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UMA君のお部屋

山遊びのページ

夏の大縦走 燕岳~大天井岳~槍ヶ岳

2011-08-14 20:36:05 | 山歩き…アルプスの山
山名:燕岳、大天井岳・槍ヶ岳

山行目的:表銀座を歩く。

山行日:2011年8月12日(金)~14日(日)

天気:12日晴れ 13日晴れ一時雨 14日晴れ

山行者:単独です。

CT:
≪12日≫自宅…穂積駅7:08=名古屋駅7:43/8:00=しなの3号=

松本駅10:05/10:22=あずさ3号=穂高10:44/10:55=バス=

中房温泉バス停11:50/12:07…第二ベンチ12:57~13:05…

合戦小屋14:18~14:33…燕山荘(CP場)15:20~15:55…燕岳16:17…

燕山荘(CP場)16:45

≪13日≫燕山荘CP場4:30…大下りの頭5:09…

大天荘(大天井岳往復含む)6:48~7:10…

ヒュッテ西岳10:27~10:51…水俣乗越11:33~11:40…

殺生ヒュッテCP場13:23~13:59…槍ヶ岳山荘14:21…槍ヶ岳14:51~15:05…

槍ヶ岳山荘15:40…殺生ヒュッテCP場15:54

≪14日≫殺生ヒュッテCP場4:57…天狗原分岐5:57…大曲6:27…

槍沢ロッジ7:07~7:20…横尾山荘8:24~8:35…徳沢園8:24~8:35…

明神館10:14~10:25…上高地BT11:07/11:22=バス=

平湯温泉BT11:45/12:34=バス=高山濃飛BC13:35/高山駅14:39=

ひだ14号=岐阜16:39/16:49=穂積駅16:55…自宅

≪1日目≫
一年前のリベンジ、表銀座に行ってきた。

銀座と言っても東京の華やかなあの街ではない。

槍ヶ岳から東に延びる縦走路の事だ。

去年は新穂高から槍を目指し燕から中房温泉へ下りる計画であった。

その時は台風直撃で泣く泣く敗退となった。

今回は燕から槍へ、歩いて行く方向を変えて再チャレンジ。

どんどん槍に近付いて行く山歩きとなる。

電車とバスを乗り継いでお昼頃に中房温泉登山口に到着。

これから登る人、下山して温泉に入りまったりする人、色々だ。

縦走路では水場が無いためここで目一杯水を汲んで出発する。

多分何処かの小屋で水を買うこととなるが、

目一杯汲んでおき歩けば美味しくない!?天水を沢山買わずに済む。

トイレと温泉付き休憩小屋の脇を通り登山道へと入っていく。


のっけからかなりの急登、さすが北アルプス三大急登の一つである。

九十九折りで勾配が緩くなっているとはいえ初っ端から息をあがらされる。

30分程で第一ベンチ、丸太のベンチがある休憩ポイントだ。

まだまだ、休憩するにまだ早い、そのまま通過する。

標高1830m程で合戦小屋へと荷を上げている荷揚げロープウェー下を潜る。

合戦小屋までこれに乗って上がることが出来ればかなり楽になるだろうなと思う。

登山口から1時間程で第二ベンチ、やっとここで最初の休憩。

自分と同じくらいの荷を背負い登っていく男性。

僕と同じくテント泊縦走だろうか?ちょっとだけライバル心を抱く。

第二ベンチから歩きだしたら一気に合戦小屋まで休まず歩く。

途中で南側が開け高い高い山が見える。大天井岳だろうか?

自分も明日あの頂に立つのだ、と思うと胸が高鳴る。

登山口から標高差1000m弱、2時間強で合戦小屋に着いた。


エプロンを着けた可愛い小屋のオネーサンが出迎えてくれる。

合戦小屋の名物と言えばスイカ!

1/8カットで\800、下界価格の2倍はしそうだが、これも楽しみに上がってきたんだ、

頂くことにする。

しかし1/8カット、意外に大きいように見える。

食ったら腹が水膨れで登るのが辛くなってしまうのでは?と考えてしまう。

よくよくみるとさらにハーフサイズというのがある。


これなら食えそうだ、快く注文し頂くことにする。

適度に冷たく、そして甘い。

ぎっしりと詰まっている感じで、とてもみずみずしい。

生き返る、そんな感じがする。

それとこれも目的の一つとして合戦尾根を上がってきたことを嬉しくも思う。

まずは一つ夢叶ったりかな?

スイカを切っているオネーサンによると1/8カットのハーフサイズは今年からの提供とのこと。

去年までは1/8サイズのみで、大き過ぎるとクレームがったそうな。

確かに1/8サイズ、男が豪快に食うならいいが山ガールには大きすぎるか。

スイカは登ってきた人達、山ガールを含め飛ぶように売れていた。

今日だけで14玉売れたそうだ。さすが名物だけはある。

スイカに満足したら出発する。

燕山荘まで残り標高差300m、1時間掛かるか掛からないかくらいだ。

合戦小屋から登山道へ入っていくところで黒い看板が道の脇に掛かっていた。

書いてあることを読むとどうやら燕山荘CP場は埋まってしまったとのこと。

ショックである。

せっかく重いテントとシュラフを背負ってきたというのに。

合戦小屋のスタッフに聞くと小屋の方は空きが十分ありそうとのこと。

仕方ない、CP場が空いてないのなら小屋に素泊まりするかと半分肩を落とし登っていく。

合戦小屋からは比較的緩やかな勾配の道となる。

暫く行くと前方に燕山荘、右手に燕岳が見えてくる。

合戦小屋から1時間掛からず燕山荘に到着。

CP場の方は…情報通りテントが一杯、広くもない所に窮屈にテントが張られている。

燕山荘で受付、一応テント場本当に空いてないのか聞いてみる。

すると意外な答え、まだ張れるかもしれませんよ?とのこと。

CP場へホントに張れるかどうか再度見に行く。

先ほどテントが一杯であった所のさらに奥に見えなかったがテントが張れる場所が。

そこもすでにいっぱいであったが一人用テントが何とか張れるスペースを発見!

他の人に取られる前に自分のテントを張った。


これでなんとか小屋泊は回避、余計に¥5000近くお金を払わずに済んだ。

テントとシュラフをここまで背負いあげたことも報われた。

小屋に行き再度手続き、笑顔でテント張れましたと報告。テント場代¥500払い許可証を貰う。

またテントへ戻り、ザックを置き必要なものだけサブザックに入れて燕岳へ向かった。

燕岳は白い砂地にニョキニョキっと白く尖った岩が所々から突き出ている、いや、生えているようだ。

ここは日本か?まるで異世界に迷い込んだような気分になる。

途中には窓があるような白岩など奇岩がいくつもある。とても面白い。




メルヘンチックなところ?今度は女性を連れて来てみたい。

燕山荘から30分たらずで頂に立つ。


山頂は丸みを帯びた白岩の上、360度大展望。

(北燕岳の方)


(歩いてきた燕山荘の方)

めざす槍ヶ岳もよく見える。

燕山荘に戻り、お疲れ様の一杯を飲む。

普段は缶ビールだが、今回は生中。


山の上で飲む生ビールはうまい!

いい気分になりテントへ戻って夕食とした。

夕食後はカメラを持ってテント場の上の高台へ。

ちょうど夕焼け小焼けの時間で日が西の山に沈むまでまったりと過ごした。

(燕山荘の右手に槍が見える。)

ちょっと小寒かったけど。

夜になる前にパラパラッときたが雨が上がると満天の星空。

お月様が出ていたので天の川は見れず。

流星群が見られる筈であったがこの夜は見ることはできなかった。

≪2日目≫
この日は燕山荘から一気に槍ヶ岳まで歩く。

途方もない距離だが、歩く程に槍ヶ岳が大きく見えてくる。

体力は徐々に削られてはいくが、やる気はどんどん湧いてくる。

途中で槍ヶ岳へ向かう単独男性(神奈川県S市の方。普段は女性が多いグループで登っているらしい。)

の方ご一緒することになった。

聞くと僕と同じ行程で、テント泊ではなく小屋泊とのこと。

単独登山は出会いがあるから面白い。

槍ヶ岳まで長い長い距離であったが苦も無く楽しく歩けた。

この日は天気下り坂、西岳ヒュッテ辺りから雲が湧きだして、

槍の穂先が見えなくなった時もあったが、

槍ヶ岳を登頂後テ先に設営しておいたテントに入ってからパラパラ、幸運であった。

夜は晴れて星が見えた。

月が出ていたため残念ながら天の川は見れずじまいだった。


(槍ヶ岳山荘前から槍ヶ岳を望む、沢山の人が取り付いてます。)


(槍の穂先へは人人人の大渋滞。下りも渋滞してます。)


(下り。スリルあります。下に見えるは槍ヶ岳山荘。)


(殺生CP場、バックに槍ヶ岳。贅沢!?)


(夜になったCP場、バックにぼんやり浮かぶ槍ヶ岳、左手の明りは槍ヶ岳山荘。)


(蝶ヶ岳に浮かぶ月。雲が綺麗でした。)

≪3日目≫
最終日。

上高地までひたすらひたすら下るだけ。

夜明け前、噂の流星群を4,5つ程見つけました。


(ご来光目的の?登山者のヘッドライトの光が流れる。)


(常念岳。)

マクロレンズを買ったので撮りながら下りました。











上高地の河童橋前に到着。

観光客でいっぱい。

別世界だ。


爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳(南峰)

2011-07-31 21:44:51 | 山歩き…アルプスの山
山名:爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳(南峰)

山行目的:後立山連峰の盟主に登頂する

山行日:2011年7月30日(土)~31日(日)

天気:1日目雨、一時くも 2日目雨、一時晴れ

山行者:僕、N川さん、I佐さん、Y田さん、T藤さん

CT
1日目:県庁P4:01=各務原IC=豊科IC=扇沢登山口P7:50~8:10…

扇沢登山口8:14…種池山荘12:09~12:34…爺ヶ岳南峰13:20…

爺ヶ岳中峰13:40…冷地山荘14:50…冷地CP場15:10(テント泊)

2日目:冷地CP場3:00起床/4:20…布引岳5:08…鹿島槍ヶ岳(南峰)5:58…

冷地CP場7:23~8:20…種池山荘10:26~10:46…扇沢登山口12:57…

扇沢登山口P13:00=大町温泉・薬師の湯13:30~14:30=豊科IC=

各務原IC=県庁P17:30

後立の盟主”鹿島槍”へ行ってきました。

2日間とも雨!モチベーション

しかし、山の神様はちょっとだけ微笑んでくれました。

鹿島槍への登頂1時間前後だけ嘘のように

これはもう山行者全員の普段の行いが良いからとしか言いようがありませんね。

頂からの眺望は勿論ですが、下山中には雷鳥の親子、ブロッケン現象など。



爺ヶ岳付近ではコマクサ(行きは何故か気が付かなかった。)を見ることが出来ました。


ずーっと雨だったら10点だったかもしれませんが、

一時だけ素晴らしかったので80点くらい付けてあげたいと思います。



西穂高岳

2011-07-24 21:38:22 | 山歩き…アルプスの山
山名:西穂高岳

山行目的:ピークハント

山行日:2011年7月24日(日)

天気:晴れのちくもり

山行者:僕、Mさん

CT:県庁P4:30=各務原IC=高山IC=鍋平P7:40…しらかば平駅7:45/8:37=

ロープウェイ=西穂高口駅8:46…西穂山荘9:42~9:52…西穂独標10:43~10:51…

西穂高岳11:56~12:15…西穂独標13:23~13:50…西穂山荘14:27~14:48…

西穂高口駅15:36/15:56=ロープウェイ=しらかば平駅16:04~16:20…

鍋平P16:25/16:48=高山IC=関SA(夕食)=各務原IC=県庁P19:55

クルマは新穂高無料駐車場に停める予定であったが満車のため鍋平駐車場(駐車料1日¥500)に停めた。

しかし結果的には第一・第二ロープウェイ乗換駅の近くに停めることが出来、

ロープウェイ乗り換えも無い(往復で¥100安い!)という利点があった。

鍋平駐車場近くの”しらかば平駅”は始発まで1時間程あるのにすでに行列ができ始めていた。

幸いすぐに並んだので良かったが、行列はみるみる100人、200人と増えていった。

駅が開門し、切符を買い行列に並ぶ。

ロープウェイは一番乗りが出来、山上駅である西穂高口駅には9時前に到着した。

(ロープウェイから見た笠ヶ岳方面)

立派な避難小屋の脇を抜けまずは西穂山荘へ向かう。


最初のうちは緩やかなアップダウン、暫く歩くと木々の間から西穂が見えてくる。


西穂山荘へは直前に急登が待ち構えていた。

標高差200m程、途中何人かに抜かされたがゆっくり行く。

本番はまだまだ先だ、急ぐことは無い。

やがて大きな建物が目の前に現れた。

西穂山荘は初めて。

南アルプスの小屋と違って豪華な感じがする。

小屋の前のベンチに座って一息入れてから西穂へ向かう。

大きな岩がゴロゴロな坂を登り水平歩行すると丸山。

(丸山から見た笠ヶ岳。なんとか頂が見えている。)

目の前には大きな斜面が見えその奥に西穂独標があるようだ。

一見緑の斜面に見えたそれは、登山道部分はガレた九十九折りであった。


登りきってチョイチョイといくと独標への最後の登り。

難しくは無い簡単な岩登りだ。


この登りに手古摺るようでは西穂へは行かない方が良いと聞いていたが、

難なく登ることが出来た。Mさんも同じく。

独標の頂はそれ程広くは無い。

ここから西穂への道のりは明らかにレベルアップである。

ちなみに独標から西穂まで11峰ある。

それぞれピークに白ペンキで何峰かご丁寧にも書かれている。

すべて直登ではないようだが、かなりプレッシャーを感じる。

独標からいきなりほぼ垂直の下り。

いきなり西穂の洗礼を受けたん感じだ。

大半のところで片側がほぼ鋭い角度で切れ落ちている。

常に緊張感を持たなくてはいけない感じがする。



(唯一の鎖場。)






(西穂頂直下に岩場を振り返ったところ。写真で見るよりもうチョイ角度がある。)

スリル満点だ。

個人的には独標からピラミッドピークまでと西穂頂への最後の登りに

緊張を感じた。

途中からガスに覆われてしまって幾分気持ちは楽になったが、

ガスが無ければスリル100点満点であるのは間違いない。

雨には降られはしなかったが岩場が濡れていたらさらにレベルアップだろう。

1時間ちょっとで西穂高岳に登頂。

この時完全にガスに覆われていて最悪十数m~数十m先までしか視界が利かない状態であった。

西穂に初めて登った感想は、超久しぶりのスリルありの登山。そして楽しい。

ガスで何にも見えないのが唯一残念である。

西穂から先、ジャンダルムへの道は良く解らない。

時折最初のピークが見えるだけだ。

(ジャンダルム方面。最初のピークは見える。手前はMさんの足。)

ジャンダルム、果たして僕はどれくらい先チャレンジするのであろうか。

天候はもうこれ以上良くならない、最悪雷様がやってくるかもしれないということで、

そそくさと昼食を撮り下山に移った。

下りは勝手知ったる道、登りよりもかなり楽に歩けました。

上りにはかなりビクビクした個所も難なくクリア。

途中で、久々の雷鳥君にも遭遇。


2m近くまで近寄ったのですが全く逃げず、怪我でもしているのかな?

独標までは登りと変わらずのタイムで到着。

西穂山荘まではちょっと早いくらいでした。

ここまでこれば西穂高口駅までは目と鼻の先。

名物?のソフトクリームを食べながらまったり休憩します。


Mさんはサイダーでまったりしてました。

西穂高口駅に着くと、ロープウェイ待ちの行列。

しかし2日前の木曽駒みたいに1時間も待たされることなく乗れました。

帰りに温泉に入ることはできませんでしたが、20分程仮眠して岐路に着きました。

一緒に登ったMさんご苦労さまです。

一緒に登れなかったnonchanさん、またいつか。

西穂高岳、良い山でした。

穂高は、”奥”と”前”がまだですね。

”ジャン”も登らないと穂高を登り残したことになるのかな?

木曽駒ケ岳・宝剣岳

2011-07-22 22:11:11 | 山歩き…アルプスの山
山名:木曽駒ケ岳・宝剣岳

山行目的:ピークハント

山行日:2011年7月22日(金)

天気:麓は晴れ 山上はガス時々晴れ

山行者:単独です。

CT:自宅9:20=各務原IC=駒ヶ根IC=管の台P11:53/BC12:00=バス

=しらび平駅12:33/12:42=ロープウエイ=千畳敷駅12:51…乗越浄土13:25…

中岳13:57…木曽駒ケ岳13:54~14:04…中岳14:16…宝剣岳14:36…

乗越浄土14:50…剣ヶ池15:11…千畳敷駅15:18/16:17=ロープウエイ=

しらび平駅16:25/16:28=バス=管の台BC16:58/P17:04=駒ヶ根IC=

各務原IC=自宅19:40

今日は平日なので本来仕事なのですが、

出勤したら雨だから外で仕事したら風邪引いちゃうでしょということで急遽休日に。

土砂降りでもそれほど忙しくないのに仕事の日もありますが…

今一そこら辺が解んなかったりします今の会社。

で、帰ってきて今日一日家でゴロゴロか?山へは行けないか?と天気予報を見てみたら

関東甲信越地方は問題なく晴れているようです。

自宅からそれ程時間掛からず行ける山で行った事無い山は…と考えて、

木曽駒ケ岳が思い浮かびました。

急いで調べてみたら、高速使って2~2時間半程。

ロープウエイ使って山上駅からピストンすれば3時間程しか掛かりません。

これは行くっきゃないということで、急いで準備して出発。

中央道を走っていて、本当に長野は晴れているんかと疑心暗鬼でしたが、

全長8kmの恵那山トンネルを抜けるとホントに晴れていました。

これにはホントびっくり。

駒ヶ根ICで降り、管の台BC近くのPへ。

隣の駐車場は満車、臨時駐車場へ案内されなんとか駐車できました。

準備してBCでバス待ち、スグにやってきてスグ乗れました。

40分程揺られしらび平駅へ到着。

さすがにロープウエイは待たされるかなと思ったけどこれもスグに乗車。


夏休み期間でも平日だと待たずに乗れるんですね。

ロープウエイから見える景色は絶景。

下を流れる沢はドンドコ沢の滝に負けず劣らずの滝が沢山。



(これはほんの一部)

乗客は歓声の嵐。

数分で千畳敷駅に到着。



(温度計は14℃を示していた。ちょっと肌寒い。)

麓は晴れていましたが、山上は交互にガスと晴れ間でした。

まずはカールの中を登って中岳・木曽駒へ向かう。

ちょうどお花の見頃で、黄や白やピンクのお花が満開でまさにお花畑。


稜線に出ると乗越浄土、宝剣山荘・天狗荘まで来ると中岳はすぐそこだ。

(乗越浄土)


(宝剣山荘)

振り返ると立派な宝剣岳。


上部は簡単岩登りが楽しめそうでちょっとスリルありそうだ。

中岳の頂上には小さな祠”駒嶽神…”と書いてある。

中岳を乗越して、一旦下り、頂上山荘を越えると木曽駒への最後の登りとなる。

100m程登れば木曽駒ケ岳山頂だ。


祠が二つある頂上。

伊那前岳・中岳・宝剣岳方向が時折ガスが取れて見える。

山頂から少し下がったところにある木曽山頂小屋も見ることが出来た。

証拠写真を撮って下山開始。

意外に早く登ることが出来たので、予定にはなかった宝剣岳に登る。

宝剣山荘から見ため30分程で登れそうだ。

上部は鎖が掛かっており簡単な岩登り。

山頂直下はスリルある岩場のトラバースもちょっとあり。

(スリルある場所を通過する後続グループ)

怖いと思ってしまうと足がすくみそうだ。

ここを越えればすぐに山頂。


(一瞬ガスが取れ見えたカールと千畳敷駅)

一番高いところは頂上標識から2~3m上がった岩の上。

僕は恐いので止めておいたが跡からやってきたグループは登っておられた。

下りは剣ヶ池の方を周って千畳敷駅へ。


ガスが上ってきて先ほどまで見えていた宝剣岳は完全に隠れてしまった。

剣ヶ池、晴れ渡っていれば多分、逆さに宝剣岳が映るのだろう。

結局ロープウエイで下山するまでガスは取れなかった。残念。

ロープウエイ下りは整理券をもらって順番待ち。


結局1時間待ちで乗ることが出来た。

ロープウエイが下りていくと途中でガスが取れ、晴れ渡った麓の町が見えた。

結局山上はずーっとガスの中だったということだ。

それでも時折晴れ間が見えたのは救いだろうか。

今回は急で木曽駒ケ岳に来たが、次回来ることがあれば余裕を持ってきてみたい。

帰りに中央道・駒ヶ岳SAの食堂で初めてローメンを食べた。

感想は…焼きそばでもない、ラーメンでもない。

美味しいのか不味いのかも良く解らなかった。


鳳凰三山

2011-07-18 20:41:00 | 山歩き…アルプスの山
山名:地蔵岳・観音ヶ岳・薬師ヶ岳

山行目的:鳳凰三山へ行ってみたい

山行日:2011年7月17日(日)~7月18日(月) 

天気:1日目晴れ 2日目晴れのちくもり

山行者:僕、M岡娘さん

CT:
1日目 安八町役場P5:00=岐阜羽島IC=韮崎IC=青木橋付近9:00…

青木鉱泉9:15…南精進ノ滝11:50…鳳凰ノ滝13:10…白糸ノ滝14:27…

五色ノ滝15:05…鳳凰小屋15:56(泊)

2日目 鳳凰小屋5:55…賽ノ河原6:55…赤抜沢ノ頭7:08…観音ヶ岳8:20…

薬師ヶ岳9:03…御座石9:48…標高1600m付近(林道)11:11…

中道登山口11:55…青木橋付近12:36=

白山温泉(入浴・昼食)13:30~15:00=韮崎IC=岐阜羽島IC=安八町役場19:00

≪1日目≫
高速使って4時間程で青木鉱泉へ。

駐車場は100台分とのことだが9時前に着いたが満車。

林道の空きスペースに停めている車がチラホラ。

仕方なく青木橋近くの空きスペースに停めた。

これで二日分の駐車料金が浮いてウハウハ。

しかし車上荒らしに遭ったらどうしようとドキドキでもあった。

青木鉱泉まで歩き、用をたして水を補給してから再出発。


ドンドコ沢コースをドンドコ登っていく。

すぐに山コースと沢コースに分かれるが沢コースの方を選択。

崩壊地を迂回するため一旦左岸から右岸に渡るが、

チョイチョイで大堰堤手前で階段橋を渡って左岸へ戻る。

あとは鳳凰小屋へドンドコ沢左岸を登るだけだがハプニング発生。

道を間違えるOTZ

正規ルートより踏み跡しっかり。

何の躊躇いもなく進んでいく。

前方には女性2人組。

GPSで確認するとルートから外れていたが、少しくらいの外れはあることなので進んでいく。

この間違ったルート、沢直登なのだがどんどん急になっていく。

踏み跡も薄くなっていき、流石に”これ登山道か?”と不審を抱き

再度GPSで確認してみる。

するとドンドコ沢コースの沢コースと山コースの間くらいまで

標高を稼いでしまったこと知る。

明らかにおかしいと認識し一旦下まで引き返すことを決意する。

先行する女性二人組も異変に気付いたようなので降りてくる。

暫く下っていくと男性三人組が上がってきた。

この道は怪しいことを伝えてやんわりと戻るよう促す。

下まで辿りつくと先に下にたどり着いていた男性三人組に一人が正規ルートを発見。

自分達と女性二人組を含め無事に沢コースに戻ることができ安心した。

一時は強引に登って山コースに合流してしまおうか悩んだが、

同行しているM岡娘さんのこともあるので引き返すことを決意したが、

結局のところこれが良い決断だった。

南精進ヶ滝までは初めトラバース路、小沢を幾つか渡渉する。

南精進ヶ滝からは尾根道で、どんどん急登となっていき、


何回か休憩をはさみながら根気よく登って行った。

途中、鳳凰ノ滝、白糸ノ滝、五色ノ滝があり休憩がてら足を運ぶ。

(鳳凰ノ滝)


(白糸ノ滝)


(五色ノ滝)

近くまで道が付いており、その絶景にしばし見とれた。

どれもかなりの落差があり一見の価値ありである。

五色ノ滝を過ぎると徐々に道は緩やかになっていく。

地蔵岳のオベリスクがチラリと見えるところまで来たら

鳳凰小屋まであともうチョイ。

鳳凰小屋はとても賑やかで、テラスでは一杯やりながらワイワイガヤガヤやっている人々が居た。


小屋で手続きを済ませて部屋へ案内される。

部屋といっても大きなコの字型の2段寝床。

布団一枚分のスペースを宛がわれ順番に詰めていく。

この日は、ラッキーなことに比較的空いていてギュウギュウ詰めにならずに済んだ。

布団を敷き、一息付いたら外のテラスへ。

お疲れ様のビールを二人で飲む。

M岡娘さんと二人で登るのは初めて。

M岡娘さんは1泊2日で登ること自体が初めてのようで、

南アルプスもどうやら初めての様だ。

ナイーブな娘と聞いていたのでどうかな?と思っていたが、

なかなか明るい感じのいい子でこちらもすぐに打ち解けた。

1時間程テラスで飲みその後小屋で夕食。

ここの夕食は手作りカレーでお代わり自由なのだ。


食べた感想は…まさに手作りカレー(笑)

昔、子供の頃、何かのキャンプで作って食べたカレーを思い出した。

ちょっとスパイシー、そして、ちょっとしゃびっこい(笑)

お代わり自由なので勿論お代わりした。大盛りで。

M岡娘さんは普段少食のようで、これでも多いとか言っていたが頑張って食べたようだ。

夕食後は小屋から5分の富士山が見える展望地へ。

夕焼けに染まる富士山が綺麗との事であったが…ちょっとだけ赤くなったかな?


日が落ちたら早いものでどんどん暗くなる。

小屋へ戻ってもう一杯やるつもりでいたが睡魔が襲ってきたのでそのまま寝てしまった。

≪2日目≫
5時に起きるつもりでいたが4時半には殆どの登山客がゴソゴソ。

こうなってしまうと寝ていられなくなるので起きることにする。

M岡娘さんも起きたようだ。

M岡娘さん、どうやらぐっすり眠れなかった様子。

僕の方は…珍しくグッスリでした(--)zzz

顔洗って水を汲みにいってあれこれしていたら、ご飯ですよーの声。

朝ごはんは質素にごはん、みそしる、つけもの等と海苔と生卵。


M岡娘さんに生卵を頂きそれでご飯を2杯食べる。

朝はしっかり食べないと力が出ないからね。

M岡娘さんを見るとやっぱり少食?と思いきや

彼女としていつもより沢山食べたようで、こちらも安心。

準備を整えたら小屋前で記念撮影を済ませて出発。

まずは地蔵岳へ向かう。

のっけから急登で息が上がるが、無理せずゆっくり登る。

途中で自転車を担いだ兄チャンとすれ違う。

いやはや…南アルプスは変人が多いです(^^;いや、良い意味でですよ?

やがて砂地の登りが表れたら賽ノ河原。


踏み込むとズルッ下がるところもありなかなか手ごわい。

ここまで来ると右上にオベリスクが見え、俄然やる気が湧いてくる。

チョイと頑張ってオベリスクの横へ上がる。

オベリスクは上がることもできるが、クライミングになるので止めておく。

ここからは甲斐駒ケ岳、千丈ヶ岳が見える。

さらに北の方へ眼を向けると北アルプスに御岳山まで望むことが出来た。

ここからチョイチョイでお地蔵さんがいっぱい置いてあるところ辿りつく。


このお地蔵さん、子宝地蔵で、今でも持ち帰る人がいるそうな。

そして子が出来たら笑顔で地蔵を返しに来るようだ。

僕は必要ありませんから…まだ。

男だから産めねえし。

賽ノ河原からチョイチョイと登ると赤抜沢ノ頭。

賽ノ河原からは見ることが出来なかった白根三山が見える。

ちょうど僕たちが鳳凰三山へ来ている二日間、

N川さんグループは北岳・間ノ岳へ行っているらしい。

今頃どこら辺をほっつき歩いているのだろうか…とM岡娘さんと談笑。

赤抜沢ノ頭から目と鼻の先にある観音ヶ岳へ移動。

(赤抜沢ノ頭から下る途中前方に観音岳を望む)

一気に100m程下ってコルへ。

ここで鳳凰小屋からの直ルートと合流。

200m登ると観音ヶ岳だ。

途中で振り向き地蔵岳のオベリスクを見てびっくり、上に人が立っている。


僕には大切な人が居るからあんな危険な真似はできないなー。

もしものことで悲しませたくないもんねー…なんちって(笑)

観音ヶ岳の頂には大きな岩がゴロゴロとしている。

こちらは地蔵岳のオベリスクと違ってサイズも小さく簡単に頂に立てる。

余程ヘマをしない限り(わざとダイブするとか)誰かを悲しませることは無いわけだ。

観音ヶ岳から薬師ヶ岳へは緩やかーな道。


一応最高点のあるピークにチョイチョイと登ってみるが、こちらも岩の上が最高点らしい。

コチらは流石に登っちゃまずいかなぁ~っていう感じの岩なので登るのは止めておいた。

大切な…(以下略)。

意外とあっけなく終わってしまった鳳凰三山縦走。

あとは下るだけ。

1700m程を尾根道(中道コース)で一気に青木鉱泉に下ります。

(御座石、ここまでは1時間程。ちょっとした雨よけになりそう。)


(標高2000mあたりの笹原、気持ちいい。)

5時間ほど掛かるつもりでいたけど3時間半で駐車場に到着しました。

ちなみに中道コース、登りにはあんまり使われない=キツイらしい。

確かに急登の連続だったもんね。

途中男性グループ一組だけ登っておられました。

帰りは青木鉱泉ではなく麓の武田乃郷白山温泉で汗を流し、

となりの蕎麦屋で腹を満たし岐路に着くのであった。