写真は 福岡県小郡市から移築された民家です。
鉤屋(かぎや)造りと言って、江戸時代に最も多く取り入れられた様式だそうです。
佐賀県では曲屋(まがりや)と言います。佐賀県は色々な種類の茅葺が現存しています。昨日のくど造りや佐賀ではさお家造りと言いますが長方形の形の茅葺屋根や真ん中にじょうごみたいに雨水を流す、じょうご造りの茅葺もあります。
茅葺屋根と言いましても、おおよそ50年ぐらい前までは、結(ゆい)の風習が残っていた私たちのでは麦わらで葺く、麦わら屋根が主流でした。しかし、麦わら屋根は寿命が短く20年程度なので、現存する佐賀県草葺屋根は麦わらより寿命が長い、葦(よし)葺き屋根が主流です。それでも、30年程度の寿命なので急速に減りつつあるのが現状です。
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