UMA君のお部屋

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甲斐駒ケ岳 リベンジ成功

2016-12-31 21:36:02 | 山歩き…アルプスの山


山行日:2016年12月30日(金)~31日(土)

天気:両日とも晴れ

山行者:単独です。

CT:
30日 戸台駐車場6:57…丹渓山荘跡9:10…北沢峠11:14…長衛小屋11:23(テント泊)

31日 長衛小屋5:25…仙水峠6:14…駒津峰7:24…甲斐駒ケ岳8:32~8:47…

仙水峠10:36…長衛小屋11:17~12:12…北沢峠12:23…丹渓山荘跡13:33…戸台駐車場15:15



≪30日≫

今年の年末登山は3年前の年末登山で敗退した甲斐駒ケ岳へリベンジに行った。

戸台駐車場で登山計画書を提出した時に情報収集。

今年はどうやら雪少なめで積雪50cm程、吹きだまりで1m程とのこと。

天気は大丈夫、あとは風だけ、3年前も強風で撤退した。

今日は風強いみたいだけど明日は少し落ち着くみたい。

ただ予報ではガスがどんどん上がって昼ごろには稜線は真っ白の予報、大丈夫か。

丹渓山荘までは河原歩き、確かに雪少なめのような…。

何度かの渡渉で靴を濡らしてしまう、しょっぱなから思いやられる。

2時間強で丹渓山荘跡に到着、小休憩後出発。

八丁登り始めで単独の男性に声を掛けられる。

インドや中東へのバックパッカーの話、トレッキングの話など聞かせてもらった。

ひと月ふた月海外へ出掛けることがあるそうだ。

羨ましい!ひと月あったら太平洋日本海縦走とかしてみたい。

単独登山は他の単独登山者との交流も楽しみの一つ。

僅かな時間だったが話を楽しんだ。

途中で別れて(僕の足が速すぎて?)最後はマイペースで長衛小屋に到着。

テント設営後、小屋にてキンキンに冷えたビールとあったかいおでんを頂く。

サイコー。

昼に着いてしまい、特にすることもなく、昼寝したり地図を見たりしてのんびり過ごす。

天気がよくテントの中はぽかぽか。

濡れものは夕方までにバッチリ乾いた。

早めの夕食を取り、就寝。

しかし他のテントはワイワイガヤガヤ。

結局眠りに着いたのは21時過ぎだった。

夜目が覚め外に出ると満天の星空。

頭上にはオリオン座、他にも知らない星座がいっぱい、流れ星も見えた。

≪31日≫

前日の予報ではガスが上がるとのことなので計画より早めに出発。

駒津峰200m下辺りでご来光。


地蔵岳のオベリスクの左辺りからお日様が出た。

駒津峰から先はこの時期は初。


緊張とともに先へ進む。

まずは痩せ尾根、両側が落ちているところがありビビる。

六方石までは痩せてる所や急下降するところがあり滑落に注意した。

六方石で風をよけながら小休憩後、目の前に立ちはだかる岩山に挑んだ。


完全に岩と氷のミックス。

アイゼンの前爪とピッケルを積極的に使い登っていった。

なかなかのやりがいのある登り。


しかし気を抜くと落ちそう、緊張しながら頂上を目指した。

頂上に着くと感無量、リベンジを果たしなんとも言えない気分になった。



(北岳方面)


(フジヤマ)


(八ツ)


(仙丈)

黒戸尾根からのパーティが先に登頂していた。

北沢峠からは僕が本日初登頂みたい、やった!

周りの景色を十分楽しみ下山に移った。

下山はやっぱりというか緊張した。

登りはエイヤで登ってきた感があったが、下りは下が見えているだけあって怖かった。

下からパーティが幾つも幾つも上がってくる。

駒津峰に到着した時はヤレヤレ。

気が抜けてしまったのか仙水峠から先ではなんでもない平坦なところで

アイゼン引っかけて2、3度コケた。

長衛小屋には11時半前に到着。

計画では翌日元旦に下る予定だったが、

なんとか日没前に下山できそうだったので予定変更して下山することにした。

菓子パンだけの食事を済まし、テントを片付けパッキングし出発。

戸台駐車場までノンストップで下った。

今年の登り納めは甲斐駒ケ岳でした。

しかも念願のリベンジ成功。

山自体も夏とはまた違って楽しめました。

リベンジを果たさなくてはいけない?山orルートはあと3つ。

二つはかなり難しい、いつか…いつかリベンジしたい。


御池岳 君ヶ畑PからT字尾根~御池~ノタノ坂周回

2016-12-25 17:36:04 | 山歩き…鈴鹿の山
山行日:2016年12月25日(日)

天気:晴れ

山行者:単独です。

CT:君ヶ畑駐車場7:17…T字尾根取り付き7:20…878ピーク8:03…918ピーク8:16…

T字尾根下降点9:09…ボタンブチ9:28…御池岳9:46~10:00…ボタンブチ10:09…

土倉岳への下降点10:32…土倉岳10:48…ノタノ坂11:39…君ヶ畑駐車場12:06



君ヶ畑の駐車場に着くと先客2台、うち1台2名の登山者が準備中。

T字尾根取り付きを教えてもらいお先に出発。

橋を渡り、目印のところだったかな?さっき聞いたばかりなのに…。

植林帯の急登は心臓破り、初っ端からこれとは…。

一旦植林から抜けるところまでは頑張りどころ、その先は緩やかになっていく。

878ピーク手前で西からの尾根と合流する。

西側から登ってくる尾根にはテープがはっきり、こちらが正規ルートか。

鈴鹿10座のテープがちらほらと。

太めで黄色、よく目立つ。

しかし鈴鹿ってセブンサミッツとは昔聞いたことあるけど、いつから10座になったの?

西側は割と植林多し。

東側は落葉樹林で展望良く御池岳がはっきり見える。

T字尾根は植林帯を除けば感じがいい、好きな部類だ。

918と967のコル辺りから痩せ尾根になっていく。

場所によっては崖みたいなところも。

967からの下りはチョット危ないかなと思うところもあった。

その先には思わぬご褒美、霧氷だ。

遠くの霧氷に覆われた木々はまるで桜が咲いているようだ。

この尾根から見えるボタンブチ辺りはゴツゴツした岩壁でカッコイイ。



御池に上がる最後は等高線が混んでいてどんな感じなんだろうと思っていたが、

それほどきつくなく登って行けた。

この瞬間、好きだ。


庭園はまるで天国のようだ。







御池は冬が一番綺麗だと僕は思う。

いつもは賑わってるイメージがあるボタンブチは独り占め。

琵琶湖、対岸の山々も見える。南にはオレンジ色に輝く伊勢湾。




御池頂上からは遠く北ア、乗鞍、御嶽、中央、南アが勢ぞろい。


復路は土倉、ノタノ坂経由で。




土倉への下降点はちょっと迷った。

土倉は見えているので大きく尾根を外さず歩きやすいところを。

ノタノ坂分岐までは以前K氏と歩き済み。

分岐からノタノ坂経て駐車場までは普通に歩きやすいところでした。

ノタノ坂、なんでノタノなのかな?








頭陀ヶ平 木和田尾を登り、丸尾を下る。

2016-12-18 16:26:28 | 山歩き…鈴鹿の山
山行日:2016年12月11日(日)

天気:晴れ

山行者:単独です。

CT:駐車地8:48…(木和田尾)…頭陀ヶ平10:43…白船峠11:01…冷川岳11:09…

(丸尾)…寒山12:18…林道13:06…駐車地13:14



久々にK氏から山のお誘いがあった。

「12/23お仕事?○○さんと頭陀~藤原行くよ!」

23日って金曜やん!ムリ!と返信し休日に至った。

頭陀ヶ平は藤原の北のピーク、まだ行ったことなし。

K氏・○○さんとご一緒出来ないから今日行こうか…と山と高原地図を見ていると

木和田尾…聞いたことあるな。

丸尾は知らんが両方とも破線ルート…。

と、パッと思い浮かんだルートへ出かけることにした。

ちょっと遅めに出発して、9時前に到着。

先客三台。

破線ルートだけどちゃんと登山口あるんだね。

立派な道を歩いていると谷を渡り左岸尾根へ。

あれ?山と高原地図では右岸尾根だったような?

一旦戻るがよくわからない。

多分行先は同じなんだけど違うルートなのだろうとこの時は思い

地図通りに適当に尾根に取り付いた。

後になって考えたら地図の方が間違っていたのかも。

かなりの急登を登る。

途中ワンコが寄ってくるハプニング。

ワンワンワン!と吠えまくられるが対峙してたら下って行った。

野犬だろうか…首輪付けてたけど。

もうしばらくしたらパン!パン!と音がしたので猟犬だったかも。

誤射されたら撃たれた方も撃った方もたまらんので鈴を鳴らして先に進む。

最初の鉄塔のところまでは道なし、その先から道がはっきりしだした。

巡視路なので鉄塔があるところに出るのだが、

鉄塔の真下はすこぶる景色がいい。



(エボシ型ロボ軍団、鉄塔銀座かと思うほど鉄塔いっぱい。)

上に行くほど地面の白い部分が増えていき、深い部分はくるぶし位まであった。

本格的な雪山まではいかないけどシーズン初めの冬の山を感じるには十分だ。


頭陀ヶ平はてるてる、おまけに鉄塔まで立っている。




景色はすこぶるいい。

今日は行かないけど藤原だけはすぐそこ。


御池岳もデーンとした山容がよく感じられるほどの近さ。


ここは風ビュービューで寒いので休憩適地を探しつつ丸尾下降点へ。

稜線は踏み跡バッチシ、この人はどこまで歩いて行ったのだろうと想像する。

白船峠の標識はかなり高い位置にある。


冷川岳からいよいよ丸尾を下降するがトレースなし。




GPSで何度か確認しながら丸尾を見定め下降していく。

トレースなしはドキドキするけど自分の踏み跡が最初に付くのはいい気分だ。

906ピークはなだらかでいい感じのところ。


ここで昼休憩を取り、クリ○○サヒ目印に尾根を下っていく。

寒山手前の痩せ尾根&崩壊地脇のロープ場はヒヤヒヤ。


まさにUMA泣きでした。

雪が付いていたらもっと怖いだろうな。

寒山は長細いピーク、奥へ行ったら二重稜になっていた。


ちょこっと下って左手の520ピークがある辺り。

地形図で見ると平らな感じで先週のダイラみたいな感じかな?と寄ってみたのだけれども。

ダイラと違って木が密集していて波打ったような起伏がありくつろげる感じではなかった。

松生える390から南東へ下り薄暗い谷へ下りる。


ここは暖かい時期には来てはいけない感じがする。

谷沿いに進むと伏流した冷川へ。


向こう側へ渡ると林道、あとは駐車地へテクテク歩く。

頭陀ヶ平いいところだ。

テント張ってる写真見たことあるけどわかるな~。

ちょっと真上に電線通ってるのが気持ち悪いけどね。

あと二週で年末、そろそろ準備しないとなー。


三国岳・ダイラ

2016-12-11 20:03:25 | 山歩き…鈴鹿の山
山行日:2016年12月11日(日)

天気:晴れ

山行者:単独です。

CT:駐車地7:12…谷コース…894三国岳9:08…911最高点9:17…894三国岳9:24…

三角点9:39…ダイラ10:14…597ピーク10:59…駐車地11:32



三国岳もダイラも初めて。

谷コースを歩き三国岳へ、帰りはダイラと琵琶池に寄り尾根コースで戻るルートにした。

始めは東海自然歩道かと思うほどの幅広の道、

最初の橋を渡ると登山道らしくなる。

荒れ気味のように感じるが目印はイッパイ、迷うことはない。

540付近の分岐を過ぎ暫く行くと地図とは方向が違う支尾根の方へと道は続く。

地図通りの方向への道は無く、目印も見当たらない。

古い地図(といっても6年前)だから新しい道が載ってないのかもと思い道通り進む。

ちょっと怖いトラバース路を進むと鉄塔、その先の工事現場で道は消えていた。

頭上ににクエスチョンマークを浮かべてわかるところまで戻る。

鉄塔へと続く道はしっかり&目印イッパイだが、三国岳へと続く道は見当たらない。

ここまでハイキングモードで来たが、沢モードに切り替え地図通りの方向へ進んでいく。

迷った辺りまでは確かに道&目印があったのにその先はなんにもない。

しばらく沢の脇を歩いていると二段の滝、これは簡単に脇を巻けた。


次の人丈を越えるくらいの滝は、ヌルヌルで取っ掛かりがなく意外に難しい。

沢靴にヘルメットだったらエイヤで行けそうだが

登山靴にノーヘルでは滑った時危ない。

しかたなく右手から巻き、滝の高さの数倍以上高巻いた。

地図通り適当なところから支尾根に取り付き三角点と三国岳のコル付近へ詰め上がる。

結局道は見つけることはなく稜線の道へ上がった。

しかし6年前の地図には実線ルートとして載っているのに今は無いのは不思議である。

大雨で完全に消滅してしまったのか。

コルからは急登を登り、ここが頂上かと思ったら肩。

もうひと登りで頂上に出た。

晴れているのだがどこからか雪が飛んでくる。

折角なので最高点にも寄った。


三角点ハンターではないけど、暫くは来ないだろうから三角点にも寄った。


ちょっと怖い箇所のある尾根道、谷を下る道も滑りやすくておそがい。

ダイラへの分岐近くで鈴の音がした。前から三名やってくる。

近づいてくる人はどこかで見た顔、大垣労山のY根夫妻と女性一人だった。

まさかこんな所で…。

今年は東海フォレストのバス乗り場で、尾西谷で、そしてここで知り合いに会うとは…。

いつぞや登山人口1000万人とか聞いたことありますが…山の世界って案外狭いものなのですね。

ちょこっとお話し、最後に”来年(来季)会に戻ります(多分…)”と話しお別れした。

炭焼き小屋跡あたりから適当に尾根に取り付きダイラへ。


ダイラは素晴らしい場所でした。

この時期はニョロに心配はないので是非テント張りたい場所です。

シカのゴニョゴニョがイッパイ落ちてるって話は聞きますが…。

一息入れたらトラバース気味に歩いて597ピークへ続く尾根に上がる。

597ピークは琵琶池と呼ばれる池があり広い台地状でこれまた雰囲気がいいところ。


ここもテント張ってのんびりしたくなるね。

最後は目印はあるんだけど踏み跡が見られない尾根を下ってお墓のあるところへ降り立つ。

駐車した場所には車が2台増えていた。

烏帽子岳かな?それとも三国岳?

ニュロの心配ない季節。

しっかり積雪するまでは鈴鹿を散策するのもいいかもしれない。

小貝月山 貝月谷800左俣860右俣遡行、登山道下山。

2016-12-04 13:35:58 | 沢登り
山行日:2016年12月4日(日)

天気:晴れ

山行者:単独です。

CT:揖斐高原P7:07…貝月谷最終堰堤7:23…800二俣8:03…860二俣8:15…

小貝月山9:27…揖斐高原P10:41



12月に突入した。

朝晩はさすがに寒いけど、昼間はそんなに寒くない日もある。

今日も昼間は15度まで上がる予報。

午後から雨予報だけど、午前中は晴れマーク付いていたのでなんとかいける!?

今回は貝月谷のまだ行ったことない800左俣の860右俣に突入する。

記録を物色してたらもんりさんがツメこそ違うものの以前入ったことがあるようだ。

貝月谷は完全に冬の装いで葉っぱが落ちている分

滝もはっきり見えるのだが、なんだか寂しい。






800二俣を左へ、そして860二俣に来ると今回入る谷の最初の滝が掛っている。




水量少な目、巻くのは簡単だが直登も簡単そうだったので直登、ちべたかった。

岩ゴロゴロ区間を登り一番上にあるのが異形の三段滝。

(中下段)


(上段)

中段は某ロボアクションゲームに出てくるロボの頭部に似てる。

下から上まで右を巻き、その上は等高線通り緩やかになっていく。

最初は籔っぽいがだんだん藪も減り、天国になっていく。


1050の二俣にはなぜかピンクテープ…なぜ?


もんりさんはここで左を詰め登山道に出たみたいだけど僕は右へ、小貝月を目指す。

もうないかな…と思っていると1075辺り、沢が左へ折れたところで6m二段の斜瀑。


その先には4mトイ状、さらに30mほどの天然コンクリロードが続く。




もう何もないと思わせて、まさにサプライズ的。

最後は灌木や笹を掴んで這いあがり小貝月山頂にでた。




伊吹山とかは雲が掛ってるけど嘘みたいな晴天。


これが午後から崩れてくるとはなぁ…。

ちょっと下ったところで小休憩入れてから登山道を下った。

(軽く落ち葉のラッセル)

来週も行けるのか!?さすがに冬将軍に成敗されそう?