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夢木香のブログ

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池田武邦氏講演4

2011-07-19 19:34:43 | インポート

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 私は司馬遼太郎氏の小説が好きでほとんどの小説を読んでいます。

なぜ好きかということを、別に深く考えたことはありませんでしたが、

池田先生の話に共鳴する自分があり、あることに気付きました。

私の父親は49歳で亡くなりましたが、司馬遼太郎氏が大正128月、

池田先生大正131月、父が大正127月生まれの人々で同世代の人たちです。

父親の背中を見て育った私が父親の生きざまに似たにおいを感じるのだと思います。

 父親から私が高校1年のとき、弟と家でごろごろしている私たちに

「もっとしっかりせんか、俺はお前の年には、一人で満州にわたったどぞ」

叱られた記憶を今も鮮明に覚えています。尋常高等小学校を卒業後15歳で、

当時の満州にひとりでわたり、博多港からの見送りも長兄ひとりだったと、

叔父さんから聞きました。済南鉄道につとめ、現地で従軍したと聞いています。

 戦争を礼賛する気持ちは持ちませんが、若い時に異国の地を踏み、

生死の境をさまよって、生き延びてきた人しか持ち得ないような、

生かされたものたちの、この世界に対する使命感のようなものを感じます。

 「天災は神からの贈り物」という言葉をかみしめ、私たちにできる

復興支援の行動を起こすことが大切なことだと思います。

 人生の指針を教わり、良いご縁をいただいた事に感謝します。

                      代表 松尾


池田武邦氏講演3

2011-07-02 09:38:12 | インポート

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 先日掲載いたしました、夢木香創立10周年記念で池田先生に講演いただきました

「超高層から茅葺へ」の皆様からのご感想の続きを紹介したいと思います。

 

―・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

・ 自然の中での生活、日本文化の流れ、環境の重要な事を感じました。

  大変お元気な先生のお話を聞いて大変良かったと思いました。

・ 「自然は神さま」という言葉に、身にしみました。

  自然から受ける感性はいいですね。

・ 自然と人間の関わりの大事さがわかりました。

・ 自然の恵みを日々感じながら生活していくことの大切さを改めて

  感じました。ハウステンボスの話も大変興味深かったです。

・ 今の日本人の心の在り方、和の心を大切に見直していく重要性を

  感じました。

・ 戦争体験、西洋と日本の違いを改めて教えて頂きありがとうございました。

・ 日本人として何が大切か、何が今足らないのかが今日のお話で改めて

  気付きました。

・ 今からの日本を背負って立つ子どもたちの教育は非常に重要であることを

  改めて感じました。

・ 思いもかけず、先生の戦争体験のお話が聞けて興味深く感じました。

  茅葺のお家の住み心地はいかがでしょうか。

・ 天災は神からの贈り物という言葉に感銘しました。日本人は必ず

  東日本大震災、福島第一原発の問題も解決するものと思います。

・ 先生の佐世保、大村を求める気持ちが人の心の暖かさやコミュニティとの

  関わりによるものだというお話が心に残りました。また、そういう人の

  交流が住環境によって密にもなれば希薄にもなるということを感じて

  います。人との交わりや自然との交感、豊かな文化を取り戻すことは

  現代にとても必要な事であると思います。

・ 死と隣り合わせの戦争の話に感動しました。便利なものが正しいという

  今の世の中のあり方にも疑問を感じました。日本人の精神がすごく大切

  だと感じました。

・ 母なる港は、従来からの茅葺に通じるものがあるのでしょう。

  私の家は茅葺ですが、年齢とともにその良さを感じるものがあります。

・ 今日は先生のお話を直接お聞きでき感激しました。期待通りの深みのある

  味わい深いお話、耳の底にしっかり留めて味わって参ります。

・ 「日本の心」は自然の中で生まれてくる。建築(家)も自然が大事。

・ 先生の経験に基づく大変心に沁みるお話でした。私の亡き父も、先生より

  9年程上で、海軍士官で南方から生還しました。生かされた命という重み、

  実感を持って受け取りました。建築家という立場からの日本の文化を語ら

  れるのは納得がいきました。これからもお元気に私たちを引っ張って

  行って頂きたいです。

・ 先生の貴重な戦争体験、戦死した父の思い出と重なり、胸がキューンと

  なりました。父は佐世保海兵出身でした。先生のお話をもっと多くの人に

  聞かせたかったです。

 池田先生の講演の中で、戦争体験や建築家として超高層に携わってきたこと、

また自然との共生を模索してきたことなど、大変貴重なお話を聞かせていただきました。

―・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

 ご参加いただきましたみなさまも様々な想いを感じていただけたと思います。

 

 ご感想ありがとうございました。

                    夢木香 松井


池田武邦氏講演2

2011-06-25 16:39:54 | インポート

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夢木香創立10周年記念講演会の参加いただいた方々から

講演会の感想をたくさんいただいております。

何回か分けて紹介させていただきたいと思います。

 ◇「超高層から茅葺へ」◇ 池田武邦 氏

・日本の戦後からの復興の歴史と先生の生い立ち、考え方をわかりやすく

お話して頂き大変興味深く拝聴いたしました。

日本人、日本文化の素晴らしさを再認識いたしました。

  戦争の海軍時代の話~大学時代と色々なお話をして頂きとてもおもしろく

拝聴させていただきました。

息子達にも話を聞かせたかったです。

  自分の祖父も海軍として戦争にいきました。戦争には反対ですが、

太平洋戦争に参加された当時の人達は尊敬しています。

  池田先生の住んでいるところ、住まいを見てみたいです。

  体験談参考になりました。平和が一番と改めて思いました。

  私の年齢では考えても想像がつかない過去を伺い、とても衝撃的でした。

しかし、神様から生かされている、何か使命を・・・と話されていたことで、

これから社会に出て働く私にできることは何かと考えを深めさせられました。震災が起こって約3カ月が経とうとしている今におきかえて考えると、

節電、募金だけでなく他の活動も行えるのではないかと思います。

今現在、現地に行けない現状ではあるが、大学生としての立場で何か行動が

できるのではないかと深く考えさせられました。

  とても楽しいお話でありがとうございました。自然素材・五感が息づく

空間への進めどうぞよろしくお願いいたします。

・ 感性を育てることの重要さを学びました。

・ 現代の技術が本当に人々の幸せにつながっているのかという先生の問いは、

  これからの私自身の仕事にも生かして、多くの建築家とは反対の道かも

  しれませんが、ずっと続けていきたいと思います。

・ 今まで実際に戦争を体験されたかたのお話を直に聞いたことがありません

  でしたので、今回、胸の詰まるような思いで聞いておりました。戦争の

  悲惨さと平和の尊さを痛感しました。

  また、この科学技術が発達した日本社会が忘れてしまった“足るを知る”

  という昔ながらの知恵を持って生きていくことの大切さ気付かされました。

  日本人の自然を大切にする心、美しい四季を感じて日々を過ごしていきた

  いと思いました。貴重なお話をありがとうございました。

・ 超高層建築に代表される科学の進歩の集大成の建築は人間の欲であり、

  今回の地震で原子力も含め、科学的な方向性が良くなく、風土に根ざした

  自然の天然の建築への方向性へ向かったとのお話でしたが、人々の生活も  

  昔の生活から変わってきていますので、昔の建築に生活が変化した分の

  科学の進歩を取り入れた建築が必要だと思いました。

・ 今日は素晴らしいお話をありがとうございました。私も日本人の自分の

  事より人様の事を大切にする心、お先にどうぞというやさしい心がとても

  大切だと常日頃思っていました。だからとても嬉しかったです。

  しかし今は人を蹴落としてまでもという人がとても多いように思えます。

  日本人の素晴らしさをもっと若い方に講演して下さい。衣・食・住、昔の

  生活に今戻らないと本当に大変なことになりますから。

  これからも頑張って下さい。

・ お元気で日本の建築業界への変革の声をよろしくお願いします。

 まだまだたくさんいただいておりますので、

  次回ご紹介させていただきます。

                     夢木香 松井 


池田武邦氏・角町正勝氏講演会

2011-06-16 08:07:01 | インポート

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 612日に夢木香10周年記念講演会を

鹿島市の生涯学習センター(エイブル3F)開催しました。

建築家池田武邦先生「超高層から茅葺へ」

歯科医師角町正勝先生「あきらめないで口から食べること」

という演題で講演をしていただきました。

 朝からの強い雨の中を130余名の方々にお越しいただきました。

参加していただいた皆様から「非常に良い講演会だった」

との多くの声をいただき主催者としての喜びを感じました。

                    代表 松尾

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