にならないように」などと言っても、相手があることです。
ロシアや北朝鮮、そして、中国も訳の分からない国はある訳ですから。
使わないに越したことはない訳ですが、「いざ」「万一」に備えて、装備も法整備も整えておく必要があります。

今日の久しぶりの「J-アラート」で、いろんな事を考えてしまいました。
では、また。

追伸
今日からNHKで、「100カメ」のシーズン2が始まりますよ。


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