月は3月ですが、2月のことを書きます。
2月21日(日)長崎街道八戸の家の施主I様ご兄弟の皆様が、太良竹崎温泉平浜荘(藤津郡太良町大浦平浜港)にて完成慰労会開いていただきました。
I様ご兄弟の心のこもった歓待をうけ、夢木香の社員と職人さんたちは感激いたしました。
長崎街道八戸の家は明治10年頃に建築されたと伝えられる商家で、平成20年10月に着工し、21年10月に竣工した再生古民家です。
旧長崎街道に面し、I様から、「この道をシーボルトが通ったんだね」「象も歩いた街道だよ」とか「この道は別名シュガーロードとも言うんですよ」と、当時、まだこの家はなかったにしろ、堀こたつの中で、夢とロマンを語る時、再生古民家ならではの味わいがあります。
新築では棟札を棟木にうちつけるが、今回は、古い長持の板を利用して、再生に至った経緯やI様の短歌、I様ご兄弟のお名前、再生に携らせていただいた施工業者名も入れさせていただき“長崎街道八戸の家記録銘盤”をI様と一緒につくらしていただきました。
一年かけて再生に携らせて頂くと、いろいろなエピソードもうまれます。慰労会では、苦労話などI様ご兄弟の皆様と、社員や職人さんとの話もはずみ、楽しいひとときを過させていただきました。
その家で、育ち暮らしを営まれた人々に、心のそこから喜んでいただく、再生の醍醐味のひとつです。
代表 松尾