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西やん67歳、日々の出来事独り言

今日のいろいろ1170 【EVには懐疑的】

2024-01-11 21:15:25 | 今日のいろいろ
こんばんは。

今の仕事で、2月初めには動かす機能があり、まだバグがいくつかあるため、私が対応をしています。
でも、今週に入ってみんなが出勤してくると、あちこちから質問、問い合わせ。
なかなか、自分の仕事が出来ず1日が終わってしまって、少し焦り気味です。
日にちがたつのは早く、もう1月も半ばになります。

【EVには懐疑的】
というのは、私の「EV」に対する考えです。

中国が、自動車輸出額で日本を抜いて1位になりそうです。
ただ、中国が輸出しているのは「EV」です。ガソリン車と比較して、「EV」は部品点数も3分の2程度で、異業種からの参入も可能で、中国では国の補助金もあり、たくさんのメーカーが乱立し、今は淘汰の時代に入っています。

今、世界的には「EV」の需要がひと段落して販売台数の伸びが鈍化しているとのこと。各自動車メーカーも、「EV」を生産する工場などへの設備投資の見直しを迫られているとのことです。

ただ、「EV」は、確かにCO2を排出しませんが、その「燃料」に当たる「電気」を作るためには、まだまだ化石燃料の割合は大きくなります。
そして、ガソリン車と比較して価格が高く、航続距離の問題、充電時間の問題などもあり、「セカンドカー」としての利用や、「別に(ガソリン車の)セカンドカーを持つ」利用形態であり、自宅に充電設備があればいいのですが。
世帯で1台という場合の選択肢としては、まだ「EV」は「ガソリン車」の代わりという位置までは来ていないと思います。
そのため、富裕層などの需要は一巡し、これから一般家庭という段階にくると、充電ステーションの整備度合いにもよりますが、まだ、「EV」を選択するとことまではいかないのではないか、と思います。

ただ、「EV」には別な問題もありました。
昨日、NHKで『解体キングダム』とう番組があったのですが。
昨日は『自動車の解体』を取り上げていました。

日本で自動車が広まっていった頃、初期の段階では、車自体も複雑なものではありませんでした。それが、「自動車」の解体でやっかいなのが、車内に張り巡らされた「銅線(ケーブルなど)」だそうです。
車を解体して「鉄」として再利用する場合、「銅の含有量」はごくわずかしか許されないそうです。
ただ、自動車が発展する段階で、ラジオからオーディオに代わり、カーナビも普及し、パワーウィンドウやエアコンなども含め「銅線(ケーブル)」や「モーター」の量がどんどん増えてきたということで、「銅」が鉄に混入しないよう、「解体」の段階できれいに外さないといけないそうです。それが、一番手間のようです。

ただ、それが「EV」になると、部品数こそ「ガソリン車」より少ないのですが、特に「バッテリー」の取り扱いが難しいとのことです。

今の「EV」に搭載されているバッテリーは、「リチウムイオン電池」で、乱暴に扱うと爆発するおそれもあるとのことです。下手に圧力をかけたり、破損させたりすると爆発または発火する可能性があります。
スマホなどでも使用されている電池で、充電用モバイルバッテリーなどでも使用されていますが、発火事故が時々起きています。

リチウムイオン電池を製造するにあたり、コバルトが必須だとのことですが、全世界でのコバルトの産出、埋蔵量は800万トン程度で、今全世界で走っている車を「EV」に置き換えるには不足するそうです。
なので、必要となってくる技術は、廃棄物からの「コバルト」の取り出しだということです。「コバルト」の輸入に頼らず、回収した資源を活用できればいいのですが、まだ、その「コバルトを取り出す」技術は確立されていなとのこと。

「EV」の普及ということでは、「全固体電池」が実用化されれば、航続距離は格段に伸び、充電時間は大幅に短縮されるそうで、「ガソリン車(ハイブリッドを含む)」とそん色のない使い勝手が出てくれば、もっと販売台数が増えると思われます。
ただ、実用化までにはまだまだ時間がかかるようです。

日本の携帯電話は、機能が多く、「ガラパゴス・ケイタイ」=「ガラケー」と呼ばれ、世界標準とはなりませんでした。

私は、個人的には、「日本車もガラパゴスでもいい」とも思っています。
「EV」は確かにCO2は排出しませんが、国や地域の事情で、どれだけ電力を生産できるか、充電ステーションをどれだけも受けられるかなど差は大きいと思います。なので、その国、地域に合った車があっていいのでは。

例えば、ハイブリッド車もそうですが、日産のe-POWERの様に、エンジンが発電専用という様な形態もありで、「ガソリン車」と同様の使い勝手を得ることができます。
このエンジンの部分を、燃料を水素とする「水素エンジン」にするとか、バイオ燃料を使用するとか。
「EV」だけがCO2削減の方法ではないと思いますので、工夫により「EV」のデメリットをカバーしながらCO2を削減できる車ができるのではないかと思っています。

自動車販売額で世界一の座を中国に明け渡してしまう訳ですが。
「ものづくりニッポン」の底力は、まだまだ、こんなものではない、と思いたいです。

では、また。


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