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Buona Verdura

人生を味わい尽くす食いしん坊野菜ソムリエの日々の記録

キクイモ(菊芋)

2011年01月13日 | ベジフル日記
先日、群馬県の四万温泉に行く途中、「道の駅おのこ」でキクイモ(菊芋)と出会った。
他にも新鮮な地元の農産物がズラリと並んでいたのに、このキクイモだけがなぜか気にかかり、帰りにもう一度この道の駅に立ち寄って買ってきた。

食用するのは菊芋というキク科の多年草の塊茎部分で、外見は生姜に似ている。




加工品が健康食材として注目されているキクイモだけど、正直いっちゃうと味そのものは決して美味しいとは言えない^^;。
そのまま生で食べると少しえぐみを感じ、シャキシャキとした歯ごたえがある。
皮を剥くと真っ白な肌が現れ、包丁を入れるとザクザクっとした感触で長いもを固くしてぬめりをなくしたような感じ。

・・・ということを踏まえた上で、試しに何品かをこさえてみた。

まずは塩味のきんぴら。



白さを活かすために調理の際の味付けは塩にしてみる。
ごぼうのような香りはないけど、すぐに火が通ってやわらかくなるので炒める時間も短くてすむのがいい。

次は薄い細切りにしたものをクレソンと和えたサラダ。



ドレッシングは、酢と醤油とごま油をそれぞれ少量づつ合わせたもの。
さっぱりとしていてシャキシャキ感もあり、今回作った中では一番美味しかった。

続いてバターをほんのり効かせたソテー。



味付けは塩コショウ。
バターの風味がキクイモのアクを消してくれる。

きんぴらの時もそうだったが、キクイモは味をよく吸収するので通常よりも薄めの味付けにするくらいがちょうどいい(まさに健康食材だね!)。また、火が通るのが早いので、あっという間にしんなりとしてしまう。歯応えを残したい時はサッと炒める程度にするほうがいいかもしれない。

最後はハンバーグ。



玉ねぎの約半分の量をキクイモに変えてみた。
みじん切りにして軽く炒めるのも玉ねぎと全く一緒。

キクイモには玉ねぎのような甘みがない分、少しあっさりした味に仕上がるけど、普通に美味しかった。

この他にも天ぷらやみそ汁など意外とどんな料理にも合いそうな気がするので、また試してみよう。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


キクイモの原産は北アメリカ北部から北東部と言われており、英語名はJerusalem artichoke(エルサレムアーティチョーク)。
キク科ヒマワリ属の多年草。

主な成分であるイヌリンには、血糖値の上昇を抑える効果があることから、キクイモは "天然のインスリン" とも言われヨーロッパでも注目されている。
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鎌倉野菜

2010年12月14日 | ベジフル日記
鎌倉散策 の日、長谷に行く前に立ち寄ったのが、採れたて鎌倉野菜の産地直売所『鎌倉市農協連即売所』(通称:レンバイ)。






みずみずしい葉物野菜からどっしりとした大根までがズラリと並んで、思わずどれもみんな欲しくなっちゃう。
でも、このあと長時間歩くことを考えるとさすがに大根は諦めるしかなく、ルッコラグリーンマスタード を購入。

ルッコラはクレソンと並んで大好きな葉物野菜のひとつ。
グリーンマスタードを家で食べるのはたぶん初めてだな。

どちらも一束の量がどっさりと多い。
スーパーで売っているものは一度で食べ切ってしまうほどの量しかないけど、これなら何度でも楽しめそう♪

ということで、まずはサラダでたっぷりといただくことにした。

水洗いしたあと、そのままムシャムシャと食べてみたところ、ルッコラは味の濃厚さにビックリ!
グリーンマスタードはわさび菜よりもピリッとして(確かにマスタードの香りがした)青臭い感じがたまらなくいい。茎の部分は少し硬め。

どちらも強い味がするので、カリッと焼いたベーコンとゆで卵をトッピングして、ドレッシングは塩コショウとオリーブオイルと絞ったゆずを和えただけのシンプルなものにした。




採れたて野菜のエネルギーがぎっしりと詰まった味は格別。
元気モリモリになった^0^。

グリーンマスタードは味と歯ごたえがしっかりしているので、肉料理の付け合わせにもピッタリだし、バーニャカウダのソースにもよく合う。

うーん、ここは間違いなくこれからの鎌倉散歩のルートに加わるじゃろう^^。
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野菜ソムリエ便 ~2010秋~

2010年12月01日 | ベジフル日記
楽しみにしていた野菜ソムリエ便が届く。

ネギ3品目とリンゴ4品目。




わぁ、こんなに沢山♪
嬉しいな~^^。

まずは4種のリンゴを新鮮なうちに食べ比べてみたところ、一番美味しかったのは紅玉
その他の品種はよく食べるけど、紅玉をそのまま食べるのは久しぶりだったのでそのせいもあるかもしれない。

酸味がシュワーッときたあとに上品な甘みが広がってきて、これぞまさしくリンゴ!って味だった。

とにかくどれもこれも新鮮でスーパーで買ってくるやつとぜんっぜんちゃうのだ。

でもカルテには苦労しそう^^;。
煮たり焼いたりして様々な味や食感を楽しんでみたい。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・






(それぞれの特徴は同封されていた紹介より抜粋)




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マーボー野菜

2010年11月17日 | ベジフル日記
寒くなってくると、辛くてアツアツなものが恋しくなってくる。
チゲ鍋をハフハフしながら温まるのもいいよねー。

でも、忙しくて料理に時間がかけられないような日もある。
そんな時、結構役立ってくれるのがストックしてある麻婆豆腐や麻婆茄子の素。

"別に豆腐や茄子に限定しなくてもよかろう" ってことで、残り野菜は何でも入れてちゃえばいいのだ。
どんな野菜を加えても失敗がないどころか、むしろこの方が野菜が沢山とれるしずっと美味しい気がする。

今回は、ひき肉の他に、なす、にんじん、にら、きのこ類、れんこん、しょうがなどをぶち込んだ。




すべてを炒め合わせた後に素を入れるだけだから超簡単だし、その時の気分によって味噌、ごま油、ラー油などを足したりして味のアレンジも自由。

個人的には、市販の素は辛みが少ないので唐辛子(真っ赤ジャン ならなお美味しい!)を追加して最後に山椒を加えるのが好き。

ところで、最近の麻婆シリーズときたら、麻婆豆腐や麻婆茄子の他にも、麻婆白菜、麻婆キャベツ、麻婆もやし、麻婆きのこなどなど本当に色んな種類があるのでビックリ(ちなみに丸美屋)。野菜の名前を変えただけで中身は全部一緒なんじゃないか~?って思ったけど、それぞれ素材に合わせて味も違うらしい。
こうなると全種類試してみたくなるのーぅ^^;。
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真っ赤ジャン <トウガラシ>

2010年10月14日 | ベジフル日記
「ためしてガッテン」で紹介されていた 真っ赤ジャン を作ってみた。
作り方は こちら

まずはじめに、乾燥したとうがらしを一つずつ切り開いて種を取り除く作業。
これが手袋を着用しながらだと結構手間取ったので、予定より量を少なくすることにした。

辛さを完全に取り除くには胎座(種がビシーッとくっついているワタ状の組織)を全部取ったほうがいいとのことだったが、少しくらい辛みがあるほうが好きなので胎座は半分くらい残してみる。

これを、ガッテンではホワイトリカー(アルコール度35%)につけ込むと言っていたが、ちょうど家に泡盛(ちなみに25%)が残っていたので、これにつけ込むこと2時間。




胎座を全部取り除いてつけ込んだ場合は、この段階でとうがらしには全く辛みはなくなるらしい。

食べてみる。

ヒィィィーッ! ペッペッ!(≧△≦)

激辛で舌がおかしくなった。

もちろん胎座を残したからだろうが、つけ込む焼酎のアルコール度数が低かったのも関係しているのかもしれない。

が、とりあえずこれをみじん切りにして、パプリカ、酒、しょうゆ、鰹節、粉チーズと炒め合わせて真っ赤ジャン完成。

つまんでみる。

おー、辛いけど後引く美味しさ♪ v(>w<*)

早速これでがってんレシピの「うま煮込み豆腐」を作ってみたけど、これは合う!

もちろん、真っ赤ジャンだけでもご飯にも合うし、ヒィヒィ言いながらちびちびと酒のつまみにするのもいい。




パプリカをその時の旬の野菜などに変えれば、様々なバリエーションが楽しめそう。

真っ赤ジャンは美味しかったけど、とうがらしをつけ込んで辛くなった泡盛!これがまたどんな料理にも小さじ1杯ほど入れると味がしまって美味しくなるので思わぬ収穫になった。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・




赤ピーマンや赤トウガラシに含まれる赤色の色素 カプサンチン(Capsanthin)は、強い抗酸化作用があり、リコピン、β-カロテンと同様にがん・動脈硬化の予防、細胞の老化防止に関連があると言われている。

また、トウガラシの辛味成分である カプサイシン(Capsaicin)はアドレナリンの分泌を促進する作用を持ち、食欲の増進、脳の刺激、体温の上昇、発汗・呼吸量の増大などの効果がある。

(野菜ソムリエのテキストより)



辛さが苦手でなければ、カプサイシン効果を引き出すためにも胎座を全部取り除かないで作るのがおすすめです^^。
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おうちパン

2010年07月15日 | ベジフル日記
第二次ホームベーカリーブームとやらで、あちらこちらのブログではホームベーカリーで焼き上げたそれはそれは美味しそうなパンが紹介されている。

私もすっごく欲しいんだけど、"場所も取るしなぁ・・・" ってことで、今のところはこのパウンド型で焼いたパンをさらに美味しくするのが楽しみになっている。
これは以前 「はなまるマーケット」 で "発酵なしのお手軽食パン" として紹介されていたものなのだが、外はサクッと中はもちもちで結構いけるのだ。



作り方はびっくりするくらい簡単。
ボウルに薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖、塩を入れてスプーンで混ぜたあと、ヨーグルト、牛乳、溶き卵を加えてざっくり混ぜ、これをパウンド型に入れて180度のオーブンで30分焼く。

ってホントにこれだけ。時間もかからない。

これをベースにして好きな野菜などを混ぜて焼いても美味しい。
中でもほうれん草とベーコンの組み合わせはお気に入りでワインがすすむ @^^@。



ハーブやゴーヤ、それからフルーツを混ぜ込んだパンにも是非チャレンジしてみたいなぁ。

ってことでホームベーカリーはもう少しお預けだね。
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グラパラリーフ

2010年07月07日 | ベジフル日記
先日、野菜ソムリエ試験対策座談会に出席した際にお土産でいただいたのがこのグラパラリーフだった。




初めて目にする何とも不思議な野菜。
(というか、コレ野菜なのか?)

そして一口食べてみた感想は・・・、酸っぱくてみずみずしい!

これはベジフルカルテ(試験の時に提出する課題)の題材のひとつとして使ってみたら面白そうだ、と思いレシピをあれこれと考えたのだが、ほとんどが水分であるため火を通す調理法は向かず結構苦戦した。

色々と試した中で美味しかったのが、白身魚のソテーにソースとして添えたもの。



小さな鍋かフライパンにバターを溶かし、塩コショウで味を調えて火を止めた後に、5mm角程度に刻んだグラパラリーフをさくっと混ぜれば出来上がり、という超簡単なものだが、グラパラの酸味が効いてなかなか美味しかった。

でも、このみずみずしくさわやかな清涼感を楽しむには、そのまま生食で食べるのが一番かも。



刻んでサラダに入れてもいいけど、この形を活かしてそのままマヨネーズやにんにく味噌(おろしにんにくと味噌を混ぜるだけ)をつけても美味しいつまみになった。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
< グラパラリーフ・メモ >

メキシコが原産地の多肉植物。
正式な品目名はグラプトペタルム・パラグアイエンセ(略してグラパラね^^;)。
ミネラルをバランスよく含み、カルシウムとその吸収を高めるマグネシウムを一緒に摂ることができるのが魅力。



和名は「朧月(おぼろづき)」。中南米やアジアの一部地域で健康野菜として食されている多肉植物を、食用に品種開発をして作られた、まったく新しい健康野菜として注目されている。
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新しょうがのきんぴら

2010年06月25日 | ベジフル日記
先日、神楽坂の「千」でいただいた "新しょうがのきんぴら" がとーっても美味しかったので作ってみた。

香りがよくほどよい歯ごたえがありながら柔らかく味は上品だった・・・という舌の記憶だけを手掛かりに、新しょうがを繊維に沿って薄くスライスし、ごま油で炒める。味付けはみりんと醤油少々。
唐辛子などは入れずに、生姜の辛さだけを活かしたきんぴらにした。




小鉢に盛り付けてゴマをぱらりと散らせばできあがり。




う、うまい!

もちろん、ビールや日本酒にもピッタリですぞ v(^0^)v


生姜大好きだし、簡単だし、これは病みつきになりそう。

後日、塩きんぴらも試してみたが、これも美味しかった。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
< ショウガ・メモ >

栄養成分はそれほど多くはないが、辛み成分 ジンゲロール・ショウガオール・ジンゲロン には血行を促進する作用や体を温める働きがあるほか、新陳代謝を活発にし発汗作用を高める働きがある。
強い殺菌力があるのもこれら辛み成分の特徴。

疲労回復・夏バテ解消に役立ち、健胃・解毒・消炎作用もある。
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アボカド

2010年06月11日 | ベジフル日記
"私はどうしてアボカドがこんなに好きなんだろう?" と真剣に考えたことがある。
それはきっと味だけじゃなく、あの爽やかな色がたまらなく好きだからだと思う。
アボカドグリーンっていうんだろうか。




そのままお刺身としてわさび醤油をつけて食べることも多いし、相性のいいマグロと合わせたポキなどもよく作る。

これはその変化形。



レモンをたっぷりふったアボカドのスライスに細く切ったマグロとチャイブをのせて焼き海苔をくるりと巻けばできあがり。わさび醤油でパクリと食べる。海苔が決め手。


一応、食べ頃のアボカドを選ぶ目はあるつもりだけど、果肉に筋が入っているような時もまれにある。
そんな時はつぶして筋を取りディップにしてポテトと和えても美味しい。

新じゃがを使った「みどりのポテトサラダ」。



具はじゃがいものほかに玉ねぎだけというシンプルなもの。マヨネーズに隠し味の醤油を少したらしてアボカドと混ぜたものをからめれば出来上がり。

いつものポテトサラダに何とも言えないコクがプラスされて美味しい!
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もやしたっぷりシャキシャキ焼きそば梅干しのせ

2010年05月20日 | ベジフル日記
家でお昼を食べることが多くなったので、できるだけ残り物を工夫して安上がりに済ませているのだが、最近よく食べているのが焼きそば。

具は何だって合うし、塩味でもソース味でもOKだから、家にある食材を集めて炒めるだけでそこそこ美味しくなる。

今回はもやしをたっぷり使い、焼きそばの麺は半分にして(一応ダイエットのつもり^^;)、ニラ、人参、しいたけも仲間に入れたところ、案の定単なるもやし炒めのようになった(笑)。




もやしはシャキシャキ感を残したいので炒める時間は短めに。
そして、紅しょうがではなく梅干しを添えるところがポイント。
ちなみに梅干しは母の自家製。

これすごく美味しくてハマってるのだ~(^o^)。

あ、梅干しは塩分が多いので焼きそばの塩加減は控え目にね。

麺も少なめ、野菜はたっぷり、おまけに梅干し入りでなんとヘルシーなランチ!・・・と言いたいところだが、このあとにドーナツだのアイスだのを食べることが多いので結局ダイエットになってない。とほほ。
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