救ってくれる神様なんて存在しない。
ずっとそう思って生きてきた。
男はみんな糞の詰まった肉の塊だと思って、自分を殺してきた。
だけど・・・。
あの人にあって、
私も光を望んでいいんだって。
そう思える事が出来た。
でも・・・。
「あなた馬鹿なんだから、馬鹿は馬鹿らしく豚の相手でもしていればいいんです」
蛇を思わせるような目付きが嫌い。
それがこの男の印象。
「そう簡単に禊ぎ出来るわけ無いでしょう? 顧客も付いてますし・・・」
やっぱり、これが現実。
もう、どうしたらいいのか・・・分からない。
私には分からない。
心に湧き出るこの感情も分からない。
悔しみ、怒り、諦め、悲しみ、分からない・・・。
それが誰に向けてのものなのかも分からない・・・。
けど。
泣きたくない。
そして・・・。
「お母さん・・・。助けて・・・お母さん・・・」
ただ、そう呟いていた。
『あン? なんだオマエた』
・・・ドサ。
薄い壁の向こうで音がする。
それが異変であると、取り巻きが気付く前にドアを開け、
滑り込むように三人の黒い人影が・・・
「・・・お母さん」
そのうちの一人は私が知っている人だった。
私はどんな顔をしているのだろう。
思考が麻痺してしまったのか、もう何も考えられない。
完全に立ち竦んでしまった。
「なんだテメェら!!」
取り巻きの一人がお母さんに掴みかかる。
そして、一度ビクリと体が震えたように私には見えた。
何をしたのか、私の位置からは見えなかったが、
そのまま取り巻きの一人は、その場に崩れ落ちた。ピクリとも動かない。
「は~じめまして~。赤の東条さ~ん。
これ。なぁ~んだ?」
場違いな程のうれしそうな明るい声。
お母さんではない一人が、一枚の紙切れを摘み、頭上でヒラヒラさせている。
蛇のような目付きの男。東条の顔付きが明らかに変化した。
「ああ~。こっちも初めましてだね~。
黒でヘッドやってますよん。今日は慈善事業のお話ですよん」
その後のことは、あっという間の出来事だった。
東条が取り巻きを慌てて部屋から全て出し。
紙切れをヒラヒラさせていた一人が何か言っているが、
無表情のまま私を見もしないお母さんが気になって、全く覚えていなかった。
東条が頬を引きつらせて、ペコペコしている。
馬鹿みたいだ。
・・・・・・
何も分からないまま、お母さん達と一緒に私も外に出た。
そのまま停めてあった車に乗る。
・・・・・・
『なんで、・・・なんで言ってくれなかったんですか!!』
いつものお母さんの顔。
でも、お母さんは泣いていた。
『もっと私達を頼りなさい』
ただ、それだけを言って静かに私を見つめている。
ごめんなさい。
なんて言葉も出てこない程、私は泣いた。
・・・・・・
「破戒の泣き顔なんざ、始めて見たぜー」
『レアですよ~ヽ(*○w○)ノ 拝観料取りますよ?w』
大胆不敵にニヤリと笑うと、グイと涙を拭った。
『ほら! ヽ(*○w○)ノ
アナタもいつまでメソメソしてるんですか!
もう後は好きにしなさい。
で、私たちのことは綺麗さっぱり忘れなさいな^^
・・・その前に・・・』
再び大胆不敵にニヤリとすると、
『何か食べに行きましょ~うヽ(*○w○)ノ』
「近くにデザートが有名な店がありますが・・・?」
今まで一言も口を利かなかった、最後の一人が生真面目に答える。
『そこ行きましょう~Σ(○д○ノ)ノ 甘いの食べたいです~Σ(○皿○ノ)ノ』
「えー。酒飲みて~よ。さけー」
『黙れ外野(*○w○) ピカチュ~ってやるぞ~(*○w○)っд』
「ちょwあぶねwww 大体それどっから持って来たんだよw」
『死ねー(*○w○)っд』
「うっわ! なんかキタ今wちょっwあぶねwあぶねww」
助手席とその後ろの席でじゃれあう二人を見て、
私は泣きながら、心から笑った。
ずっとそう思って生きてきた。
男はみんな糞の詰まった肉の塊だと思って、自分を殺してきた。
だけど・・・。
あの人にあって、
私も光を望んでいいんだって。
そう思える事が出来た。
でも・・・。
「あなた馬鹿なんだから、馬鹿は馬鹿らしく豚の相手でもしていればいいんです」
蛇を思わせるような目付きが嫌い。
それがこの男の印象。
「そう簡単に禊ぎ出来るわけ無いでしょう? 顧客も付いてますし・・・」
やっぱり、これが現実。
もう、どうしたらいいのか・・・分からない。
私には分からない。
心に湧き出るこの感情も分からない。
悔しみ、怒り、諦め、悲しみ、分からない・・・。
それが誰に向けてのものなのかも分からない・・・。
けど。
泣きたくない。
そして・・・。
「お母さん・・・。助けて・・・お母さん・・・」
ただ、そう呟いていた。
『あン? なんだオマエた』
・・・ドサ。
薄い壁の向こうで音がする。
それが異変であると、取り巻きが気付く前にドアを開け、
滑り込むように三人の黒い人影が・・・
「・・・お母さん」
そのうちの一人は私が知っている人だった。
私はどんな顔をしているのだろう。
思考が麻痺してしまったのか、もう何も考えられない。
完全に立ち竦んでしまった。
「なんだテメェら!!」
取り巻きの一人がお母さんに掴みかかる。
そして、一度ビクリと体が震えたように私には見えた。
何をしたのか、私の位置からは見えなかったが、
そのまま取り巻きの一人は、その場に崩れ落ちた。ピクリとも動かない。
「は~じめまして~。赤の東条さ~ん。
これ。なぁ~んだ?」
場違いな程のうれしそうな明るい声。
お母さんではない一人が、一枚の紙切れを摘み、頭上でヒラヒラさせている。
蛇のような目付きの男。東条の顔付きが明らかに変化した。
「ああ~。こっちも初めましてだね~。
黒でヘッドやってますよん。今日は慈善事業のお話ですよん」
その後のことは、あっという間の出来事だった。
東条が取り巻きを慌てて部屋から全て出し。
紙切れをヒラヒラさせていた一人が何か言っているが、
無表情のまま私を見もしないお母さんが気になって、全く覚えていなかった。
東条が頬を引きつらせて、ペコペコしている。
馬鹿みたいだ。
・・・・・・
何も分からないまま、お母さん達と一緒に私も外に出た。
そのまま停めてあった車に乗る。
・・・・・・
『なんで、・・・なんで言ってくれなかったんですか!!』
いつものお母さんの顔。
でも、お母さんは泣いていた。
『もっと私達を頼りなさい』
ただ、それだけを言って静かに私を見つめている。
ごめんなさい。
なんて言葉も出てこない程、私は泣いた。
・・・・・・
「破戒の泣き顔なんざ、始めて見たぜー」
『レアですよ~ヽ(*○w○)ノ 拝観料取りますよ?w』
大胆不敵にニヤリと笑うと、グイと涙を拭った。
『ほら! ヽ(*○w○)ノ
アナタもいつまでメソメソしてるんですか!
もう後は好きにしなさい。
で、私たちのことは綺麗さっぱり忘れなさいな^^
・・・その前に・・・』
再び大胆不敵にニヤリとすると、
『何か食べに行きましょ~うヽ(*○w○)ノ』
「近くにデザートが有名な店がありますが・・・?」
今まで一言も口を利かなかった、最後の一人が生真面目に答える。
『そこ行きましょう~Σ(○д○ノ)ノ 甘いの食べたいです~Σ(○皿○ノ)ノ』
「えー。酒飲みて~よ。さけー」
『黙れ外野(*○w○) ピカチュ~ってやるぞ~(*○w○)っд』
「ちょwあぶねwww 大体それどっから持って来たんだよw」
『死ねー(*○w○)っд』
「うっわ! なんかキタ今wちょっwあぶねwあぶねww」
助手席とその後ろの席でじゃれあう二人を見て、
私は泣きながら、心から笑った。
っていうか、コノカテゴリにコメント禁止ですw
でも、よくよく思い返してみたら、ゆってたw